突然、プロポーズされまして。

第4話 合鍵は、酔って人に渡したりしてはいけません！！

GW最高！！

会社休み！！　酒飲み放題！！

そう思ってましたよ！！

なのに、なぜ俺はここにいるるる？？！！！

「ヨシヒロ、緊張しなくていいからね。」

「は、はい……。」

「大丈夫。今日は顔合わせだけだよ。」

「そ、そうですよね！顔合わせだけですもんね！」

「そうだよ。僕の夫になる人を紹介するだけ。」

なんでー！！！！

俺は、車の助手席で、心の声で叫んだ！

なぜこうなっているか？

AM 6：50分

俺の家のインターホンが鳴る。

ピンポンと。

今日は、宅配なんも頼んでないはずだけど…。

勧誘か……寝よ。

ピンポーン。

ピンポ～ン。

しつこいな……。

よし！

無視だ！

居留守！

これは俺に必要なスキルだ！

寝ろ寝ろ寝ろ！

ピンポ！…………ピンポーん！！ピンポポォーン！！！

（うるさいわ！！何回鳴らせば、気がすむんだ！！嫌がらせやないか！？アホやな、ほんと！！）

心の声を叫びながら起きてしまった。

くっ……、まだ早いじゃないか！ 俺は渋々モニターを見た……。　

いや……、うん。

わかっていたさ……はは。

ギャグアニメとか漫画で良くあるもんね。

はい。

エドワード・アルバーン！！さんです！！

俺は、ドアをチェーンをして少し開ける。

「カ・イ？おはよう！！」

ははは……笑顔がまぶしいです……。　

はい……。……。

どうしろというんです……？

何で住所知って……るんだよ。

「なんですか？」　

俺は不機嫌マックスに言ったのだが。

通じなかったらしい……。

「迎えに来たよ！」

「なんで、家の自宅知ってるんすか……？気持ち悪い……。ストーカー……」

「？あー、えっー……ほら……あれだよ！エドワードは社長だからだよ！」

社長……関係……？あるか？まぁ、いいや……

「個人情報って知ってますよね？社長なら？じゃあ、帰って下さい…。」

俺は、ドアを閉める。

これで解決した！……訳がなかった……。

ピンポンピンポン……。

……、もう！帰れや！！

朝早くから近所迷惑なんでね！！

ガチャ……。

あ、……あ、ぁー、なんで鍵持ってるのぉおおお！？！！！

「不法侵入で通報されますよ……」

「君からもらったんだよ♡」

はい！？ えぇぇ！？なんでよ！？

俺のバカァ！！

一夜の過ちだけじゃなかったのか！？！！！

うぅ……（泣）

「はい、行くよー。」　

で、現状です。。。

合鍵は酔った勢いで絶対人に渡さない！！

って言いながらも渡してしまっていたみたい。。

最悪です……。

本当に。

今、乗ってる高級車が、ロールスロイス！！

え！？

マジっスカ！？！！

うは！

めっちゃ座り心地がええやん！　

ふかふかめちゃんこのシート！！

最高すぎ！！

「カイ・ヨシヒロ、今日は両親に会ってもらうから。」　

ふむふむ。。

了解しました！！ いやまてよ？

へぇ？　

はぁ？　

マズイんじゃねぇか？

これってアレか？

婚約報告？

あぁあぁぁ！！！！！

やってしまったあ！

シートふかふか！！とか言ってる場合じゃあねえ！！

やべぇ！！！

俺のGW あぁあぁぁ！！！！！

27歳　黒髪、普通体型、独身、仕事営業。

合鍵は、酔って人に渡したりしてはいけません！！