第2話 天使
死んだ、僕は死んだのか。
美咲はその事実に相当なショックを受けた、まだ僕は何もできていない、頑張ってきた見返りをもらえてない。
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
ふざけるな ふざけるな ふざけるな
大河の髪の色が白くなる。中学までは、綺麗な黒髪だったが、高校になって白い髪が増えていた。それでも数本程度だったのに、今この瞬間全ての髪が白くなった。
天使はそんな僕を見ながら話を続ける
「気持ちはわかります。貴方がしてきた事を踏まえた上でこの死に方はあまりにも酷い」
ならなぜ神はこんな運命にした、やはり神などいないか。
「あら?貴方は島根県民なのに、神への信仰心は薄いのですね。」
「島根県民全員が神を信じてると思うなよ、天使。俺だって信じ続けたが、この仕打ちだ。やっぱいないんだよ」
11月は神無月だが、島根県は神在月だ。出雲大社に神が集まるらしい。
「そんなことよりここは何処だ、お前は誰だ、なぜ死んでなお、俺に意識を持たせる。」
聞きたい事は山ほどある、死んだ人間が意識を持っている、こんな事あっていいはずがない。
「そうですね、そこから話しましょう。ここは天界で私はサエルです。貴方ような魂を導く役目を担ってるものです。貴方は死んで魂だけの状態になっています。本来そのまま消えるものですが貴方の魂は現世への執着が強く、残ってる形になっています。こう言った人はたまにいて、それをどうにかするよう頼まれてるのが私です。」
執着か…それは誰にも負けないだろうな
「それで?お前は俺をどうする?殺すか?別の人間にして現世に戻すか?」
「殺すのはあり得ません。ただ、貴方を現世に戻すと嫌な予感がするので現世にも戻しません。」
「それならどうする?」
天使、サエルは考えた末にこう言った
「貴方には天使になってもらいます」
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