第6話


 大通りからの微かな光が、ミチルの顔を照らしている。薄い闇に、ミチルの声が沈んでいく。

「この世界には人間はいない」

 ミチルは先程と同じことを繰り返した。

「いるのは、『隠人』と呼ばれる者たちだけ」

 おぬびと。エマは鸚鵡返しに言った。ミチルたちはこの世界の住人のこと、つまり自分たちのことを『隠人(おぬびと)』と呼んでいるらしかった。ミチルは説明し始めた。

「隠人には何種類か人種がある。まずは、獣人族」

 文字の通り、獣と人間が一体化したような存在の者のことである。二足歩行をするが、顔は馬であったり猫であったり、動物なのである。だが動物がただ単に二足歩行しているのではない。証拠に、手や足は獣のように毛が生えていること以外は人間のものとなんら変わりはない。体の作りも人間と似たり寄ったりである。一番人口(?)が多い。

「それから、妖人族」

 こちらは、獣人族とは違って二足歩行をしない者が多い。飛んだり這ったりといった感じで移動する。中には立って歩く者もいるが、ごく一部だそうだ。エマが大通りで見た毛玉の塊のようなものは、この妖人族の一人なのかもしれない。妖精のようなものか、と、エマは思うことにした。

「鬼人族もいる。これは、さっきわたしたちを追ってきたやつらのこと」

 鬼人族か。割とそのままのネーミングセンスであることにいくぶんかホッとした。だが、六つ目やら一つ目やら三つ目やらが跋扈している様子を思い描いてエマはげんなりとした。言っちゃ悪いが、そんなところに出くわしたらかなり気色悪いだろうし、悲鳴をあげること必須だ。しかしここではそれが普通なのだ。人間にも、白色や黒色、黄色の肌を持つ人々がいるように。

「それから、狗人族」

 ミチルは続ける。

「狗人族は、皆、変化することができる。狗人族の血が流れる者は、相手の家系が何であれ狼になることができる」

「狼に……って、どういう、」

「そのままの意味。体の一部ないしは全身を、狼の身体に変えられる。時に誰かを守り、時に誰かを殺す狼に。一時は他の隠人たちから崇められる存在だった。そして、狗人族の者たちは皆、人間に近い容姿をしている」

 瞬間、エマは気づいて声を上げた。

「えっ、じゃあミチルは……」

「そう。わたしは狗人族の一人」

 ミチルは何故か顔を俯けた。大きな瞳が伏せられ、顔に影が落ちる。

「ミチルのお父さんが、その狗人族の人なのか?」

「違う」

 ミチルは顔を上げた。まるでエマに敵意があるかのように、エマを睨みつける。

「わたしのお母さんが、狗人族だった。父親は、竜人族の一人」

 そして、とミチルは続けた。

「竜人族は、隠人全てを統率する王様の一族。隠人は皆、竜人の王様に従わなければならないし、王様は隠人全員を守る義務がある。この世界を守り、秩序を保ち続けるために竜人族はいる」

 エマは驚いて目の前のミチルを見つめた。

「……すごいな、ミチルは。みんなを従える、王様の子供だったんだ」

「何も、すごくない。……竜人族には他の族に無い特別な能力を持っている。だから、他の種族から恐れられ、慄かれ、崇められているだけ」

「特別な能力……?」

「そう」

 ミチルの声はどんどん沈んでいった。

「竜人族は、どんな怪我でも瞬時に直すことができる治癒の能力を持っている。この能力は普通は八歳までに開花する。そして能力が開花すると、同時に竜人族の子は自分の子供を作ることができるようになる」

 それを聞いたエマは目を剥いた。

「は、八歳、から……?」

「そう」

「男も女も?」

 我ながら馬鹿げた質問だと思った。しかし八歳。早すぎやしないか。やはり人間とは体の作りが違うのか。ミチルは淡々と答える。

「そう、男も女も」

 それから、何気ない感じで衝撃の事実を伝えた。

「能力が開花した者の平均寿命は、三十六歳。だから決して、早すぎるということはない」

「三十、六……」

「どうかした?」

 平均寿命が、逆に短すぎる。エマはなんと言って良いか分からず、口を開けたり閉じたりした。その様子を見ていたミチルが自嘲的な笑いを口元に浮かべた。

「確かに他の種族から比べれば短すぎる平均寿命かもしれない。隠人の平均寿命は、だいたい八十から百。人間とほぼ同じだと聞いてる。でもそれは、能力が無事開花した者だけの話。能力が何らかの不具合で開花しなかった場合、その者は、普通の隠人と同じように百歳近くまで生きることができる」

 その代わり子供を作ることはできないけど。

 ミチルは最後の一言を、呪文を唱えるように言った。そしてさらに、胸が悪くなるような事実までエマに話したのだった。

「だから、もし、生まれてきた子供が出来損ないで、能力を持っていなかった場合、その代の竜人族と結婚した相手の家系の親は罰として処刑される。出来損ないを産んだ、その罰として」

「……は?」

「もう、その代のその種族の親からは能力持ちの子供は生まれないとされているから」

「ちょっと……待てよ。そんなの、酷すぎる」

「酷い?ここではそれが普通」

 ミチルの冷酷な声は、エマの声を一刀両断した。

 正直、もう説明を止めて欲しかった。情報量が多すぎて、頭の中で処理しきれていない。しかし目の前の少女は止まらなかった。何か、体内に留めてあった有害な物を今ここで全て吐き出してしまおうとするかのように。

「そして、能力を持つ子が生まれるまでその代の竜人族の長は他の家系と子を作り続ける。何回も、何回も。治癒の能力の何がそんなに大事なのか分からない。でも、それほどまでに、一族の治癒の能力は他の隠人たちから重宝がられている」

 言い切った途端、ミチルの顔が歪んだ。

「…………出来損ないが生まれてくるのは何代かに一度だけ。だからそんなに頻繁に処刑が行われるわけではない。でも、能力を持たない子が生まれてしまったら、何があっても必ず処刑は実行される。例外はない……それで、」

 一瞬の沈黙。

「……今の竜人族の長の子は、八歳になっても能力を開花させることのできない『出来損ない』だった」

「え……」

 それって。

「だから……だから!!」

 一瞬、ミチルの両眼が異常な光を帯びた。

「わたしの母さんは、『出来損ない』を……『出来損ない』のわたしを産んだ『罰』として!『処刑』、された……!!」

 ミチルは無表情だった。それなのに、大きな両眼からは、決壊した堤防さながら涙が後から後から流れ出てきて、ミチルの頬を濡らしていく。ミチルは無表情だが、純粋な怒りをその瞳に宿していた。

「あんなところにいたくない。子すら産めない『出来損ない』として、あんなところで生きていたくない。大切な母さんを殺したのは、あの王宮の、人たち。でもそれも、わたしの所為、わたしの能力の所為のようなものだ!そんな場所で生きながらえさせられて、一生苦しむのなら、王宮の外で野垂れ死ぬ方がよほどマシだ!」

 ミチルは叫んだ。悲しみを焼き尽くすような怒りは、しかし悲しみの涙で燃え広がることができず、ぶすぶすといつまでも燻っているのだ。

 「辛かったね」。この一言を、エマは口に出す寸前で呑み込んだ。そう言えば、自分に同情の視線を投げかけてきた奴らと同等になってしまう。相手の心情など少しも考えない、その場限りの陳腐な言葉の羅列。何も考えずに、その場のシチュエーションに合った言葉を見境なく吐き出していく愚鈍者。そんなものにはなりたくなかった。

 この一言が、実際に誰かの心を救うこともある。だがそれは見かけ上の、上っ面だけの取り繕いだ。本当の辛さなど当事者でないと分からない。

 本当に同情が欲しいわけではない。同情も憐憫もいっさいいらない。本当に欲しいのは、傷ついたことを本当の意味で理解し、慰めて、ずっとそばにいてくれる者だけ。

 ミチルは俯いたまま肩を震わせ、涙を流し続けた。エマは、彼女の深青色の髪に手を置き、そっと、撫でてやった。出過ぎた行動だと分かっている。一歩間違えれば、それはエマの嫌いな人種と同じになってしまうことも。しかし今は、どうしてもミチルの頭を撫でてやりたかった。

 ミチルがハッとしたように顔を跳ね上げた。

「あ……ごめん、なさい。初対面なのに……こんな話されて、迷惑……」

「そんなことない」

 エマはミチルの言葉を遮って言った。

「迷惑だなんて……そんなことないよ、ミチル」

 エマは微笑んだ。やはりこちら側が逆光なので、表情がミチルにきちんと見えているとは言い切れなかったが。

 ミチルは顔をくしゃくしゃにして、再び俯いた。落ちた涙が、ミチルの足元に水玉模様を作っていく。白く変色するほど強く握りしめられた拳が、微かに震えていた。


 時が全て解決してくれるわけではない。この二人がいかに悲惨な人生を歩んできたとして、今この場に幸せの神が舞い降りてくるなど、そんな幸運なことが起こるはずもなかった。この二人は今まで忘れていた。

 二人とも、追われている身だと言うことを。なんの冗談か、それに加えてエマは手負いの身なのだ。しばし怪我のことを忘れていたエマだが、後頭部の傷は塞がっていないままである。無論、少しずつだが出血していた。


 直後、無粋な声が二人の鼓膜を貫いた。

「おい!ここら辺であいつらの匂いが途絶えてるぞ!!」

「一人はお嬢と……この血生臭ぇのは人間のか」「ちくしょうあのガキ、お嬢のこと連れ去りやがって!!テメェのくっせぇ血の匂いがお嬢についちまったらどうするってんだ、おい!!」

 ドスドスとコンクリートの廊下を踏みしめる音が聞こえてきた。エマはミチルの目の高さに合わせるようにしゃがみ込み、ミチルの目を覗き込んだ。

「ミチル。一緒に逃げよう。逃げられる限り逃げるんだ」

 言いながら涙を拭ってやる。

「ごめんなさい、エマ……こんなことに、巻き込んでしまって」

 ミチルが沈んだ声で言う。エマは笑った。

「何言ってんだ、ミチル。どうせ俺だって、見つかれば追いかけられてた。誰のせいでもないよ」

 ガン!と金属質のものが硬いものに叩きつけられたような音が鳴り響いた。どこかの一室の扉が力任せに閉められたのだろう。それにがなり声が続く。

「クッソ!!どの部屋にもいねぇじゃねぇか!」

「残るはあと二部屋だぜぇ」

「手前のから行け!」

「オラ!!出てこいやクソガキ!!」

 怒声は刻一刻と近づいてきていた。

「やっぱり、追いつかれてしまった……」

 ミチルが怯える。

「エマ……どうやって逃げる?」

 エマは部屋の中を見回した。闘争路などない、埃を被った一介の部屋だ。当たり前だ。居住するためだけのスペースに、どうして闘争路が必要であろうか?逃げ場などどこにもない。この部屋は、逃げ込んだが最後の袋小路であった。まさに袋の鼠だ。

 しかしその部屋には窓があった。大通りを見下ろせる、あの窓だ。飛び降りることで逃走することは可能かもしれない。しかし怪我をするリスのクが大いにある逃げ道だった。いくらあの身体能力の高いエマでも、ミチルを背負ってでの飛び降りは難しいことだろう。良くて足を捻るくらいだろうが、下手をしたらミチル共々怪我をする。着地に失敗したら、最悪、死だ。

 それでも逃げ延びてやる。

 エマは窓に飛び付き、一縷の望みをかけて下を覗き見た。途端、熱気が頬を包み、喧騒が耳をつんざいた。相変わらず化け物が大通りを埋め尽くしており、人熱(この場合化け物熱とでもいうのだろうか)特有の不快な匂いが鼻をつく。しかし下を覗いたエマは、何を思ってか口の両端を吊り上げた。笑ったのだ。そして、ここで初めて、幸運の女神が自分たちに微笑んだことを悟った。

 その窓の下には、たまたま出店があり、その屋台が貼っているテントの布が位置していたのだ。これなら飛び降りても怪我をしない。それどころか、別の闘争路がエマの頭の中には描かれ始めていた。

 袋の鼠?いや。

 窮鼠猫を噛む、だ。

「……出し抜いてやる」

 エマはミチルを振り返った。

「ミチル。……おいで」

 ミチルが駆け寄ってくる。彼女が手の届く範囲まで来るなり、エマはその体をひょいと抱き上げた。

「しっかり掴まっていろ、ミチル。飛ぶぞ」

「え?」

 ミチルは信じられない物を見たと言うような顔をしてエマの横顔を見つめた。エマは行き交う異形の群れを睨みつけている。彼の目は、大通りの光を反射してギラギラと輝いていた。一種、狂気を孕んだような目だったが、ミチルは、その目を見て逆に安心した。異様に光るその目だが、危なげな異常さはなく、むしろ自信が溢れているような、この状況を楽しんでいるいたずらっ子のような余裕さを感じたのだ。エマは笑っている訳ではなかった。むしろその顔には厳しさが滲んでいたが、ミチルは、絶対、この窮地を切り抜けられるという確信を得た。彼女はエマの服をぎゅっと握りしめた。

「いいか?」

 エマが問う。

 ミチルは力強く頷いた。

 その瞬間、エマはミチルを背負ったままサッシに飛び乗るなり窓の縁を蹴り、思い切り下のテントに飛び込んでいた。少しでも時間稼ぎになるように、部屋に誰もいなかったと思わせて鬼を撹乱するために、後ろ手に窓ガラスを閉めることも忘れなかった。コンマ数秒、風が頰を嬲ってゆく。二人の体は、真っ白い布に吸い込まれるように落ち……ピンと張ったテントは、エマたちを惜しみなく受け止め、その上二人分の体重を吸収するどころか、逆に大きく跳ね上がって二人を弾き飛ばした。いわば強力なトランポリンのような役割を果たしたのだ。エマたちはそのまま異形たちの頭上を飛び越えるように空中を飛んだ。そして、大通りの向かい側に、同じように立っていた廃ビルの二階の一つの窓を、弾かれた時の勢いそのままに蹴破り、二人は飛び散ったガラス片共々その部屋に転がり込んだ。

「おっ……おい!い、今の、見たか!?」「見た……なんか、なんか飛んでた」「どーせ獣人族のムササビとかだろ」「いや、なんか……狗人族っぽかった……」

 大通りを行く者たちが、エマたちに気づかぬはずもない。部屋に転がった二人が知らぬうちに、自分たちの頭上をすっ飛んでいった飛翔物体について、下の通りではそれなりにざわついていた。

「今の、なんだ?」「さあ……」「どうせ狗人族のガキがパルクールの練習でもしてたんじゃないか?」「狗人族?そういや最近、竜人族の王様の娘さんがいなくなったとか、そんな噂が……」「ああ、確か今の代の王様は狗人族の女と結婚したんだってな。娘は家出か?」「まあお母さん殺されちゃあなぁ……」「だが『出来損ない』なんだろ?しょうがないことだよなあ」「家出もしたくなるわな」「おおこわ……」

 部屋でエマが痛みに呻いている間、下ではそんな会話がなされていた。どうやらそれほど怪しまれなかったようだ。しかし、そんな会話が聞こえるほどエマは余裕ではなかった。

「あっ……ぐぅっ、う、痛……!!」

 後頭部を押さえてエマは転がっていた。というか芋虫のように悶えていた。どうやら元から怪我をしていた後頭部分の、その傷口の上にガラス片が当たったらしい。新たな傷をパクリと開いたそこからは、今や再び血が勢いよく流れ出していた。

「え、エマ!?」

 ミチルが飛びついた。エマは顔を顰め、唸った。

「う……すっかり忘れてた……あああ……思い出すと身体中いってぇ……」

「何があったの」

 エマはミチルの手を借りてゆっくりと起き上がった。傷はそれほど深くなかったので、起き上がっても支障はなかった。

「さっきから気になってた……あなたの、頭の後ろの、怪我のこと」

「頭は、多分鞭でやられた」

「鞭で?」

「うん」

 エマはぽつぽつとこの世界に来るまでの経緯をかいつまんで話した。貧民街のこと、ストリートチルドレンのこと、孤児院のこと、学校のこと。ハイネのこと。最後、無法の輩に絡まれて敗北したこと。エマは話しながら上着を脱ぎ捨てると、中に着ていたハイネックの腕を捲り上げた。

「うわ……」

 思わず声が漏れた。腕は、赤いミミズがいく匹も這ったように腫れていた。背中や肩も同様だろう。エマの腕を見たミチルが息を呑む。

「痛そう……」

「うん……正直、かなり痛い」

 情けないけど。エマが呟く。ミチルがすくっと立ち上がった。無機質な声がエマに降る。

「エマ、ついてきて」

「どこに?」

「この近くに、医者がいる。獣人族でおじいさんのお医者さんなんだけど、安心して。彼は盲目だから。あなたの姿を目の前にしても、一切、咎めるようなことはないと思う」

 顔は無表情だが自信に満ちた声でミチルは言った。気丈にも、もう涙は目に光っていない。

「……分かった」

 ミチルの小さな手が差し出される。エマはその手を取って立ち上がった。

 二人が転がり込んだそのビルは、どの部屋にも誰もいなかった。完全に廃ビルだ。エマがこの廃ビルを逃亡の道程に組み込んだのは、『廃ビルである』という事柄に十割方賭けた賭け事だったので、エマは胸を撫で下ろしていた。幸運以外の何物でもない。まあもっとも、誰かいたところで気絶させていただろうが。足音を忍ばせる必要はもうなかった。

「鬼たちはまだ諦めてないと思う。こっち。急いで」

 ミチルがスチール製の粗末なドアを開け、二人は部屋を出た。廃ビルに使用可能な照明などもちろん無く、真っ暗な廊下が続いている。ミチルがドアを後ろ手に閉めると、部屋から漏れ出ていた微かな光は完全に遮断され、闇が辺りに満ちた。体にまとわりつく濃密な闇は、肺に吸い込めば二度と吐き出せぬと錯覚させるようであった。有り体に言って何も見えない。

「大丈夫」

 ミチルが囁いた。柔らかなものがエマの手に触れる。ミチルの小さな手だった。そういえば先ほども、こうやってミチルに手を引かれていた、とぼんやりとエマは思った。悲しみを無理やり押し込めたような、湿った、弱々しい声でミチルは笑った。

「あなたは何も見えなくても、大丈夫。わたしは──狼は、夜目が効くから」

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The wolves in the dream 篠目薊 @Sazami0330

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