ハマった!!読んでみてほしい!!

例えば、ダンジョンがあり死が身近。そういった、思考の根本的な部分、所謂常識が違うことで生じる読者と登場人物の思考のズレが、有り得そうって感じられる塩梅のところとか、命の脆さ、死ぬときはあっさりしてる感じとかの《死》に関するあれこれが、この作品を生々しく感じさせる。
物語が常に、《生》ではなく《死》を軸に据えて進んでいるのが独特で、それがこの作品特有の空気感を醸し出しており、更にファンタジー要素の、設定が練られた上での感覚的な理解のしやすさも相まって、読めば読むほど引き込まれていく。
一章から二章になる前後、展開が色々予想外で、しばらく動悸がおさまらなかった。これが恋か(見当違い)