ハッピーガール

白虎隊

　私は歴史が大好きで、特に幕末の時代に興味がある。

　今日は学校の課外授業で、横浜市の歴史博物館に行くことになった。友達と一緒にバスに乗り込み、ワクワクしながら博物館に向かった。

　博物館に到着すると、私たちはガイドさんに案内されて展示室を見学した。展示室には、幕末の時代に活躍した様々な人物や出来事が紹介されていた。その中でも、私の目を引いたのは「白虎隊」の展示だった。

　ガイドさんが説明を始めた。

「白虎隊は、会津藩の若者たちで構成された部隊です。彼らは幕末の戊辰戦争で活躍しました。白虎隊の他にも、青龍隊、朱雀隊、玄武隊という部隊がありました。青龍隊は主に前線で戦い、朱雀隊は後方支援を担当し、玄武隊は防衛を担当していました。」

　その説明を聞きながら、白虎隊の若者たちがどれほど勇敢だったのかを想像した。彼らはわずか十代の若者たちでありながら、命をかけて戦ったんだね。そう思うと、彼らの姿に胸が熱くなった。

　展示室には、白虎隊の隊員たちの写真や手紙、当時の武器や防具が展示されていた。私は一つ一つの展示物をじっくりと見て回った。特に、白虎隊の隊員たちが書いた手紙には心を打たれた。手紙には、家族や友人への思いや、戦いへの決意が綴られていた。この子たちの気持ちになると、涙が出そうになった。

　それとともに、彼らの勇気と覚悟に感動し、私も何か大きなことを成し遂げたいという気持ちが湧いてきた。

　博物館を出ると、友達の奈々（なな）が私に話しかけてきた。

「清美（きよみ）、白虎隊のこと、すごく興味深かったね。あんな若い子たちが戦ってたなんて、信じられないよ」

「本当にね。今の時代じゃ考えられない、すごいことだよね」

「彼らの勇気には本当に感動したよ。私たちも何かできることがあるかもしれないね。」

　その日の帰り道、私は白虎隊のことをずっと考えていた。彼らのように、私も自分の信じることのために全力を尽くしたいと思った。歴史の中で輝いた彼らの姿を胸に刻み、私はこれからも頑張ろうと決意した。

　家に帰ると、私は早速白虎隊についてもっと調べ始めた。図書館で本を借りたり、インターネットで情報を集めたりして、彼らのことをもっと知りたいと思った。白虎隊の隊員たちがどのようにして戦い、どのような思いで戦場に立ったのかを知ることで、私も彼らのように強くなりたいと思った。

　それからというもの、私は白虎隊のことを調べるのが日課になっていた。彼らの生き様を知ることで、自分自身も成長していくような気がしたから。白虎隊の勇気と覚悟を胸に、私はこれからも自分の道を進んでいこうと思う。

　そして、いつか私も誰かに勇気を与えられるような存在になりたい。白虎隊のように、自分の信じることのために全力を尽くすことができるように。

　私は、白虎隊が好きだ。