謎のスキル"ニート"が実は最強スキルでした

@yagihiro

第二の人生もニート

俺の名前は菅原浩司

冴えないニートだ

親のスネをかじって部屋にこもっている。


そして今日、青白いライトを浴びて一日を過ごしていると、外から何やら騒がしい声が聞こえた

なんだろうか?窓を見て顔を見られるのも

嫌だし…まぁ大丈夫だろう…

「てかなんか、熱いな」

1階から妙に熱を感じる…電波も遅いし

嫌な予感がした俺は外の声をよく聞いてみることにした。すると、"火事"

この単語が聞こえた

思えば息もしずらい、やばいこれマジで死ぬ

母さんは?父さんも、どこにいる?

俺を置いて逃げたのか?

やばい立つなんて久しぶりすぎて走れない

動きず…あ…いし…き…が………


──火事が起きた時、どうすればいいか

そんなこと俺は覚えてなかった


30代後半男性 火事により─


次目が覚めるとそこは見覚えのない所だった

ここはどこだろう?薄暗い部屋の中に俺は

立ちんぼ

状況が掴めなかった


──あなた


女の声だ…でも一体どこから?

まるで脳内に響くような…テレパシーって

言うんだっけか?そんな感じだ


─あなた死んだ


直球ストレートで突きつけられたその言葉に

俺は正直どう答えたらいいか分からなかった

いや、別に俺が死んだ事自体理解している

でもそんなストレートに言えること?

もうちょっとなんかあったんじゃないの?

言い方。


──あなたは今から第二の人生を送る。

理由は、『今の人生流石に可哀想だから』


つまり同情…ってことか。

いやそんな同情とかしないで、心が痛い

てかアンタ誰なの?さっきから俺に上からな

態度とってるけど。


─私は…あなたの世界で言う神

最近、休みがなかなかにない。

説明めんどくさい、だから適当に飛ばす。


神に同情されるとか俺ヤバすぎ…て、え?、

え?いきなりすぎ、え、ちょま──


─"ワンマジック

レインカーネーション・イン・ワールド"


そして、よく分からない呪文が脳内に響き

まるで全細胞に染み渡るようにして

俺の体に、何かが漬け込んだ


そこから何があったのか、覚えていない。


─目覚めると平凡一家の家族ー


俺がその後初めて目が覚めると赤ん坊だった

つまり、また人生を始めた…ということだ


そして今俺は3歳、三年間新たな家族と

過ごしたということで、まず

家族の説明をしようか


【母 「グレイル・アレン」 26歳】

あだ名はレンちゃんだそうだ

ここだけの話、父さんから聞いたが

レンちゃんは色々とイイらしい…

ナニとは言わないが。

【父 「グレイル・ルディア」27歳】

コイツは変態だ、俺が言うんだから

間違いない

女として産まれたかったが、コイツがいるなら男で良かったって思えるくらいに。

【兄 「グレイル・エンバー」3歳】

エンバーは俺の双子の兄だ

何故か知らんがエンバーは赤いメッシュ

のような物がある、本当に薄い数本だがな

【俺 「グレイル・アルト」3歳】

俺は至ってなんの変動もない男だ

髪色は金髪、目は青色で…

あれ、他に特徴ってなんかあったっけ…

エンバーは薄い数本の赤メッシュ

ルディアは誰もが認める鋭い剣技

アレンの一瞬にして終わらす光の回復力

──俺は、何がある?










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