2冊目、虹を待つ彼女

最初数ページを読んだ時、ああ、これは凄い、一気に読み進めたい! と思う、取材の大切さをしみじみ思い知らされた物語でした。


こういうことはあまり言うなということをあえて書きますが、下手な翻訳古典小説を読むなら、これ読みこんだほうがよっぽど小説の面白さや書き方がわかるのでは? と言えます。


私は遅読なのでちまちまと読んでいたのですが、心の底では「早く続きが読みたい!」と思える小説でした。


誰向けか、といえば、人工知能やゲームといった単語に興味がある中学……いや高校生なら読んで損はしない。普段はライトノベルしか……という方でもそういった馴染みのあるものを作る大人たちのお話でもあるので、すっとお話に呑み込まれると思います。


書いてないだけでもう数百冊は読んできましたが、ここまでリアルを感じさせる物語は本当に珍しいので、もう読んだことある人が多いとは思いますが、この感動は今しかないので書き留めさせていただきます。


本当に、調べて書くって大切なんだな、と思わされました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

簡単な読書感想(簡易) しーんーせーかー @cinseiqa

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ