第11話 珍客 - ②
元服した幸王丸こと
「なるほど。つまり、通行手形を発行するかわりに、
「はい」
大井
「
二人の話しをじっと聞いていた
「はい。理由はわかりましたが、通行手形を発行するには、いささか見返りと釣り合わないかと存じます」
すると、大井
「いや、こちらもそれだけとは申しませぬ。関東に所領が
「ほう。各地の情報でございますか」
上杉
そんな
「
若い
「ええ、我々
足利
(ほう。情報の価値を理解しておるのか。さすがは関東管領なだけあるな)
と、上杉
「そうか。まあ
足利
「わっははははは!
三人しかいない室内に
「
「ええ、
「ありがとうございまする」
大井
こうして、
今後、大井
「では、早速で申し訳ないが調べてもらいたいことがあるのだけれど、よろしいか?」
「はい、何なりと」
足利
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