シビれない? ハートに届くコンセント
日本だと家庭用の電気のコンセントって割と低い位置、足元位にあるはずだ。それが当たり前だと思っていた。
ところが、タイに来たら随分と様子が違う。
腰の高さだったり、胸の高さだったり、肩くらいの高さだったりとずいぶん高い位置にコンセントがある。
なんか使いづらい。
うんと小さい子がコンセントでいたずらしないような工夫なのかなと思っていた。
違っていた。もっと切実な問題だった。
洪水での漏電・感電のリスクを減らすためなのだ。タイの家屋は洪水に見舞われることを前提に建てられていた。
なるほど。
今、我が家が立っている場所もワタクシが来る前、30数年前には、1メートル位の高さまで水が来て、この地域一帯がまるで湖のようになったことがあると言う。今現在進行形で洪水に遭遇しているが、こんなレベルの洪水ではなかったのだ!
その頃の家内たちが住んでいた家はいわゆる高床式だったので、寝るところだけは確保できてはいたが、ボートでも使わない限り、水が引くまで家から出られず大変だったそうな。
子供の頃アニメの『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』に心を躍らせていた。
だが、日本の都市部の綺麗な洪水とは違い、大陸のリアルな洪水は見るからに汚い泥水である。こんな泥水じゃあんなファンタジーは生まれないだろう。
ということで、リアルな洪水対策として、今の我が家でも、コンセントの位置はワタクシの胸の高さくらいにある。ちょうど心臓位なとこかな。
シビれない?
証拠写真↓
https://kakuyomu.jp/users/TokiYorinori/news/16818093085602357976
ちなみに今回、洪水の避難勧告が出る時、電源のブレーカーを落としてから避難するように言われていた。納得。
あ、うちはまだ避難勧告出てませんからね。
ところで、建物の2階以上だったらそんな高い位置にコンセントをつける必要は無いのではないかとワタクシは思うのだ。そこまで水が来るようだったら、それどころじゃないだろう。
コンセントの位置が高すぎるとやっぱり使いにくいじゃない、掃除機とか。でも、タイのコンセントの位置はそれがデフォルト。そういうことになっているらしい。
ただし、マンション等、洪水のリスクの少ないところでは使い勝手を重視したコンセントの位置になっているところも増えているそうだ。
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