第12話 おまけ メスマンに栄光あれ!!!
翌日。
学園にたどり着くと朝の集会が行われた。
場所は体育館。
体育館でボケーッと待っていると。
頭に女性物のパンツを被って、パンツ一丁の校長が壇上に上がった。
その異様な姿を誰も突っ込まない。
もちろん、俺もな。
そうして校長が話始める。
「えぇ、生徒の皆さんは知っていると思いますが、先日我が国の隣、メスマン帝国、それからさらに隣のチンスタンティノープルが陥落しました」
ザワザワ。
「チンスタンが陥落したのってマジだったんだな」
「くそっ……チンスタンの戦士達はみなチンポジに自信を持っていた……そのチンポジの秘訣を聞いてみたいと思っていたが……」
ザワザワ。
生徒たちに動揺が広がる。
俺はもうこの程度で動揺しなくなっていた。
心を無にするのだ。
深読みしては行けない。
マジメに生きてはいけない。
適当に生きて、適当に話を聞いて、あー、そんなもんなんだな、こう思うことが生きる上で一番大事なんだよね。
だが、他の奴らは違う。
心を無に出来ずにちゃんと考えているヤツらが口を開いてしまう。
「そんな!校長!メスマンが!チンスタンが敵の手に落ちた、というのは本当なのですか!」
「そうだ!校長!ちゃんと説明してくれ!」
壇上にものが飛んでいく。
パンツとかブラジャーとか、普通飛ばないようなものが校長に向かって投げられているが。
「シャラップ!!!!!」
ビクゥ!!!
校長の叫びでみんな黙ってしまった。
「みなさんの動揺は分かります。当然ですよね。メスマンやチンスタンはこの辺りでここ数年猛威を奮っていた強国なのですから」
そう言いながら投げられたブラジャーを身につけ始める校長。
なにかの意味があるのかと思ったが特に意味は無さそうだ。
「メスマンのメスイキシスターズ、チンスタンティノープルのチンポジ三銃士、ガバ穴ブラザーズ、彼らがいてもなおこの強国二つは魔王軍の手に落ちたのです」
涙を流し始める校長。
「我々は彼らの意思をこのように拾わなければなりません」
ブラジャーをまた拾って今度は股間に巻き付けていく。
「このように!」
女性物のパンツを拾って腕に通していく。
「彼らの遺志を!拾い!立ち上がらねばならないのです!」
ツーーーーーッ。
俺の横にいた女子生徒が涙を流した。
そして
ぱちぱちぱちぱち。
鳴り響く拍手の音。
「校長せんせぇ……」
「ひっく!一生ついていきます!」
校長が俺たち生徒をグルーっと見てから口を開く。
「分かれば良いのです。分かれば」
せんせー。
何一つ分かりません。
でも、俺が分からなくても世界は進んでいく。
そうして校長が話を進めた。
「我が淫乱ドスケベ学園も義勇兵を集めてそろそろ魔王軍との戦いに備えようと思っています」
そう言った時だった。
バサァっ!
服を脱ぎ捨てて競パン姿で壇上に上がる姿が見えた!
クルっ。
そいつは振り返って俺たちに顔を見せた。
そいつは
「シコンハルト。俺が前に出る」
競パン一丁で俺たちに宣言してきたシコンハルト。
それに続く影。
「俺たちのことを忘れてくれるなよ!」
「そうだぜ!シコンハルト!」
バサァっ!
バサァっ!
そいつらも服を脱ぎ捨ててブリーフ一丁で壇上に上がる。
全然知らない奴らだったが。
誰かが説明してくれた。
「あ、あいつらは!淫乱学園が誇る短小ツインズ!!」
エロゲー世界の闇堕ち悪役に転生したので、俺は今日も珍棒振り回して無双する~俺のチン闘力は4545万です。聖女!俺のビッグマグナムをくらえ! にこん @nicon
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