第2話 余
本題とは関係ない偏見マックスの話いくつか
序
Twitterとか見てると肯定的な意味で話題になってる作品を批判するとどっかからキッモイオタクが集まって攻撃し、否定的な意味で話題になってる作品を肯定評価するとまたどっかから集まってボコボコに攻撃するという光景がよくあるんですよね。
別に感想なんて個人の自由ですし、作品を作った関係者でもなければ否定的な感想だろうが肯定的な感想だろうが関係がないはずなんですけど、Twitterというかインターネット全般の炎上大好きで話題に乗っかって安全地帯から他人を攻撃するのが大好き性格がそうさせるんでしょうか?
私個人の感想ですがどんなクソの山みたいな意見であったとしても、本人が自分で考えて自分で文章としてまとめたオリジナルの文章であればそれだけでそれなりに価値があると思いますし、話題に乗っかってどっかで聞いた言葉をコピペして人の意見にケチをつける人たちはどれだけバスろうが正しく見えようがクソだろうと思います(個人の意見です)
破
素人の見方と評論家の見方が違うという話をしましたが オタクの見方というのもあります。
何百本もアニメや映画を見て「今回の作品は」と評価する中でいつの間にか評論家になってる人もいますが、「〇〇たん萌ー」と同じ作品やそのシリーズは何百回も見るけどでアニメや映画全体、他のジャンルについては詳しくない、場合によっては素人よりもしらない、って狭く深くのパターンです。
別にそれはそれで一つの見方ですし、一つの作品について深く掘り下げるんだというのも一つのあり方ですからすごいことだと思います。
それとは別に「俺はアニメを何百本も」「毎回全話視聴してる」「漫画を何千冊も」って数だけは誇るんだけど、話す中身は素人のままのオタクさんがいます。
別にそれはそれでいいんですよ、金をいくら積んだかで愛を語る昨今の資本主義の豚的オタクでは大正解だと思いますし。
ただそういう視聴した本数やいくら金をつぎ込んだかを持って
「おれはにわかより詳しいオタクなんだ!!!お前ら素人よりも詳しいんだ!!!お前らとは見方が違うんだよ!!!!愛が深いんや!!!」
って顔して話を始める人がいて
「だったらもう少し深いこと言ってくださいよ」
とい言いたくなる場面がちょいちょい。
今の時代大体の知識なんて検索したら出てくるわけでさ。ドヤ顔で話したいならせめて頭の中の知識で話さず、その知識を更新してから話してください。あなたが口から吐き出してるそれまとめサイトかウィキペディアかTwitterあたりで仕入れた知識と誰かの意見でしょ?俺それ前見たことあるよ。というかちゃんと作品見た?でかい口叩きたいならさ、と思う次第。
(ただ小難しい事実を話す人より、ちょっもいい加減でも断言して誰かを攻撃する人のほうが往々にしてバズる。誰も事実なんか興味無いんだ)
急
「大衆的な意見とは反対のことをいう偏屈な評論家の意見は必要なのか?」
というのはちょいちょいみかけることですが、多様性の確保という意味でかなり重要です。
音楽の世界では
「客観的指標である売上で受賞者を決める」
を売りにしたゴールデンディスク大賞があるのですが、嵐やAKB、SnowManといった同じような顔ぶれが複数回並んでます。
https://www.golddisc.jp/award/
音楽の売上は音楽の質だけではなく、固定ファンであったりビジネスのやり方、広告宣伝なんかで左右されるわけですから、売上を基準としたら固定ファンと販売ノウハウがある人たちが有利になるのは当然です。
しかしこれだと毎回同じような人が並んでしまいます。
それに同じような賞ばかりだとその賞レースに最適化された似たような作品しか生まれません。
(一応書いておきますが、受賞者が音楽としてどうこうって話はしてません。継続して売れてるってことは音楽の質としても程度の差はあっても標準を超えた作品なのは当たり前だと思います)
売上や動員数といった客観的指標は分かりやすいのは確かですが、それは往々にして面白みがなくて
「売上ランキングでいいじゃん」
「こういう作品を作れば受賞できるから」
って話になってくんですよね
なので売上じゃない別の指標、つまり評論家や業界関係者という「わかってる人たち。素人じゃないひと、大勢とは違う目線を持つ人」の評価が求められるわけです
まぁその一方でTwitterあたりみてると、自分の意見がないのかただビッグウェーブに乗りたいだけなのか
「世界で一番売れてるから世界で一番美味しい食事はハンバーガーとコカ・コーラなんだ。これをまずいというお前はおかしい!」
「日本で一番を売れてるから日本で一番すごい女性歌手はAKB!お前のそれは売れてないだろ!!」
的な言い出す自称オタクなひとたち、ちょいちょいいるんですよね。
Twitterでバズりやすいからって安易で相手に対して手軽にマウントを取りやすい客観的指標に頼ってしまう弊害そのものっすなと思う次第です。
最後に ほんとに余談
評論家やレビュー(ここでは映画に限りません)というのは商売で評論するわけですが
「招待してもらったから、スポンサーだから、仕事として発注を受けたから、広告を出してもらってるから」
的なあれでどうしようもない商品や作品であっても肯定的なレビューを書かなくちゃいけないということがあります。
こういう場合、評論家個人の意見や感想というのはありませんがレビューを書く必要があるのでスペックであったりあらすじといった、 カタログやパンフレットを見れば分かる客観的指標、もしくは検索したらでてくるSNSの他人の評価の割合が増えていきます。
なのでレビューを仕事にしてるような人のレビューで本人の感想よりもそういったあらすじであったりスペックの割合でが多い 雑誌などに乗ってるレビューは
「あ、そういうことなんだろうな」
と思いながら読んでおくといいかなと思いますし、カクヨムなんかで評価を書く立場になるのであれば、誰にでもわかる作品解説や本文のあらすじ解説だけではなく「面白かった、つまらなかった、よくわかんなかった」レベルでもいいので自分の主観的な感想を軸に書いておくといいかなと思います。
評論家と素人の評価が違う作品について〜日本最高の女性歌手はAKB〜 飛騨牛・牛・牛太郎 @fjjpgtiwi
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