我が海賊道に悔いはない!〜死に戻りの無自覚たらし令嬢、念願の海賊になる!えぇぇぇぇ!?何で色んな人から告白されんの!?〜
ちーずけーき
第1話私の夢は海賊王
ある時、よく分からないが過労死で死んでしまった
我が公爵家は嫌と言う程財務や経済色々な仕事をやらされた
私の夢は海賊になることだったのに
生まれつき父と母の良い所を引き継いだ優れた容姿
才能にも恵まれて、ずっと公爵家に縛られていた
だけど、そんな私にもチャンスをくれたのだろうか?
気づいたら私は6歳に戻っていた
病死した優しいお父様も、暗殺された何時も気遣ってくれたお母様も生きていた
「うわぁぁん」
気づいたら泣いてしまった
淑女のマナーに反するのはいけないのに
でも、今なら叶えられるかも知れない
お父様が病死したのは私の才能に嫉妬したリモーネンス伯爵家が毒を持って体調を崩したから、お母様は私が発表した論文に反抗を持った一部の貴族が暗殺したから
でも前世は隠ぺいされて公開されなかった
全て私が悪い、私さえ居なければ良いんだ
じゃあ海賊になって社交界に出なければ、平気...‥?
夢も叶えられて一石二鳥?
最高じゃない
「ふ...ふふふ」
「アリシア、どうしたんだい?急に泣いたと思ったら笑い始めて」
「そ、そうよ。今日は貴方の誕生日なのよ」
心配そうに見つめるお父様とお母様
ごめんなさい、いっぱい心配かけて、裏で私のために辛い思いをさせて
もう大丈夫だから
私の存在が居なくなればいいだけだから
回帰前では、6歳の誕生日に辞典を買ってもらったけど、今回買って貰うのは決めてるわ!
「お父様、お母様。私、誕生日プレゼント決めたいのですが...‥‥」
私は思い切って言ってみる
多分、優しい二人なら許してくれると思う
「なぁに?」
「どうした?」
「海賊になりたいんです、私」
私が言うとお父様とお母様がフリーズした
そんなに変なこと言ったかしら?私
「アリシア、か...‥‥‥海賊の意味を分かっているかい?」
「そうよ、アリシアが賊になる必要なんて無いのよ!?」
お母様はパニック状態で私を揺さぶった
お父様なんか食事の手を止めてナイフを落としちゃってる
でも、必要なことだから仕方ない
「お父様、ハッキリ言わせて下さい、私は公爵家も好きですが世界に旅立ちたいのです!私はっ!!世界を見てみたいのです!賊になり襲うことはしません、世界の過酷さを知り、世界を周り自由に行きたいのです!!!必ず帰ってきますので、どうか!!!!」
私はお父様とお母様にお願いをする
公爵家と言う鳥籠に囚われること無く自由に生きたい
お父様とお母様は顔を見合わせクスリと笑った
「仕方ないわねぇ、娘も立派になったものだわ」
「ムムム...‥‥‥危険だが確かに可愛い子には旅をさせよと言うしな...」
お父様は二カッと笑い私の頭を撫でた
「いいよ、アリシアのお願いだもんね、でもね従者は付けさせてもらうよ、前々から君の専属執事にしようとしたアルベルト君をね」
お父様の答えにお母様もコクコクと頷いている
え?アルベルト?
前世で専属執事だった彼ね
恋愛に興味ない私でも分かるくらいイケメンだったけどそれより裏切ったのよね
我がリーネット公爵家を
有能だった割りには可笑しいと思ったのよ
確か正体は隣国の皇子だったかしら?
何方にしろ正体を隠しているから拒否権はないだろうけど
要注意人物ね
我が海賊道に悔いはない!〜死に戻りの無自覚たらし令嬢、念願の海賊になる!えぇぇぇぇ!?何で色んな人から告白されんの!?〜 ちーずけーき @04110411
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