想定外 クールジャパンの 裏側で

 現地の方とコミュニケーションができるようになると日本の文化について色々な質問を受けた。中には忘れられないような、とんでもない質問をされたこともある。


 まずはスポーツ紙っぽい新聞を読んでいた四ヶ国語話せる女性同僚よりの質問だ。


⚠️申し訳ありませんが、この先R-18指定させていただきます。よい子のみんなはブラウザバックしてください。⚠️










Q1: 『女体盛り』を知っていますか?

A1: へ? (真っ昼間からなんちゅうこと聞くんじゃ! このオナゴは! と動揺しつつ)はい、知識としては知っています。でも私は食べた事はありません。

Q2: ここに女体盛りについての記事があります。この記事の内容は正しいのでしょうか?


 どこのどいつだ教えた奴は! 以下、ワタシの怒りをよそに女体盛りについての特集記事の内容を聞かされる。お値段がいくら位で、まな板役の女性の収入がどれくらいで、くすぐったさや醤油が肌についての痒みを我慢して動かずにいられるような研修が一ヶ月あるのだとか、云々。


 なぜワタシは日本文化の恥部ともいえる女体盛りについて熱帯の方からレクチャーを受けているのだろう。だんだんと、自分が日本人であることが恥ずかしくなり、いたたまれなくなってくる。


A2: 私にはそれについての知識はありませんから、何とも言えません。その記事の通りかもしれません。

Q3: そうですか。あなたは食べたいと思いますか?

A3: (即答)いいえ、食べたいと思いません!


 ワタシは確かに煩悩まみれだけれど、変態を追求しているわけではないのだ。


 これ以上のエグい質問はないと思っていたら、数年後転職先でもっと恐るべき質問が待っていた。


 新婚の女性同僚からの質問だ。ご主人が借りてきた日本製のAVにどうしても納得できない表現があるそうだ。


⚠️この先があります。ご注意ください。お食事どきは避けてください⚠️











Q4: あの日本人男性は本当にウンコを食べているのですか?


 アホ旦那、何借りてんだ!


 ノーと言えたらどれだけ気が楽だったろうか。だが、ワタシはその男優のインタビュー記事を読んだことがある。


A4: (絶望しつつ)本当・・・・・・だそうです。


 彼女の蔑む視線が忘れられない。俺はやっていない! 俺は悪くない! 責任者出てこい! くっそお!

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