怨観
あなたの死を祝いましょう。
あなたが生きた人生を呪いましょう。
歩んだ足跡を残したものを排しましょう。
あなたの死をもたらした者を称えましょう。
あなたが何故死ななければならないか分かりますか。
自省すべき事象が何が分かりますか。
分からないでしょう。だからです。
そんな人間だったからあなは死ななければならないのです。
相手の痛みを想像する感性が無く、空気のように他人を押しのけるあなたに
残っている人生の量など鑑みずに無慈悲に生を毟り取りましょう。
だけど私は悲しい。死んでしまえば全てが終わり。
呪いさえも死んでしまえば終わりなのです。
悪しき者も良きものも等しく最後は死なのです。
人は初めてそこで平等になってしまうのです。
死後の畜生道などに期待しません。私の目の届くところで苦しんでください。
生きて苦しみ抜いてください。断りなく死を選ぶことは許しません。
この言葉をあなたへ
人に苦しみを与えるばかりの人生を送ったあなたの母として
死生観(詩製間) 永遠の未完結 語理夢中 @gorimucyuu
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