繋ぐ糸の色を教えて
増田朋美
繋ぐ糸の色を教えて
その日は、ようやく春という気候になってきたような、穏やかに晴れてちょっと暑い日だった。そんな日がこれからも続いてくれれば良いのだが、そういう日が長く続かないのは、もう当たり前の様になっている。つまりどういうことかというと、急に暑くなって、ものすごい暑い日々が続くのだと言うことだ。
その日、杉ちゃんが、用事があって外出し、製鉄所に帰ろうと思って、富士駅でタクシーを待っていたところ。駅の階段を、左腕を失った男性が、降りてくるのが見えた。それが誰かとすぐわかった杉ちゃんは、
「よう!お前さんはフック船長だな。こんなところで何してるんだ?」
と、でかい声で言った。
「もしよければ。お前さんも乗っていかない?割り勘していけば、お前さんの負担も楽になれるぜ。」
「そんな事言わないでくださいよ。いつもその悪役と一緒にされるのは本当に困ります。いくら片腕であっても、ちゃんと植松淳という名前があるんですから。」
杉ちゃんの一言で、フックは、嫌そうに言った。
「いや、お前さんは音が馬鹿で純粋すぎる。少し、悪役のいき方を真似しても良いんじゃないのかな。だから、そう呼ばせてもらうぜ。僕はこれから製鉄所に帰るんだ。お前さんも少しよっていかないか?だって、お前さん、つらそうな顔してんだもん。そんな顔で家に帰ってみろ、可愛い奥さんが泣くぜ。」
「もう、すぐバレるんですね。どうせいつもこの顔と片腕ですよと言っても、杉ちゃんにはかなわないですね。すぐに見破られちゃう。」
フックは、杉ちゃんにいうと、
「当たり前だ。お前さんの顔に出てるよ。どうせいつもどおりの嫌な目にあったんだろ。だったら、こっちへ来て吐き出しちまえ。変えられないことで悩むのは人間の宿命だ。だけど、それを変えることだってできないやつのほうが多いんだ。皆適宜にガス抜きをして、それでいきているんだな。そういうわけだから、お前さんも、誰かに話しを聞いてもらって、楽になってから帰ったほうが、良いってもんだ。さあ乗れよ。」
杉ちゃんは、でかい声でそう言って、近くを走ってきた、ワゴンタイプのタクシーを止めた。
「杉ちゃん本当にすごいですね。なんでも見抜けちゃうんですから。そういうことなら、僕も乗っていきます。」
フックは、杉ちゃんと一緒にワゴンタイプのタクシーの運転手に乗せてもらって、タクシーに乗った。
数十分ほどタクシーに乗って、二人は製鉄所に到着した。二人が製鉄所のインターフォンのない玄関から建物内に入ると、杉ちゃんおかえりと言って、二人の女性利用者が出迎えた。製鉄所というのは単に建物名で、特に鉄を作るという意味の建物ではない。ただ、居場所の無い人たちに、勉強したり書物のしごとをしたりする部屋を貸している施設である。ときにはここで間借りをする人もおり、水穂さんが部屋を間借りしていた。杉ちゃんが、利用者に、水穂さんはどうだったと聞くと、あんまり元気では無いみたいと、利用者は答えた。
「そうか。それはしょうがないな。それでは、お茶でも飲んで落ち着いてもらおう。」
杉ちゃんは、上がり框の無い玄関をさっそうと通り抜けて、四畳半に行く。フックもお邪魔しますと言って、製鉄所の建物内に入った。長い廊下を移動して、四畳半に入ると、水穂さんはおかえりなさいと言って、布団の上に起きた。
「いやあ、こいつがな、今日もいつもどおりの嫌な目にあったということで、そのガス抜きをしにこさせてもらいましたというわけだ。じゃあ、僕らは、何も悪いことは言わないから、お前さんのいつもどおりの嫌な目を、話してもらおうな。」
杉ちゃんが言うと、フックは、申し訳ありませんと言って、左腕があったら、そうしただろうなと思われる形で、水穂さんに向かって座礼した。
「いやあ、良いんだよ。もうねえ、腕が無いとか、歩けないとか、そう言うな、体の個性というものに負けちまうことは、いっぱいあるんだよ。じゃあ、今回も、作曲したのを見せてみろ。今日は、どういうものを書いて、叱られてきたわけ?」
杉ちゃんは、何でも見抜いているように言った。
「はい。もう杉ちゃんには叶いませんね。曲というのはこれなんですよ。静岡市のオーケストラの方に頼まれて、書かせてもらったんですが、こんな曲は、弾いてもしょうがないと言われて、断られてしまったんです。」
フックは申し訳無さそうに言った。
「そうか。じゃあ、スコアを拝見させてもらおうか。今日の曲は、交響曲とか、そういうのかな?オーケストラから頼まれたって言うんじゃ。」
杉ちゃんが言うとフックは、風呂敷包みを解いて、杉ちゃんに五線譜を見せた。杉ちゃんがなんて書いてあるんだと聞くと、水穂さんが、
「ピアノ協奏曲第一番ト短調。」
とタイトルを読んだ。
「ト短調。はあ、これはまたくらい調性を選んだねえ。」
杉ちゃんが言うと、水穂さんは専門家らしくスコアに目を通した。確かに、きれいに書かれているスコアであるし、ちゃんとト短調という調性もあり、今流行りの訳のわからない無調音楽ではない。3楽章ある協奏曲で、一楽章がソナタ形式、二楽章が三部形式、三楽章はロンド形式となっているが、水穂さんは、そうですねと小さい声で言った。
「そうですね。確かに、調性もあって、受け入れがたい音楽では無いと思うんですけど、でも、この技巧的すぎる和声の使い方は問題だと思います。確かに、聴衆には受けるとは思いますが、でも、弾き手には、大変だと思います。」
「つまり、有名な作曲家に例えていえば誰になるの?」
杉ちゃんが聞くと、
「はい。リストの超絶技巧練習曲ににたものがあると思います。それに、ソリストは確かに派手なカデンツァを有することでかなり満足すると思いますが、オーケストラのほうは地味で、あまり目立ちません。これはショパンの協奏曲と似ています。そういう意味では中途半端なんですよ。そうではなくて、ピアノだけではなく、オーケストラにも気を配らないとね。もう一度、改訂して、オーケストラに持ち込んでみてはどうでしょうか?」
水穂さんは専門家らしく答えた。
「そうですね。右城先生、ありがとうございます。やっぱり、ピアノの方に重点を置きすぎましたね。ごめんなさい。うちに帰って書き直します。オーケストラの方には、こんなやつに協奏曲なんか書けるはずがないと言われました。そりゃそうですよね。だってタクトすら、振れないんですから。だから、無理な話だったんです。やっぱり、こういう曲は、両手がある人に書いてもらったほうが良いのかな。」
フックは水穂さんに言った。すると、いきなりけたたましい音を立てて、鶯張りの廊下から誰かが走ってくる音がした。誰だろうと杉ちゃんが言うと、
「その必要はない!」
とでかい声で言いながら、広上麟太郎が駆け込んできた。
「なんですか、広上さん。いきなりその必要はないなんて。ちゃんと理由を話してくれないかな。それを忘れてしまうのは、まずいんじゃないの?」
杉ちゃんがそう言うと、
「ちょっとスコアを見せてみろ。改訂なんてしなくていい。ピアノが派手で、オーケストラ側がつまらない協奏曲なんていくらでもある。それと同じことだと思えば、いくらでも上演できる。」
麟太郎は、水穂さんから、スコアをむしり取って読んでみた。
「ほほう、なかなかいい協奏曲じゃないか。俺たちは今、ネタがなくて困っているのさ。チャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲が、今の社会情勢でひけなくなってしまって、困っていたところなんだ。そういうことなら、この曲をぜひ、やらせてもらおう。」
「でも、広上さんのオーケストラの人たち、かなり気位が高いようですし、この曲では、つまらないと言うんじゃないですかね。」
水穂さんがそういった。
「それに、ソリストを誰か連れてこなければならないという問題もある。」
と、杉ちゃんが言った。
「そんな事は、気にしなくていい。それならソリストはお前がやればいいんだ、水穂。そしてタクトは俺が振る。そうして、演奏が終わったあとで、作曲者として、ジェームズ・フックが舞台に出てもらって、俺が感謝の言葉と一緒に解説してあげる。そうして、ジェームスは、団員から花束をもらう。これで、ジェームスも一躍有名になれるぞ。やれやれ、めでたしめでたしだ。」
麟太郎は、そう言ってフックの左腕の無い、肩を叩いた。
「いいえ、絶対そういうふうにはいかないよ。広上さん。第一、フックは、タクトも振れないということで、断られたんだよ。それとも、ゲッツみたいに鉄の手をつけて、出てもらうか?」
杉ちゃんがそう言うと、
「いや、義手でタクトは確かに振れない。片腕だけでは、無理なのも俺がよく知ってる。」
と、麟太郎が言った。
「そうですよ。それにゲーテのゲッツは戦闘員で、指揮者ではありません。それでは、植松さんが可哀想ですよ。いくら、曲を書いたとしても、障害があることで受容されなかった例は、いくらでもあるでしょう。」
水穂さんがそう言うと、
「いや、大丈夫だ。ベートーベンだって耳が聞こえなかったのに、ちゃんと曲を書いたんだから大丈夫なの!この曲は間違いなく、傑作であることは、間違いないんだから、初演したっていいじゃないかよ。水穂、お前もな、いつまでも布団に寝ていないで、ちゃんと体力をつけて、しっかり体をなんとかしろよな。ああ良かった。これで次の演奏会の曲が決まったぞ。」
麟太郎だけが、一人ニコニコしていた。皆、なんだか心配でしょうがないという顔をしている。
「演奏会が成功すれば、第二のゲッツが現れるということで皆に喜んでもらえるぞ。それでお前も有名人だ。良かったなあ。じゃあこのスコアは俺が預かるよ。明日オーケストラの練習に持ち込んで見るから。多分いらないと思うけど、細かいところで訂正が必要なら、またお前にも来てもらうからな。よろしく頼むぜ!」
「絶対にうまくいくはずがありません。」
水穂さんがそう言うと、
「お前がそういう消極的な態度を取っているから、こうやって作曲家が有名になれないんじゃないか。いいか、演奏家は偉ぶってすごいやつばかりでは無いんだよ。演奏家というのはな、すごい作曲家の作品を広めるためにも要るんだよ。ただ過去にある作品を継承していくだけじゃだめなの。ショパンのピアノ協奏曲を、かっこよく弾くだけが演奏家ではなくて、新しい作曲家の作品を、知らせるという使命も持っているんだ。それをしないんじゃ、お前だって職務怠業だ。良かったなあ。これで水穂もジェームズ・フックも、一躍有名になれる。幸せいっぱい。嬉しいねえ。」
麟太郎は楽譜を持ってにこやかに笑った。
「そういうわけだから、このスコアは俺に貸してくれよ。後でコピー取って、楽団員さんに分けるから。もちろん、コピー代は俺が払う。」
「まあ、広上さんを止めるのは無理だよな。なんでも、実現できちゃう身分の人を止めるのは、無理な話だって知ってるから、まあこれ以上は無理だ。」
杉ちゃんは、でかい声でそういった。フックはとても不安そうに、うつむいてしまった。水穂さんが大丈夫ですよと小さな声でそう言うが、あまり効果のない励ましだった。
「よし、じゃあ俺、このスコアを持って、明日の練習に行ってみる。後で改訂をお前に頼むことがあるかもしれないが、そのときはよろしく頼むよ。」
麟太郎がでかい声でそう言うと、
「あの、広上先生、僕も明日オーケストラの練習に行ってもいいですか?僕、ちょっと不安なので、一緒にいきたいです。」
フックは、また不安そうな顔をして、そう言うと、麟太郎はああいいよとでかい声で言った。
「作曲者が一緒なら、なおさらいいや。それなら、明日の練習でちょっと解説してもらおうかな。作曲の経緯とか、作曲者として、こういうふうに弾いてほしいとか話してもらおう。よろしく頼みますぜ、ジェームス・フック船長。」
「わ、わかりました。」
麟太郎の話にフックは恥ずかしいのと申し訳ないのが同居したような表情で、小さく頷いた。
「まあ良かったねえ。とりあえず、お前さんの名を、作曲家としてメジャー化することはできるだろう。」
杉ちゃんがそう言うと、フックは、ハイと言った。
その翌日。
フックは、麟太郎がよこしてくれたタクシーに乗って、富士市の市民文化会館に行った。妻の植松聡美さんが着いていこうかと言ったが、フックは一人で行くと申し出た。こんなピカピカの高級車に乗って、大丈夫なのかしらねと聡美さんは不安がっていたけれど、フックは一人でタクシーに乗り込んだ。まあ、ワゴンタイプのタクシーであれば、こういう障害のある人が乗るのは珍しいことでは無いが、それでも運転手は、片腕の人が乗るのは珍しいといった。
そうして、タクシーは富士市民文化会館の正面玄関で止まった。玄関のガラス張りのドアの前で、麟太郎が待ち構えていた。
「ようこそ!待っていたぞ。今からオーケストラのメンバーに、楽譜を見せるから、一緒に来てくれ。」
フックは、麟太郎が、一緒に来てくれと頼んだのではなく、自分が来たいと言ってここに来たのだと訂正しようかと思ったのだが、麟太郎はそんな事はすっかり忘れている。流石に忘れ物の多い広上先生である。とりあえず、二人は、文化センターの練習室に入っていった。練習室に入ると、オーケストラの人たちが、各々用意したチューナーで楽器の音程をあわせていた。バイオリンなどの弦楽器から、フルートやクラリネットまでの管楽器。オーケストラの人たちが持っている楽器たちは、皆ピカピカに磨かれていて、きれいに光っていた。それほど楽器を愛しているというか、音楽が好きな人の集まりなんだなと思う。
「おーい皆聞いてくれ。今日は、新しい協奏曲を書いてくれた作曲家を連れてきた。リストにも負けないくらい、超絶技巧の作品を書いた。名前はえーと、ジェームス・フック、じゃなくて、」
麟太郎がそこまで言うと、フックは、
「ごめんなさい、名前は植松淳です。」
と言って頭を下げた。皆彼の服装や、障害があることをしげしげと見た。確かに、左腕は、そのものが着いていなかった。なので、着ている着物の袖が意味なくたらりと着いている。フックは、もう一度楽団員さんに向かって頭を下げて、
「よろしくおねがいします。」
と言ったのであるが、ちょっときつい顔をしたフルーティストが、
「はあ、ジェームス・フックね。あの初心者向きの楽曲で見たことがあるわ。すごいつまんない曲であたしはあまりすきではなかった。」
と彼に言った。
「確かに片腕ではあるが、すごい作品を書く、作曲家だぞ。スコアを見てもらおうか。」
麟太郎は、スコアをコンサートマスターに渡した。スコアはバケツリレーのような感じで、オーケストラの人たちに渡された。オーケストラの人たちはスコアを眺めて、
「まあ、つまんない協奏曲ね。ピアノのほうがすごく技巧的なのにあたしたちは、全然見せ場が無いわ。」
「ショパンの協奏曲みたいに有名な作曲家の作品をやるわけじゃないから、これではオーケストラが単に伴奏としか意味を成さないじゃないか。」
と言い合った。
「そんな事無いじゃないか。他にもオーケストラがつまらない協奏曲はいっぱいあるだろ。」
麟太郎が言うと、
「だけど、こんなつまんない曲、ピアノに全部美味しいところを持ってかれてあたしたちは、つまらないだけじゃない。広上先生、こんなものとてもできませんよ。」
と先程のフルーティストがすぐに言った。
「それにつまらない協奏曲は作曲者が著名だからやるといったのは誰ですか。先生でしょ。確かに忘れ物の多い先生だから、そういう事もあるかもしれないけど、あたしたちは、先生をここで雇ってるわけじゃない。それを忘れないでよ。」
バイオリニストがそういう事を言った。確かに指揮者という立場ではそうなってしまう。指揮者はオーケストラの主役のように見えるが、基本的にオーケストラに雇われるという立場であり、逆を言えば、オーケストラに好かれることがなかったら、解雇されるということも無いわけではない。
「まあそうだけど、、、でも、この作曲家の協奏曲を皆で広めようとは思わないだろうか?」
麟太郎がそう言うと、オーケストラの中から失笑が上がった。笑った理由を言ってみろと麟太郎が言うと、
「だって、片腕でしょ。これでは指揮もできないじゃない。それに、今どき着物を着て、ろくな身分の人じゃないわよ。そんな人の曲を、うちのオーケストラで取り上げるの?」
と、バイオリニストは、笑いを隠せないまま、そういう事を言った。
「それに、誰も信じてくれないと思うわよ。片腕の、左腕の無い男が、こんな大曲を一人で書き上げるなんてできるわけ無いでしょ。必ず誰か手伝った人が要るはずよ。そういうことには絡みたくないわ。ねえ、皆。」
フルーティストがそう言うと、他のオーケストラの団員もそうだねえと言い合った。
「だけど、最近は、ロシアものがやれなくて、困っているじゃないか。ネタ切れもいいところだと言ってたじゃないかよ。」
麟太郎がそう言うと、
「でも私達は、左腕がなくて、丹下左膳のなり損ないのような人の曲を演奏する気にはなれませんよ。」
とバイオリニストに言い返されてしまった。
「広上先生、もういいですよ。僕みたいな障害者はこうなる運命なんだ。それはしょうがないことだから、諦めます。早くオーケストラの人たちが望んでいる曲を練習してください。」
フックは、麟太郎に言った。そうして自分はやっぱり帰りますといい、電話ボックスはどこにあるか訪ねた。左腕のない彼には、スマートフォンを片腕で操作することはできなかった。誰かに連絡するのであれば、公衆電話を使うしか無いのだった。
「どっかそこにあるわ。」
馬鹿にしたようにフルーティストが言うと、フックは
「わかりました。」
と言って、一人でドアを開けて、練習室を出ていってしまった。そうして、練習室の近くに公衆電話があるのを見つけ、10円玉を入れ、タクシー会社に電話する、麟太郎は追いかけては来なかった。多分オーケストラの団員がそうさせなかったのだろう。それとも忘れてしまったか。まあ、どちらでもいいやと思いながら、彼は自分を向かえに来てくれるタクシーが到着するのを待った。
繋ぐ糸の色を教えて 増田朋美 @masubuchi4996
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