人の非情と猫の愛情
初対面の成猫と仔猫が、まるで母子のように寄り添い合う。
かつて、筆者が保護した猫の中にも、そんな子たちがいました。
保護活動をしていると、よく見かける優しい世界です。
5年間で500頭以上の猫たちが捨てられた、石垣島の緑地公園。
交通事故や病気で僅か2~3年しか生きられない猫たちが暮らす場所。
「可哀想に、ママと引き離されて捨てられたのね。おばちゃんが守ってあげるからね」
まるでそう言うように、捨てられたばかりの仔猫たちに、見ず知らずの成猫がそっと寄り添いました。
その成猫も、捨てられた猫。
情の無い飼い主に棄てられても、猫は情を捨てない。
人間よりも猫の方が、ずっと愛情深いのかもしれません。
2023年10月3日
遺棄された5匹の仔猫に、それ以前に遺棄された成猫が寄り添う様子を、ボランティアがみかけて撮影しました。
同じキジトラ、毛色は似ていますが、寄り添っているのは母猫ではありません。
初対面の仔猫の世話を焼く母性ある成猫です。
こんなにも優しい猫や可愛い仔猫を、棄てる飼い主は情なんてひとかけらも無いのでしょうか。
なんのために猫を飼っていたのでしょうか。
棄てられた猫たちは健気に今日を生きています。
ボランティアたちは、そんな猫たちの見守りを続けています。
※見ず知らずの仔猫に寄り添う優しい猫
https://kakuyomu.jp/users/BIRD2023/news/16818093078390144815
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