ハッピーガール

パーフェクトボディ

　最近、鏡を見るたびに自分の体型が気になって仕方がない。友達の中にはモデルのようにスリムな子もいれば、スポーツで鍛えられた引き締まった体を持つ子もいる。そんな中で、私はどちらかというと普通の体型。だけど、もっと自信を持ちたいと思って、ジムに通うことに決めた。

　初めてジムに足を踏み入れた日、緊張と期待が入り混じった気持ちでいっぱいだった。受付で会員カードを受け取り、ロッカールームで運動着に着替える。鏡に映る自分の姿を見て、「これから変わるんだ」と心の中で決意を新たにした。

　ジムのフロアに出ると、さまざまなトレーニング器具が並んでいる。どれから始めればいいのか迷っていると、ふと目に入ったのは、重いダンベルを持ち上げている一人の男性だった。彼は明らかにマッチョで、筋肉が隆々としている。その姿に圧倒されながらも、私は彼のトレーニングをじっと見つめていた。

　彼が持ち上げているダンベルの重さは、私には到底持ち上げられないようなものだった。あんな重さで筋トレできるなんて、すごいな……。

　彼の動きは力強く、そして正確だった。まるで体のすべてが一つの目的に向かって動いているかのようだった。

　私もあれくらいできたら、マッチョになれるのかもしれない。まさにパーフェクトボディ。そんな体を手に入れたら、自分にもっと自信が持てるに違いない。そう思うと、なんだかワクワクしてきた。

　◇

　その日から、私は毎日ジムに通うことにした。最初は軽いダンベルから始め、少しずつ重さを増やしていった。トレーニングの合間には、あのマッチョな男性の姿を思い出しながら、自分もいつかあんな風になれると信じて頑張った。

　トレーニングを続けるうちに、少しずつ自分の体が変わっていくのを感じた。筋肉がつき、体が引き締まっていく。鏡に映る自分の姿が、少しずつ理想に近づいているのが嬉しかった。

　ある日、いつものようにジムでトレーニングをしていると、あのマッチョな男性が話しかけてきた。

「頑張ってるね。最初に見たときよりもずいぶん成長したよ」

　そう言った彼は、微笑んでいた。

　その言葉に、私は胸がいっぱいになった。

「ありがとうございます。あなたのトレーニングを見て、私も頑張ろうと思ったんです」

「それは嬉しいな。これからも一緒に頑張ろう！」

　その日から、彼とはトレーニング仲間になった。

　彼のアドバイスを受けながら、さらにハードなトレーニングに挑戦するようになった。彼の存在が、私にとって大きな励みとなった。

　そして、数ヶ月が経った頃、私はついに自分の理想とする体型に近づくことができた。鏡に映る自分の姿に、自信と誇りを感じるようになった。パーフェクトボディを手に入れたことで、私は自分自身をもっと好きになれた。

　これからも、私は自分の体を大切にしながら、さらに成長していきたいと思う。パーフェクトボディを目指して、これからも頑張ろう。私、パーフェクトボディが好き。