単純なスパイとコミュ障な探偵さん
@takatuki0906
第1話『天才スパイレフターの次の任務』
今世紀最強のスパイ
100の顔を持ち
アスリート顔負けの運動神経を持つ
失敗した任務はない
そのスパイの名は『レフター』
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「勤務お疲れさまでした。」
と声をかけるとすぐに上司からお疲れさまと返ってくる、早く帰ってほしいがニコニコ笑って何も悟らせないようにする。
俺はレフター。
自分で言うのもあれなんだけど一流のスパイだ、任務を失敗に終わらせないためにも念入りに作業するのがスパイ。なんの痕跡も残さない。
上司の気配が消えると一目散に上司のパソコンを開き盗んだパスワードを入力する。
そしてお目当てのメールをちゃちゃっと見つけてとあるところに送る。
これで任務完了だ。
簡単そうな任務だが信頼を高めるのに時間がかかった、ハイリスクな作戦は立てない。これが鉄則だ。
「よし、任務完了。俺の所有物回収するか。」
任務が終わった達成感は言葉では表現出来ないほど嬉しい。表現するのであれば痺れるような感じだろうか。
サイダーを飲んだあとみたいな?
(語彙力皆)
「さて、帰るか。」
こうして帰路につく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
それから数日後のとある春の日、俺はこう言われた。
「中学生探偵の蓮見拓真《はすみたくま》の弱点を探ってこい。そのために風月中学校《ふうげつちゅうがっこう》に通ってもらう。」
「‥‥‥‥‥ふぇ?」
俺は学校に通ったことがない学校初心者なのだ。(いや、意味わからん(笑))
「別の人で良いじゃないですか!」
即座に反抗する、学校にいいイメージなどはない。任務で行った学校では物を盗まれたりパシリは当たり前、イジメ等をマジかで見てきた。
そんなところに通うなど頑固拒否だ!
「そんな口を利いていいのかな?」
うっ、忘れてた。俺はこの会社に命を握られていた。俺の命は会社の手のなかだ、いくら俺でも流石に逆らえない。
「ソノニンムニヒキウケマス。」
単純なスパイとコミュ障な探偵さん @takatuki0906
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