まるで、童話の中に迷い込んだような気分 ♪

「しずくにだけ、教えてあげる。おばあちゃんはね、魔女なんだよ」
もう、この冒頭のおばあちゃんの言葉で、引き込まれました。
小学生のしずくにとっておばあちゃんは特別な存在で、そんなひとが秘密だよっていったその言葉は、たまらなく素敵な秘密でした。

そんな大好きなおばあちゃんが亡くなってしまってから、しずくは「おばあちゃんの井戸工房」を秘密基地にしていたわけですが、そこで思わぬトラブル発生!

突然やって来た"招かざる客"に驚き、煎じていた鍋に大量に投入された「魔法の粉」。招かざる客、幼馴染のコタくんとともに、しずくは不思議なセカイへと飛ばされる。

十話構成の短編。
その先の構想が細かに書かれたプロット。
作者さまのこの作品への思い入れの深さが、まさに目に"見え"ます。

皆さんが☆をたくさん置いて行く理由が、最後まで読んだ方なら解かるはず。
この感動を、ぜひとも分かち合いたい作品。

少女が見るキラキラしたセカイを、一緒に体験しましょう ♪


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