東京から里親希望がきた八重山保健所の仔猫

 今年4月に生後3週くらいで収容され、複数のミルクボランティアがリレー式に育て上げた3匹の仔猫たち。

 本作中で紹介したのを見てくれた東京の方から里親希望がありました。

 現在は空輸に向けて準備の最終段階中です。


【東京へ送り出すには】

 ①ウイルス検査をする、ノミダニ駆除薬をつける(ネクスガードキャットコンボまたはブロードライン)

 ②検便と駆虫薬の投与(①の薬で条虫類は大体駆除されるが、コクシジウムやマンソン条虫には効かないので専用薬を投与)

 ③三種混合ワクチンの接種

 ④原因不明の下痢をしている場合は「スナップジアルジア」を使用して検便してもらう

 ※キーストーン動物医療センターが対応可能


 代表して1匹分の検査ですが、ジアルジアなら全員感染する筈なので、とりあえず1匹検査ということに。

 陰性ということで、ひとまずホッとしたところ。

 あとは東京で再検査してもらう予定です。


 島の獣医師たちから「屋外にいた仔猫だから何か持ってるのは当たり前なのに、どうしてそんなに細かく検査するの?」と聞かれました。

「何か持ってるならそれを調べて早く改善したいからです」と答えました。

 これまで、石垣島での検便は顕微鏡で見るのみで、ジアルジアが検出されることはありませんでした。


 筆者の飼い猫2匹も、保護主さん宅にいた生後4週頃から酷い下痢が続き、獣医師から指示されて絶食させられていました。

 ※石垣島では下痢をして原因不明だと「とりあえずゴハン抜いてみて」と病院から指示されます。

 下痢続きの仔猫たちを生後3ヶ月頃に引き取り、ビオフェルミンを投与したら治って現在は下痢しなくなりました。

 今思えば、あれもジアルジアだったのかもしれません。

 免疫力が上がったことで、下痢しなくなったのかもしれません。



※画像:小浜島ブラザーズ

https://kakuyomu.jp/users/BIRD2023/news/16818093078512779162

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