第4話 21歳 美咲 ~スーパーの店員からの視点~

春の夕暮れ、いつものように仕事を終えてスーパーで買い物をしていた時のこと。美咲ちゃんが、春らしいピンクのシフォンブラウスとクリーム色のタイトスカート姿でスーパーに来ていたんだ。あの日は特別だったみたいで、彼女はいつもよりおしゃれしていてね。


美咲ちゃんが野菜コーナーでイケメンの悠くんに会っちゃったの。悠くんはスーツ姿で、ちょっとカジュアルな雰囲気が素敵だったわ。彼らがキャベツを見ながら話し始めて、なんだかすごく仲良さそうで、すぐに距離が縮まっていく感じがしたのよ。


それから数日後、私が仕事終わりにまたスーパーで買い物をしていたら、なんと美咲ちゃんがまたおしゃれして悠くんのアパートに行くところを目撃しちゃったの。彼女は、オフショルダートップスにミディ丈フレアスカートを合わせていて、とても素敵だったわ。


私は、美咲ちゃんが悠くんの家で料理をしにいくんだろうなって。まず、キッチンで二人が並んで立って、お互いに手際良く食材を切ったり、炒めたりしている姿が目に浮かんだわ。悠くんが包丁を握る姿が意外と男らしくて、美咲ちゃんも思わず見とれてしまうのよ。


料理の途中で美咲ちゃんがちょっと手間取っているところを、悠くんが優しくアドバイス。二人の距離が近づいて、ちょっぴりドキドキする瞬間があるの。美咲ちゃんは恥ずかしそうに笑って、悠くんも彼女に優しく微笑むの。


もしかして美咲ちゃんは、特別な下着を着けて悠くんの家に行ったのかもって。彼女が自信を持って彼に見せられるような、セクシーで上品な下着を選んでいたかもしれないって想像して、ドキドキしちゃったわ。


料理が終わって、ディナーの準備が整ったら、キャンドルを灯しておしゃれな雰囲気にするの。美咲ちゃんと悠くんが向かい合って座って、美味しそうに手作りの料理を食べるんだ。お互いに笑顔で「美味しいね」と言い合って、楽しい時間が過ぎていくの。


ディナーの後、ふたりは少し緊張した雰囲気に包まれるの。美咲ちゃんはちらりと悠くんを見て、何か言いたげだけど、なかなか言葉にできない様子。そんな時、悠くんが彼女の手をそっと握って、優しく微笑んでくれるの。美咲ちゃんの瞳に映るキャンドルの灯りが、ふたりの距離をさらに近づけるかのように煌めいている。


そして、悠くんがゆっくりと顔を近づけて、美咲ちゃんも少しずつ彼に寄り添って、やがてふたりの唇が触れ合う瞬間が訪れるの。そのキスはまるで、ふたりの心がひとつになるかのように優しく、そして情熱的で。


想像が膨らんじゃったわ。

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ゴールデンウィークの甘い思い出 CO2 @dopio

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