第3話

それから数日の記憶は曖昧だ。気がついたら僕は王都にいた。

スレイの葬儀は国中を巻き込んだ大きなものだった。たくさんの人間が勇者の死を悲しんでいた。


「……いなくなると、こんなに悲しいもんなんだな」


『アルフちゃん、初めまして!俺はスレイ。これからよろしくな!』『アルフ、遊び行こうぜ』『アリィ!今日こそ勝ってやるからな!』『アリィ!今日は何する?』『アリィ、結婚しよ!』


いつも隣にいた彼。でも、その姿はもうない。


葬儀が終わったあと、僕は1人で村へと続く道を歩いていた。


「ねぇ、スレイ。今からでも遅くないよね?」


誰もいない道にポツリと呟かれたその問いは、風に吹かれて消えていく。


「僕も好きになっちゃった。ううん、本当はずっと昔から君のことが好きだったんだろうね」


だけど、それはもう遅い。だって、彼はもうこの世にいないのだから。


「でも、これでも僕は勇者と謳われた魔術師なんだ。だから、君のために成功させてみせるよ。かの魔法を」


これはただの自己満足だ。死んだ人間を蘇らせるなんて禁忌中の禁忌。バレたら確実に処刑されるだろう。それでも、絶対に成し遂げてみせるさ。


_______蘇生魔法。禁術の一つにして死者復活の魔法。それを使って彼を生き返らせて見せる。これしか道はない。




⭐︎⭐︎⭐︎

⭐︎⭐︎⭐︎

⭐︎⭐︎⭐︎





「また、失敗だ……」


スレイと離れてからもう半年が経った。蘇生魔法はまだ完成していない。それどころか、まだ成功する兆しすら見えていない。


「なんで、どうしてだよ……」


地面に拳を叩きつける。やつれた体に鈍痛が響き渡る。


「……もう一度」


何度も、何度も、繰り返してきた。だが、何度やっても上手くいかない。


「……まだ、まだ」


諦めるわけには行かない。僕にはやることがある。


「……まだだ」


そう自分に言い聞かせる。


「……まだ」


そうしてまた僕がまた魔法を使おうとしたその時だった。


「…………?」


ふと、違和感を感じた。


「……あれ?」


視界の端が徐々に黒ずんでいく。そして、意識が闇に飲まれていった。

……ここはどこだろうか?見渡す限り真っ暗だ。


「_______?」


誰かの声が聞こえる。聞き覚えのあるような声だ。


「_________?」


何を言っているのかよく聞こえない。でも、なぜか居心地の良い安心する声。


ああ、やっと分かった。スレイか。この声はスレイだな?やっと、やっと会えた。


愛してる、スレイ。




____________________________



おはようございます、こんにちは、こんばんは。これにてこの作品は完結とさせていただきます。ここまで読んでくださった読者様方に最大限の礼を送りたいと思います。


そして、ついに明日に迫った中間テストくんも、もう少し待ってくれたら私としては嬉しい所存でございます。


さて、この作品。知っている人は知っていると思いますがいつぞやの作品のリメイク版です。あまり筆が乗らなかった前作を一から変えてみたところ、全く話が変わってしまいましたが、自分の納得いく物を書けたのでまあいいかなと思いつつ。


今回も前作同様性癖という名の欲望に支配されて書いたということは変わらずに。これからもまた書く機会があって書くやる気があったら書いていきたいと思います。


それでは!!
















tsしか勝たん!!正直ts要素いらなくね?とか言う奴がいても俺はtsが好きなんだぁ!!プラス曇らせが好きなんだぁ!!でもこの作品曇らせないしな。なんかちょっと違う……。よし、次は頑張る!!巡ヶ丘学院高校に転校できたらいいのになぁ、と思う今日この頃。


あの、隙自語いいかい?最近っていうか、つい先日どこぞのVtuberグループがなんかのチップス出したじゃん。ということで、ここでその戦利品を語りたいと思います。ちなみに推しはらなきゅらです。


ファミマ、三軒回って全て売り切れ。買えませんでした。以上!!


……なんかそんなに話すことないな、今回。しいて言えば化学が難しいくらいかな。


そんなあなたに!こんな問題をご提供!!


CO +2FEは?


ちなみに下に答えが書いてあるよ!














⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎







チクタク、チクタク。答えはCOFFEE(コーヒー)だよ!分かったかな?テストに出るから覚えておいてね!
















【二段階だよ!!】

ここまで読んだあなたはまるべーポイント2ポイント。1垓貯めるとうちの猫をもふもふする権利をあげるよ〜。もふもふ〜(コ並感)























【3段階だよ!!】(俺も一緒にね〜る!!)

        ↑お前らはダ〜メ❤️


おまけ○アルフの寝言


「んんぅ?スレイぃ、えへへー」

「_______________」

「スレイ、しゅきぃ〜」

「________________」

「えへぇ〜、スレイ大好き」

「__________________」

「ねえ〜、スレイはどうなのぉ〜」

「______本当にこいつはマジで……っ!!」




















【4段階だどん!!】(うるさいですね……)


おまけ○ とある村の宿屋にて


「スレイ様!カッコいいわ!」

「本っ当。この努力の塊といえよう体の作り方」

「顔立ちもしっかりしていて強さだけじゃない知性も計り知れますね!」

「……えっ、えっと」

「……………」

「ア、アリィ!?どうしてここに」

「ふーん、修行サボってどこ行ってるのかと思ったら。綺麗なお姉さんたちと楽しく会話してたんだ」

「い、いや。これは違くて……」

「まあ、好きにすれば」

「っ!俺は!!アリィのことを愛している!!!アリィ以外の生物に目移りすることなど!ない!!!!」

「わ、分かったから!!大声でそんなこと言うな!ここ宿屋だぞ!?」


















【5段階だよ、サーッ!!】

おまけ○IF節 (死ぬ直前は言葉の最後に「サーッ!!」をつけろ!)


「分かるんだよ……。俺には分かるんだ。もう助からないことくらい。だから、最後に聞いて欲しいことがあるんだ」

「そんなことない!あきらめないでよ!!」

「……アリィ」

「喋んないで!今回復するから!!」

「……俺さ、アリィと旅ができて楽しかったよ」

「だから!喋るなって!!」

「アリィ、俺の分まで生きて幸せになってくれ……」

「そ、そうだ!愛してるなら僕と結婚してよ!結婚すればずっと……」

「えっ?マジ?やった!?」

「は!?アンタ、怪我は!?」

「気合いで治した」

「えっ!?」

「愛の力ってやつ?」

「単純すぎない?」






















【ほっ、後書き6刀流〜】(それでこそいつものだよ〜)


おまけ○わたしたーちはここにいますー


「ん、んぅ?」

「あ、おはよう。結莉。よく眠れた?」

「……愛梨!」

「ちょっ!急に抱き付かないでよ。……どうしたの?なんかあった?」

「いや、何も。ただ、ただ急にハグしたくなっただけ」

「ふーん、まあ。そう言うことにしておいてあげる。もうそろそろ学校の準備しないとだよ」

「ん、分かった。すぐ準備するよ、愛梨」


結莉……ゆうりくん。「結」は「ス」とも読み、「莉」は「レイ」とも読む。ちょっと考えるの手間取った。


愛梨……あいりちゃん。もうそのままアイリ→アリィ。こっち楽だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界にts転生して最強の冒険者目指す話 まるべー @marub

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ