この場所にいてもいいよと思わせるそんな部活を置いときたくて

「あれ、先輩、この短歌は誰のですか?」

編纂している短歌の中に見知らぬ名前があった。


「それは、先輩の先輩? 文芸部がまだ同好会の時のメンバーらしいよ」


過去の部誌では名前を見たことないような……

「あ、執筆者じゃなくて編集の方に居ますね」

ぱらぱらと参考用に積んでいた昔の部誌をめくり、名前を見つけ出した。



―― 解説 ――


放課後の部室って居場所感があって良いと思いませんか?

同好会が部活になって存続しているのをみると、誰かの受け皿になってたら良いなと思います。


しかし、この世代が同好会作って、この世代で部活になって……と考えていくとあっという間に十年位経つことになって愕然としますね。

どっかに文芸部の歴史短いって書いたけど、長いじゃん。歴史ある部活って何年ぐらいからだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

文芸部 歌集【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】 水城みつは @mituha

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ