夏祭り

n622

「夏祭り」


20XX年八月七日――東京都目黒区


 東京都目黒区のなんの変哲もないアパートの一室で上里和馬は頭を抱えていた。目下の懸案事項は夏休みの予定である。といっても、夏休みにすることがなくて思い悩んでいるわけではない。問題は、この夏に母の実家の川上村に帰省するかどうか、である。率直に言って、彼は田舎が大嫌いだった。できることならば行きたくはない。  

しかし、それは母の意向に反する。上里家は傍系ではあるが、川上村の神官家である。 そして、母はその上里家の跡取り息子として、上里神社で行われる夏祭りに参加することを彼に求めているのだった。

 実際のところは、母の発言の信ぴょう性は疑わしい。別に祭りに参加したところで何をするわけでもないのだから、特に参加する必要性があるわけではないのだ。現に去年は高校受験に集中するために、帰省しなかった。恐らく母は親戚の人たちの相手を一人でするのが面倒なのだろう…。

 と、ここまで考えたところで顔を上げた。結論が決まっていることをいつまでも考えることは意味がない―結局彼は母親に面と向かって逆らうことはできないのだ。



八月十二日――群馬県川上村


 夏の日差しが少し和らいできた夕刻、上里和馬は自転車をこいでいた。川上村は最寄りのコンビニまで車で二時間という超が付くほどのど田舎だ。こんな田舎では散歩くらいしかすることがない。一通り村を回り終え、今は祭りが行われる上里神社へ向かっている。行く手には二つの山が見える。左に見えるのが藤ヶ山、右側が上山で、その間を宮川が流れている。目的地の上里神社は上山の中腹にある。



 神社へ続く石段の傍に自転車を止める。自転車を持って階段は登れないから、ここからは徒歩だ。祭りの前日というだけあって境内は騒がしい。とりあえず本殿に向かい、お参りを済ませてふと考える。まだ帰るには早いな…。今から帰ったら夕食までかなり時間がある。実家には遊べるものは何もないし、祖父母も祭りの準備で忙しくしているから、構ってはくれまい。

 もう少し時間を潰していこう。そう思ったとき、境内から伸びる一本の道に目が留まった。この方角は――藤ヶ山に向かっているのか?川上村には殆ど毎年帰省しているので村の道はよく知っているつもりだったが、その道は知らなかった。興味をひかれた和馬は少し歩いてみることにした。


 滅多に人が通らない道だな。歩きながら上里和馬は考えた。視界は開けているが、下草がかなり道に侵食してきていて、スニーカーで歩けるかどうかギリギリの道だ。それもそうか――和馬がこの道に興味を持ったのは、知らない道だからということ以外にもう一つあった。川上村の人間は余り藤ヶ山に入りたがらないのだ。上山を始めとして、村の周辺の山々は祖父母らによく連れて行ってもらったものだが、藤ヶ山に来たことだけは一度もない。そういうわけだから、この道が寂れているのは当然なのだ。そして和馬はそんな村の人々に嫌われている藤ヶ山に興味があった。

 藤ヶ山と言うだけあって藤の花は多いような気はするが、それ以外は普通の山だな。そう思って前を見た和馬は驚きの余り息を呑んだ。


 上里和馬の行く手の、数メートル先に小さな祠があった。その祠の石段に少女が腰かけていた。年は小学校低学年位だろうか、藍色で丈の長いワンピースを着ていて、髪は――恐らく黒髪なのだろうが、ここからだと光の加減で金髪に見える。迷子だろうか、と和馬は思った。この明らかに人通りの少ない道で人に出くわすのは驚きだし、それが年端もいかない少女ともなれば尚更だ。とにかく、近づいて声をかけてみよう、ここからでは表情もよく見えない。助けを必要としているかもしれないのだから、見て見ぬふりはできない。

 「こんにちは」と当たり障りのない挨拶をしてみる。「こんにちは」と返して顔を上げた少女の顔は―比較的明るい表情をしていた。どうやら迷子ではなさそうだ。とはいえ、気になったので何をしているのか尋ねたら、信じられない答えが返ってきた。


「お兄さんを待っていたの」と、少女は言った。


 彼女は「上里藤花(とうか)」と名乗り、和馬の遠縁の親戚だと主張した。この時点で、和馬はまだ名乗っていない。どうして自分が上里家だと分かったのか尋ねると、少女は笑って、「お兄さんは川上村では有名だからね」と言った。有名人と言われてもピンとこないが、少なくともいい意味ではないだろう。しかし問題はそこではない。彼女は和馬を「待っていた」と言った。その真意はなんだろうか。それについて聞くと、藤花は「それはちょっとした冗談だよ」と言った。

「誰が、何時ここにくるかなんて、私に分かるわけないよ」

「でも、誰かに会いたかったのは本当だよ。お父さんもお母さんもお祭りの準備で忙しくて、全然藤花と遊んでくれないんだもん」

 どうやら藤花はまだこれから遊ぶ気満々のようだが、和馬はそれができないことが分かっていた。もう日がかなり傾いている。日が完全に沈む前に帰った方がいい。

藤花にそのことを伝えると、かなり不満そうだった。そこで、かわりに明日のお祭りを一緒に回ろうと提案した。藤花は渋ったが、粘り強い交渉の結果、この条件で承諾してもらい、二人で帰路に就いた。



 神社までもう少しのところで分岐があって、彼女の家は別方向だったのでそこで別れた。送っていこうとも言ったが、すぐ近くだからということで遠慮されてしまった。


 停めておいた自転車をひろって、家路を急ぎながら上里和馬は考えた。子供とはいえ、初対面の相手にここまでするものだろうか。普通はしないだろう。恐らく和馬自身も、誰も自分に構ってくれない川上村に嫌気がさしていたのだろう。そうでなければ、見ず知らずの女の子と祭りを一緒に回る約束などするはずないではないか。



八月八日――群馬県川上村


 祭り当日の夜、上里和馬は神社の神楽殿にいた。帰省した以上は、和馬も神官家の人間として扱われる。即ち、祭りの奉納演舞に参加することが求められるのだ。と言っても、正装して他の一族の者と神楽殿に座っているだけだが。

篠笛の澄んだ旋律とともに演舞が始まる。これしか見るものがないので仕方なく見ているが、ほとんど毎年のように見ているので内容は覚えてしまっている。舞手は二人で、片方が悪役でもう片方がそれを倒す神官、という筋書きだ。悪役は槍のような武器を持って暴れるが、神官は手に持った藤弦で巧みに悪役の槍を絡めとり、最後にはそれで悪役を縛り付けてしまう。

 外から来た人は、なぜ藤弦かと思うかもしれないな、と和馬は思った。この地方では藤弦は神聖な植物だと考えられているのだ。まあ、なぜ藤弦が神聖な植物なのかは和馬にも分からないのだが。



 演舞を見終わったら藤花と合流した。集合場所は昨日別れた小道の分岐だ。早速、境内の方に向かおうとすると藤花は「お兄さんが遅いから、お祭りは一人で回っちゃった」と言った。

「お祭りに行くのはもういいから、その代わりにちょっと離れたところからお祭りを見てみない?今日は明かりがたくさんついてるからきっと奇麗だと思うんだ」

「ちょっと離れたところって?」

「この前の道をもう少し行くとね、見晴らしのいいところがあるんだ。川上村が見渡せるとってもいいところだよ」

 それって、今から藤ヶ山に登っるてことじゃないか、と和馬は思った。そんな危険なことできるはずがない。しかし藤花は強気だった。

「今日は月が明るいから、大丈夫だよ。いつも歩いてる道だし、夜に来たことも何回もあるんだから。」

 確かに、藤花の言う通り道は明るかった。しかし、夜の山道では何が起こるか分かったものではない。和馬が決めかねていると、藤花が口を開いた。

「あれれ、もしかして怖いの?」

 それを言われてしまうと、行くしかないだろう。こんな年下の少女に舐められるのは我慢がならない。

「そんなわけないだろ、行くよ」

 そう、力強く答えた。



 いくつかの分岐を右へ左へ曲がりつつ、小一時間歩いていくと、藤花の言った通りかなり開けた場所に出た。薄暗くてよく見えないが、どうやら古い神社の跡地のようだ。ここは宮川を挟んで神社とほぼ真反対にある場所のようで、祭りが行われている上里神社が良く見える。祭りの明かりと月光が混ざり合って宮川に反射し、なんとも言えない幻想的な風景が広がっていた。

 これは、わざわざ歩いてきたかいがあったな、と上里和馬は考えた。

「いやぁ、素晴らしい景色だね、ありがとう」

「へへ、いいところでしょ。藤花が探検してて見つけたんだ。村の人は知らないから、内緒だよ」

「それでね、いい景色を見せてあげた代わりに、お兄さんに手伝ってほしいことがあるんだけど…」

 参ったな、と和馬は思った。この年の少女がお願いするようなことで、自分にできそうなことが何一つ思い浮かばなかったからだ。

「やるかは分からないけど、とりあえずそれが何か教えてくれる?」

 そう言うと、藤花は「ついてきて」と言って広場の奥へ入っていった。



 藤花に連れられて薄暗い広場の奥へ進んでいくと、先ほどいたところは所謂手水屋のあったところで、本殿はもっと奥に会ったのだと気づいた。つまりこの神社は上里神社と同じくらいの規模ということになる。

目が暗闇に慣れてくると、神社の本殿が見えてきた。崩れてはいるが、かなり大きな建物であったろうことがうかがえる。藤ヶ山にこんな神社があるなんて知らなかったな、と和馬は思った。


 さらに奥へ進んでいくと、神社の御神木が見えてきた。その姿はかなり異様で、和馬は思わず息を呑んだ。御神木に無数の藤弦が巻き付いていたのだ。それも木肌が見えないほど幾重にも絡まって。和馬があっけにとられていると藤花が口を開いた。

「ひどいよね。この社はさ、昔はたくさんの人がお参りしてとても栄えていたんだ。だけど…」

「いつしか人々に忘れ去られ、今はこうして朽ち果てているの」

 話をする藤花はまるでそれを見てきたかのように、辛そうな表情を浮かべていた。和馬にも、この社が遠い昔は立派な姿をしていたのだろうことは分かった。御神木も、今でこそ藤弦まみれだが、幹の太さで考えれば優に川上村よりも長い期間ここにあるのだろうと想像できる。

「それでね、お兄さんにはこの神社をきれいにするお手伝いをしてほしいの」

「そうは言っても…これ全部はとても無理だよ」

「わかってる。私も神社を立て直そうなんて思ってないの。ただ…」

「あの可哀そうな御神木だけはなんとかしてあげたいの。お兄さんの手で藤弦をほどいてあげられない?」


 なるほど、その位ならできるかもしれない、と和馬は思った。「やってみる」と言って藤弦に手をかける。しかし、弦は、その細さからは想像もできない程の強度があり、全身の力をかけても弦を断ち切ることは叶わなかった。


 十数分の格闘の後、和馬は降伏を宣言した。

「だめだな、思ったより弦が固いや、僕の力じゃほどけない」

 そう告げたときの藤花の顔が今にも泣きだしそうだったので、和馬は慌てて付け加えた。

「また明日試してみよう、そのときには家から道具を持ってくるからさ」

「えぇーほんとに明日も来てくれるの?」

「そんなことで嘘つかないよ」

「約束だからね」

 そう言って藤花は左手の小指を差し出した。どうやら指切りをしたいらしい。子供らしいな、と思いながら指切りをして、昨日と同じ分岐で藤花と別れた。



 神社の境内はすでに人がまばらになっていた。少し遅くなったな。そう思って、上里和馬は自転車をこぐ足を早めた。


 帰宅すると、和馬以外の家族―父、母と祖父母、は居間でテレビを見ていた。

「遅かったじゃないか、何してたんだ?」という祖父の質問に、細かい説明をするのが面倒だったので、「祭りを見てたんだよ」、と答える。

「ほぅ、珍しいこともあるもんだな。全然見かけないから、てっきり演舞が終わったらすぐ家に帰ったもんだと思っとったが、どこにいたんだ?」


 答えに困る質問だな、と和馬は鬱陶しく思った。ここで下手な嘘をつくとばれる可能性があるので、正直に答える他ない。しかし、あまり興味を持たれて色々聞かれるのも嫌なのでなるべく興味をひかないように答える。

「あぁ、こっちで知り合った子にいいところを教えてもらってさ、藤ヶ山の方に神社の跡地があって、そこから祭りを見てたんだよ。」

そう、これはごく普通の、何ら変わったところのない返答。そのはずだった。


「お前、オヤシロに行ったのか」

 

 そう言った祖父の声があまりにも低かったので、驚いて祖父の顔を見た。今まで見たことがない険しい表情をしていた。

「えっ?」

 状況が呑み込めず、返答ができない。重苦しい沈黙が居間を包み込む。どれだけたっただろうか、いや、きっと一分もたっていないのだろう。


「ごめんなさい」――母の声だった。

「和馬には言ってなかったの。年に一回しかこっちには来ないし。まさか藤ヶ山の方まで行くとは思わなくて…」

 

 また、居間に沈黙が訪れた。次に口を開いたのは祖父だった。

「そうか、まあ行ってしまったものは仕方がない。村のもんに見られてたら面倒なことになるが、知らなかったのなら和馬を責めても仕方なかろう」

「だが、お前『こっちで知り合った子に連れていってもらった』と言ってたな、村に住んでいるのなら、禁足地の話を知らないはずはない。そいつの話を詳しく聞かせてもらう必要があるな」

 有無を言わせぬ口調だった。

 

 一通り和馬の説明を聞いた後、祖父は禁足地について説明し始めた。その要点はこうだ。

 曰く、あの古い神社はかつて村に害をなした悪神を封じているところらしい。村の人々は小さい頃から藤ヶ山に入ってはいけないと教えられて育っているらしい。神官家の中でも限られた者だけがその具体的な場所を知っており、封印の管理をしているようだ。また、祭りの演舞はその悪神を封じたという神話を伝えているものらしい。

 あらかた話し終えた後、祖父は「自分は神様に会ったことはないし、会えるとも思っちゃいないが」と前置きして、神話の内容を信じるなら、和馬があった少女はその悪神か、その使いである可能性が高いと言った。

「さらに現実的な問題として…」と言って祖父は話を続けた。


「川上村の上里家にはその位の年の女の子はいない」

 祖父は、そう断言した。

「村を離れた者たちまで把握しきれてはいないが、そもそも村に住んでいないのなら、禁足地へ向かう秘密の道を知っているのはおかしい。」


「いずれにせよ、そんな得体の知れないものに会うのは危険だ。」

 そう言って祖父は、和馬は藤花に会いにいってはならないと結論付けた。



 その夜、上里和馬は布団のなかで考えを巡らせていた。確かに、今になって考えれば藤花の発言にはおかしな点がある。藤花は「この社は嘗て多くの信仰を集めていた」と言ったが、一方で「この場所は自分で見つけたもので、村の人間はこの場所を知らない」とも言った。では、なぜ彼女はその社の昔の姿を知ることができたのだろうか。彼女の正体や真意は分からないが、明らかなことが一つある。


 藤花は和馬に嘘をついている。



八月九日――群馬県川上村

 

 まだ朝靄の残る早朝、上里和馬は息を切らしながら山の急斜面を登っていた。昨日の夜に雨が降ったようで、地面はぬかるんで、思うように進めず難儀している。

 そして、手には実家の倉庫から拝借してきた大振りの鉈が握られている。結局、和馬は祖父の禁を破って藤花との約束の場所に向かった。神社を通る道は祖父らに見つかる危険が高いと考え、先に宮川を渡ってから、藤花が使っている道を探した。それらしい道があったので、そこから藤ヶ山に入った。

 祖父の言うことが信じられないのではない。行くべきでないことは和馬にも分かる。しかし、歩きながら和馬は言葉にできない高揚感を覚えていた。行ったらどうなるのだろう、この鉈で御神木の藤弦を断ち切ったら、何かが起こるのだろうか、その答えを知りたい衝動が和馬を突き動かしていた。


 和馬は一つのピークを越え、少し小走りで坂を下っていた。道を間違えたかも知れない、と和馬は思った。山はどんどん深くなっていき、今では険しい谷が視界の端にちらついている。しかし、一向にあの祠があった小道に出る気配はない。このままでは約束の時間に間に合わない。焦りが和馬の足を速くする。

その瞬間、足元に違和感を覚えて下を見る。それと和馬の上半身が大きくバランスを崩すのはほぼ同時だった。


 藤弦だった。藤弦が和馬の足に引っかかり、和馬はそれに躓いて転んだのだ。


 下り坂である、地面もぬかるんでいる。「あ、これやばい」和馬はなんとか滑落を止めようと足を踏ん張ったが、すでに手遅れであった。斜面で勢いをつけた和馬の体は路肩の茂みを突き破って谷底へ転落していった。



 九月二十一日日――東京都目黒区


 東京都目黒区のなんの変哲もないアパートの一室に上里和馬はいた。

 

 あの事故の後、和馬が家を抜け出したっきり戻らないので祖父が救助隊を要請し、それによって和馬は救助された。救助隊は当初、神社周辺を重点的に探しており、捜索は難航したが、地面がぬかるんでいたことが幸いした。藤ヶ山へ続く道に残された不自然な足跡を地元の猟師が発見し、祖父に知らせたのだ。

 救助後、和馬は全治一か月の重傷と診断され入院した。退院後は祖父らにきつく叱られて、神官家としての縁を切られた。和馬自身も左手の運動がやや不自由になる後遺症を負った。


 電気を消した薄暗い自室で、和馬は考えていた。「上里藤花は何者だったのだろうか」、と。そして、彼女との約束を果たせなかったことを悔やんでもいた。もう一度彼女に会ってそのことを謝りたかった。


 実は和馬は退院後に一度隠れて川上村に行っている。もう一度あの社に行けば藤花に会えると思ったのだ。しかし、結論から言うと社は見つからなかった。藤花に出会った祠は容易に見つかったが、そこから社に行く道がどうしても思い出せなかったのだ。


 和馬は既に社を探すことを諦めていた。あの日あれだけ必死に探して見つからなかったのだ、これから記憶はどんどん曖昧になっていくのに、社を見つけられるとは思えない。


 しかし、和馬は藤花に再び会うことを諦めたわけではない。うまく言葉にできないが、また彼女に会える、そんな気がしているのだ。



                                  終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夏祭り n622 @N27

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る