主人公はかつてアンリ王女だった。
アンリ王女は漆黒の聖女(国を滅ぼす聖女)として表向きには抹殺される。
今はルシーナとして、不思議な能力を生かし街でひっそりと占い師として生計を立てていた。
そこへある青年がひとりでお店にやってくる。
国の行く末を占った結果
「青年とルシーナが結婚し、ルシーナが国を守る」カードが出た。
困惑するルシーナだったが、一方で結婚式当日、
白い聖女に告発されたルシーナが断首台に送られる映像も浮かんだ……。
今回は謎が多めです。
そんな緊迫した中、ルシーナのもう一つの能力、動物と話せるので
リス&ネズミちゃんとの会話が楽しくてお話そっちのけで笑ってしまいました。
俺様リスのヘイくんが可愛くて魅力的なキャラクターに癒されます。
これはタイムリープする物語でもあるのでルシーナが無事、
幸せな結婚ができるのか? 見守りましょう! オススメします\(^o^)/
小説「王子様の恋人になるお仕事はじめました」が
コミカライズされました。こちらも楽しみですね♬
主人公ルシーナは有能な占い師。魔法のカードで未来を予知する力を持っています。ところが悪しき聖女に目をつけられ、断頭台におくられ、過去へタイムリープします。
——そう聞くと、よくある「やり直し物語」と思われるかもしれません。いやいやとんでもない。この作品は予測不能のジェットコースターロマンスです。どうぞ展開を楽しんでください。
物語はルシーナが青年リビファスと出会う場面から始まります。リビファスこそが、ルシーナが過去に戻るたびに繰り返し愛し合う、運命の相手でした。
でも二人はすんなりとは結ばれません。すれちがいのもどかしさが丁寧に描かれます。読者としてはジレつつも、ルシーナとリビファスにモンテクリスト伯の言葉をおくりたいですね。待て、しかして希望せよ、と。
作者の遊井そわ香さんは、小説「王子様の恋人になるお仕事はじめました」が最近コミカライズされた注目の書き手です。こちらも要チェックですよ。