第4話 アメリカによる「政治という皮を被った強奪」

アメリカでは、外国で戦争を起こすことで農業や工業の生産を活発にし(スクラップ&ビルド方式)、破壊した国からの難民を安い労働力としてアメリカに受け入れ、茫然自失状態の国からかっぱらった(若しくはただ同然で手にいれた)特許・技術・資源によって、元からアメリカに住む白人エスタブリッシュメント(ネイティブ・アメリカンは除く)たちを豊かにしてきた。

第二次世界大戦後、ドイツ(ナチス)から無償で手に入れた(かっぱらった)特許や様々な技術は、貨物列車20台分にも及んだという。ハーバードやMITという大学が戦後発展したのは、そのおかげです。

外国同士での戦争を陰で画策・実現し、ある時点で自分たちアメリカが調停だの和平だの征伐だのという名目で介入し、争う2国(対立する2陣営)から漁夫の利を奪う。

100年前、文明開化の日本に南北戦争で使い古した大量の武器を売り込んで日本に軍国化の基礎をつくり、日本とロシアを戦わせ、仲裁という形で「ポーツマス条約」を締結させて日本に恩を売り、以来日本はアメリカの誘導するがままに太平洋戦争まで突っ走ることとなったが、その日本の暴走を止めたのも又、アメリカでした。

「マッチポンプ」という言葉は、アメリカという国の為にある。

1970年代はベトナムを引っかき回し、1980年代は中南米をぐちゃぐちゃにし、1990年代からは中東で破壊のかぎりを尽くす。ベトナムでは、枯れ葉剤から始まる様々な人体・生物・植物を使用した実験によって、人間や畜産・農業用の薬品を研究開発し、戦後はそれらの国々の資源と難民を超破格値のエネルギー(労働力)としてアメリカで運用する。

これが「自由の国アメリカ式」繁栄の方程式であり「(他国の)破壊なくして繁栄なし」こそ、アメリカの国是(国家としての方針)なのです。

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