ある少年の幻想入り

@yakizakanateisyoku2438

第0話 幻想入り

ある研究所にて、、、

「はぁ、、どいつもこいつもクズばっかだな。」

そう呟いた少年は、目の前の男を摩訶不思議な力で燃やした。

「ふぃー、これで依頼達成。依頼達成金は既に貰ってるから、後処理して帰るか。」

少年は淡々と死体や血の処理をして、帰ろうとした。しかし、誰も居ないはずの空間から声がした。

「突然だけど貴方、幻想郷に来ないかしら?」

それは、女の声だった。

「誰?」

少年は少し警戒しつつ、その女に質問をした。すると女は

「あら、質問を質問で返すのは感心しないわね。とはいえ、自己紹介しなかった私も悪かったわ。」

と言い、1拍置いて

「私は、八雲紫。幻想郷で賢者をしているわ。」

と言った。

「幻想郷?」

少年は八雲紫に聞いた。それもそのはず、少年の世界に幻想郷という場所は存在しないのだから。

「幻想郷とは忘れ去られた者達の楽園の事。そこには、人間や妖怪、神なんかも住んでいるわ。」

八雲紫は、少し眠そうにして答えた。

「なるほど。でも、なぜ俺を幻想郷に?」

少年が質問すると、八雲紫は間髪入れず答えた。

「え、面白そうだからに決まってるじゃない。」

「What!?」

少年は、あまりにも予想外の答えで変な声を出した。

「で、行くのかしら?」

解答を急かすように八雲紫がいった。

「まぁ、この世界に心残りは無いので行きますよ。」

そう答えた瞬間、足から地面を踏みしめる感覚が無くなった。

「ようこそ幻想郷へ。私たちは貴方を歓迎するわ。」

そう優しな声に送られて穴に落ちていった。




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