われは草、われは野菜と芭蕉言い
われは草、われは野菜と芭蕉言い
肉の食べ過ぎの反動で土曜日の夜と日曜日はたっぷりと野菜を食べた。スイカ🍉である。スイカは野菜炒めには使えないが立派な野菜だ。
植物・園芸学では、リンゴ🍎やミカン🍊など木の実は果物、トマト🍅やキュウリ🥒など草の実は野菜と分類する。だから木にはならず草になるスイカ🍉は農水省の作物の統計調査でも野菜枠だ。ただし、普段からフルーツ扱いされている実態から「果実的野菜」とも表現される。メロン🍈やイチゴ🍓も同類だ。
話は変わるが、我が家の裏に背丈が3メートルを超えて二階まで達している巨大な草が繁茂している。この草はまだまだ成長中で、大きく育てば10メートルほどの高さにもなると言う。年輪は作らないし実がなったらその後枯れてしまうから木ではない。あくまでも草である。といっても竹ではない。その葉は竹よりもはるかに巨大でヨガマット大だ。そして、この巨大な草にも食べられる甘い実がなる。スイカやイチゴと同様にその実は(果実的)野菜なのだ。
その草の正体とはバナナ🍌である。
ジブリのアニメ『おもひでぽろぽろ』のタエ子ちゃんもビックリだ。バナナは果物の王様じゃなくて(果実的)野菜だったのだ。ついでにバナナと果物の王様を争ったパイナップル🍍も(果実的)野菜になるので両者失格である。
ところで、俳聖・松尾芭蕉の俳号の「芭蕉」はバナナを意味している。伊賀出身の松尾芭蕉が公儀隠密の忍者だったと言う説があるが、信憑性が高いのではないか。「草」は忍びの者を意味し、芭蕉すなわちバナナは「草」である。自分で正体をばらしているようなものだ。
この芭蕉という名称は漢語由来だが、もしもバナナという名称が先に日本に伝わっていたら、松尾芭蕉の名はどうなったかと想像すると楽しい。
松尾ばなな:なんだか女流作家っぽい。
松尾バナナ:まるでお笑い芸人だ。
いっそのこと「松尾」も英語に訳してしまおうか。
バナナ・パインテール:
ファンタジーに出てくるお姫様か! この名前だと、きっとめっちゃ明るくてお転婆で天然ボケだ。もしも松尾芭蕉が異世界転性するときには、是非この名前を使っていただきたいッ! そしてバナナ姫はくノ一衣装のニンジャ・プリンセスになっていただきたいッ!
短歌・俳句コンテストには迂闊にも寝落ちして間に合わなかったが、この句をニンジャ・プリンセスことバナナ・パインテール姫に、もとい俳聖・松尾芭蕉に捧げる。
台所裏のバナナジャングルの写真はこちらの近況ノート下です。
https://kakuyomu.jp/users/TokiYorinori/news/16817330660249210808
重要な追記)
瓢箪から出た駒と言いますか、嘘から出た
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