第40話への応援コメント
あ、そろそろ終盤に差し掛かってますかね? みたいことを聞こうかと思ったら、<了>が出てきてちょっとのけぞりました 笑。うーん、話としてはここで終えるのもありかな、とは思いますが……単純に、もっと読みたかったですね。この構成だと、むしろサイズダウンして、これの五割か七割程度の中編にした方が収まりがいいように感じられました。
とまれ、話がすいすい進んでいく流れの良さ、読みやすさ、そして起伏あるストーリー、総じて好感の持てる作品でした。閻魔大王というのが、もう少しラノベっぽくスタイリッシュにならんものかなと思わんでもないですが w、これは好みの問題でしょうかね。一方で、これまでの作品に続き、人と神との関わりをテーマに書き続けていらっしゃるのが、私自身は興味深く感じました。
ネタ的にはとんでもない着想で、いったいどんなたたみ方をするのかと思っていましたけれど、気がついたら畳まれていた、という感じでしたね。これまたしてやられたというか、腕を上げられたと申し上げるべきか。
惜しい点はいろいろとありますけれど、なんと言うか、明日乃節みたいなスタイルがだんだん出来てきつつあるように思われます ^^。過去作を一度じっくり改訂してほしいとも思う一方で、この明日乃さんの新しいところをどんどん見ていきたいと言う気も。次回の構想はもう固まっておいででしょうか? また読ませてください。連載完結、お疲れ様でした。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
腰砕けさせてしまったようで、申し訳ありません。
大無や沙也加の家族にまつわるあれこれや、中国の特殊機関がシヴァを使って……といった物語を組み込む予定だったのですが、家庭菜園に予想以上の時間をとられ、……また、筆が当初のプロットから勝手にはなれていってしまったものですから、後半は閻魔様とシヴァ神の力を使って着地しました。(笑)
次作は、鬼婆伝説にまつわる血生臭い物語か、日本の衰退した未来のSF物語か……、幅広く検討中です。
第28話への応援コメント
今回は視点人物を精選して、主人公を張れるタイプの人ばかり出てくるのかなと思っていたら、また出てきましたね、人間のクズが 笑。それも、品性下劣なだけでなく、どうやら無自覚に諸悪の根源を任じているようで。前回の不可解なエンジニアの死にも、一枚噛んでいたりしますかね?
想像外のところに想像外のバカがいると、現実じゃたまったもんじゃないですが、小説を書く上では何かと便利ですね w。さすがにこれをラスボスにするわけにはいかんでしょうが。
珍しく変換ミスを見落とされているようですので、お知らせしておきます。
政治家などに感心はない。 > 関心はない。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。早速、誤字を修正しました。
さて、人間のクズ、私の短い人生経験の中でモデルがおります。もちろん、実名などは控えさせていただきますが。
彼、もちろんラスボスなどではありません。カレーライスの隅にあるラッキョのようなもので、物語に変化を与えてくれる存在です。まあ、ある意味ゲームチェンジャーでもあります。
このクズに3話も使うのはどうかと思うのですが、成り行きで筆が止りませんでした。
では引き続き、クズの行状を楽しんでいただけたら幸いです。
第22話への応援コメント
奇抜なガジェットが世界史を塗り替えていく展開――明日乃さんの作品の真骨頂という感じがしますね。まあ、これだけとんでもないアプリが出たら、そりゃ世の中大激震だろうなとも思いますが w。
ヴァイオリンリサイタルの描写ですが、おそらくご存知とは思いますけれど、作中のように弦が切れた場合に備えて、普通は舞台袖に控えの楽器を用意してあります。弦が切れることは確かに縁起が悪いんですが、「プロであれば」そ知らぬ顔で楽器を交換し(あるいは延々と客を待たせて弦を交換し)、直前の箇所なり楽章の切れ目から難なく弾いて見せて拍手喝采を浴びる、というのが常道です。たまにある、という程度には起こることなんで、客のはしゃぎぶりもさることながら、ここまで動揺する「一流」演奏家の記述には、うるさ方から疑問符がつくことも考えられます(たぶん湾多ぐらいなものでしょうが)。
案としては
1.楽器を交換したものの、動揺したままなのを隠し切れない姿を露呈して、演奏はさんざんになった、という形。最低限の文の追加で済みますが、舞台裏にパトリックがいたのでしょうから一応鉢合わせしていたはずで、そのへん、つながりを一工夫する必要があるかもです。
2.例の「悪魔のトリル」が終わったあたりだと、(プロなら)第一弦抜きでも何とか曲にできると思うんで――このへん、専門外なんでちゃんと調べてませんが――そのまま演奏を続行しようとした、けれども、うまくいかなかった、という形。これもそれほど説明の行は必要ないかと思いますけれど、曲の終わりかけのあたりなんで、残り時間はあんまりないのが、記述と整合するかどうか。
毎度の重箱的な突っ込みで失礼します。でも、さりげなくこういうディテールを隙のない形にすると、作品の株が一層上がるという面も確かにありますので。
商業作品でも雑に書いている例が多いですから、このままでもさほど問題はないとは思います。改めて完成版を作る時のご参考になりましたら。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
指摘を受けて、クラッシックでは楽器を交換することを思い出しました。
ロックやフォークでは元が切れたまま曲の最後まで演奏するので、その感覚で書いてしまいました。
長く待たせることもあるというのは初めて知り、驚きです。
で、そうですね。少し手を加えなければなりませんね。
コンテストの締め切りのこともあるので、最後まで書きあげてから修正したいと思います。
ご指摘ならびにアドバイス、ありがとうございます。
第20話への応援コメント
>大無はうぬぼれていた。
あ、なんかこの一行ですごいフラッグが立ったような 笑。
同じスキルレベルの人間が複数出てきて、つぶし合ったり合従連衡なんかしたら話がいっぺんに面白くなりそうですが……まあ野暮な詮索はスルーしてていただくとして、期限付きのサスペンスドラマがここからどう盛り上がるか、楽しみに読ませていただきます ^^。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
そうですね。同レベルの人たちが殺しあったら、これまでにもあった小説やドラマのような本格的な〝デスゲーム〟になりますね。
ですが、ここから多数のゲーマーを描き切るには時間も能力もなく……。
極力、日常の中のデスゲームを繰り広げていきたいと考えています。〝エンドレスゲーム〟ですから。
最後まで楽しんでいただけるように頑張りますので、よろしくお願いします。
第4話への応援コメント
うわあ、これまたでかい風呂敷の話が始まりましたね w。
「誰も理解できない中身のアプリ」とか、傍から見れば物書きとして自爆要素にしか見えないんですが、そのへんは明日乃さんならあっと言わせてくれるのかなと思います。ええ、真面目に。
一見奇想天外すぎてリアリティの確保がギリギリなんだけど、進めるうちにそれなりに説得力の出てくる社会派SFってイメージでしょうかね? 最近の話題作だと、個人的にはアニメの「Psycho-pass」がそんな感じでした。最初のシリーズの時は、全然感情移入できなかったんですが、数年たって新しいシリーズ込みで見てると、日本もいろいろと社会不安が増えてくるし、なんか迫ってくるものがあるなあと。
やっぱり現代の不安要素とうまく一致させた設定を押さえれば、少々荒唐無稽でも読み手が引き込まれるんだなと思います。また骨太の長編が読めると思うと、楽しみです。ぼちぼち読みに来ます。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
世界規模の風呂敷を広げて見ました。(笑)
簡単に転生、異世界で暮らせるネット小説ならではの荒業です。
SNS社会、民主主義的多数決、人を裁く権利・権力、道徳・倫理……、そういったものを織り交ぜながら、生存競争というデスゲームを形にしてみました。
多分に粗削りですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
第40話への応援コメント
完結お疲れ様でした。
新しいジャンルに挑戦されて、意欲的に取り組まれたなあって。
野心的な切り口が興味深く、面白かったです。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
怖いとか、楽しいとかだけで終わるゲームにはしたくなかったので、ゲームと人生を重ねてみました。
世の中には『人生ゲーム』という商品があるので、安直かな、と恥じるところがあったのですが、調べてみると、彼のマリア・テレサが人生をゲームに例えているではありませんか!
それで現代社会をゲームのステージにしてみました。
バタバタと書いたので、筆の足りなかったところが多々あると思います。そうした中、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。