豹変する猫
TNRをしていて、餌場ではスリゴロだった猫が、捕獲した途端に狂暴化したことはありませんか?
筆者は何度かそんな猫を見ました。
「犬は人に付き、猫は家に付く」という言い習わしは「犬は飼い主を愛するが、猫は飼い主ではなく家に愛着をを持っている」という意味だそうです。
犬は環境が変わることよりも飼い主に会えないことにストレスを感じるが、猫は飼い主に会えないことよりも環境が変わることにストレスを感じる動物です。
TNRの手術を受ける猫は基本的に野良猫で、室内で飼われた経験はありません。
屋外でずっと暮らしてきた猫を保護するのは、苦労が多いもの。
知らない場所に連れてこられた猫はシャーシャー威嚇する確率が高い。
それは知ってはいましたが、驚いたのは「猛猫リンネの物語」の主人公リンネの過去。
インスタで動画をアゲていたらメッセージがきて、教えてもらった捕獲前のリンネが信じられないレベルに別猫のようでした。
メッセージをくれた方は、リンネが仔猫の頃から餌やりをしてきたそうです。
(人に頼らず生きてきた誇り高い野獣みたいな猫だと思ってた……)
「すごく良い子で、怒ってる姿は見た事がなかったです」
……我が家では毎日大激怒です……。
「とっても甘えん坊で、触ると自らお腹出してくる子です」
……我が家では触らなくてもパンチを出してきます……。
「人が好きな子で、餌やりしていた1年間、噛まれた事も爪を立てる事も怒る事も1度もなかったです」
……我が家にいる1ヶ月間間、パンチしない日や怒らない日は1日もないです……。
あまりの豹変ぶりに、双方驚いております。
餌やりさんは、リンネをリリースするなら引き続きお世話してくれるとのことでした。
リンネを捕獲したNさんと相談して、まずは避妊手術と共に仔猫から離してNさんが預かり、慣れる様子が無ければ元の場所へリリースする予定です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます