父上の説得を終えて、自宅の門を出ると、豊五郎が待っていた。

「じゃあ行くか」

「はい」

 と同意しあって、私たちは永江を出る街道のほうへ歩き出す。

 晴れ晴れと広がる青空の下で、

「いろいろな銘菓が待ってるぞ。楽しみにしてな」

「ですから、私の目的はあくまで武者修行です。甘味巡りはついでです」

 と話しながら、私たちは歩き続けた。

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剣士と商人の実家脱出 大沢 朔夜 @oosawasakuya

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