140字
@shiRanui0009
母の日
その日は生憎の雨で、花束を買うのには向いていなかった。毎年使っているなじみの花屋も、花束を用意しながら怪訝な顔をする。自宅から少し離れた目的地に着き、母の日には似つかわしくない白い花束を渡すと、雨がふと止み、かすかな青空がのぞいた。母が喜んでくれたのだろう。
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