第5話 中国の政治「務本。本立而道生」
一方の中国は、さすが儒教の国「本を務む。本立ちて道生ず。」(根本を把握せよ)です。
病気にかかった他国を治癒することで彼らを元気にし、その上で中国に不足している役割を果たしてもらう。これが中国の「Win・Win政治」というものなのでしょう。
国家として抱える病気を治してあげる → 問題点を解決する。「根本を正し」て正常になった人間・国家と(政治・経済で)交流する。病人相手では中国にとっても病人である他国にとっても、正しい成果・十分な利益は得られませんから。
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私自身は中国の人口ボーナスとは、彼らが「中国人であるというメリット」だと思います。
大卒といった高学歴なんかなくても、中国人としての手先の器用さ・機転の利く理性と感性・行動力・意志の強さ・辛抱強さ、そして何よりも長い人間としての歴史(倫理規範)を一人一人がその血の中に持っている。
そういう人間が10億人もいるのですから、国家として繁栄するわけです(そういう善人が悪人になると、とんでもない極悪人が出てくるのも自然の道理か。だから、中国の警察は日本のそれに比べて犯罪に対する真剣味が格段に違うのでしょう)。
学問や知識以前に、そういう中国人ならではともいえる人間性(中国人性)がベースになっているから、きれいな灰皿一個からどんな数百万点の部品で構成される世界最大のコンテナ船まで作り上げてしまう。
中国人は中国人であり続けてきたから、道を踏み外すことなく、無駄な戦争や浪費をすることなく、日々の努力がそのまま蓄積されて国家としての(自然な)成長を続けている。
欧米やその感化を強く受けている日本や韓台人のように、底の浅い・長い時間によって検証されていない西洋の学問や浅薄な文化に振り回されていては、人の心は奇形となり国家は異形(怪しい姿)となるでしょう。
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いつものパターンですが、現実にぶん殴り・蹴って・投げる痛みと喜びを知る大学日本拳法人は、相打ちのガツンという衝撃の中で自分の内なる日本人性を自覚することで、学校の勉強ではできない人間性(日本人性・縄文人性)を掘り起こすことができる。
そして、少なくとも理性や感性に於いては「中国人に負けない人間力」を鍛えることができる。
また、疾風怒濤のあとには「銅の時代」が必要、という道理から、大学卒業後のいずれかの時点で、太極拳のような「動から静」を学ぶことにも、大きな意味を見出すでしょう。
「日本人に太極拳の魅力を伝える中国人女性」
http://j.people.com.cn/n3/2023/0217/c94475-10209307.html
2023年4月24日
V.1.2
平栗雅人
中国パワー V.1.2 @MasatoHiraguri
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