まるで、童話の中に迷い込んだような気分 ♪
- ★★★ Excellent!!!
「しずくにだけ、教えてあげる。おばあちゃんはね、魔女なんだよ」
もう、この冒頭のおばあちゃんの言葉で、引き込まれました。
小学生のしずくにとっておばあちゃんは特別な存在で、そんなひとが秘密だよっていったその言葉は、たまらなく素敵な秘密でした。
そんな大好きなおばあちゃんが亡くなってしまってから、しずくは「おばあちゃんの井戸工房」を秘密基地にしていたわけですが、そこで思わぬトラブル発生!
突然やって来た"招かざる客"に驚き、煎じていた鍋に大量に投入された「魔法の粉」。招かざる客、幼馴染のコタくんとともに、しずくは不思議なセカイへと飛ばされる。
十話構成の短編。
その先の構想が細かに書かれたプロット。
作者さまのこの作品への思い入れの深さが、まさに目に"見え"ます。
皆さんが☆をたくさん置いて行く理由が、最後まで読んだ方なら解かるはず。
この感動を、ぜひとも分かち合いたい作品。
少女が見るキラキラしたセカイを、一緒に体験しましょう ♪