11/3 青白い博愛

「・・・HPT-15や、これコーヒーじゃなくて機械油だぞ」

「ソレオイシイノヨ。ケンコウニモイイ」

「わしの健康じゃなくてお前の健康だろう。早くコーヒーを持って来ておくれ。眠くてかなわん」

「モッテキマスケドネ。モッテキマスケド、モウキョウハコーヒーシナギレ! デカフェニシマスヨ」

「なんでじゃあんなのは飲んだうちに入らん。自慢じゃないけどなわしはコーヒーを薬だと思っとる。カフェインが入っとる薬だと思うからこそあんな苦い訳の分からんどぶみたいな色のもんを飲めるんじゃ」

「マイニチサトウイッパイイレテゴクロウサマネ。デモホントニナイノ」

「なんじゃ買い置きしとけって言うたのに」

「メンゴメンゴ。デモキョウハモウサンバイモノンダカラジュウブンナハズヨ。ホレソノショウコニメガチバシットル」

「いきなり至近距離でカメラを向けるのいい加減やめろ! これはあれだ充血だ。ほれ、昨日徹夜で研究しとったんじゃ」

「ナンノケンキュウダッケ?」

「お前助手だろう。あれだ世界征服の」

「アーセカイセイフクネ。モウスコシデゼンセカイニバラマクヤツガカンセイスルトイウ」

「そうじゃそれじゃ。気化するとXYガスの1億倍の効果を持つという恐怖の秘密物質じゃ。ほらここに隠しておいたはず。・・・ありゃ、どこいった?」

「アーアレネ。ボクチャンガオヤツニタベタ」

「なに!?」

「キカイアブラトイッショニタベルトジツニアウ。ソウイエバコレガサイゴノヒトツブダッタ。キョウハシコウヲカエテイッショニノンデミルコトニシタノソレングングング」

「あ~!!止めろ!! 止めろ!! わしの研究の成果出さんか!! いやこのまま出したらまずい。とりあえずお前の腹の中で安全な形にして出せんのか!! おい!!」

「ボクチャンカタオチダカラソンナベンリナキノウワソナワッテオリマセヌ。オタクガカイゾウシタンデスノヨヲホホホホ」

「そうだった・・・おい止めろ! とりあえず止めろ。そういや前もこのやり取りやっただろう! いい加減止めんか!!」

「ソウマエハネマエハマエノトキハケイサツノヒトモキテオオサワギダッタネ。アレヤル? マタ」

「・・・もういいあれは。とりあえず寝る。もう疲れた。寝てから考える。起こすなよ!」

「ハイハイデハトリアエズジュウジカンゴニアラームセットシテ・・・アコレウッカリセットシタダケヨ」


――プルルルル プルルルル――


「ハイタナカデス。アーボッチャンコンニチハ。ケイサツノオシゴトハジュンチョウデスカ。オトウサン? ハイアイカワラズゲンキデスヨ。サイキンハネオカシヅクリ。チョコレートデセカイセイフクヲネラッタリシテタノシイマイニチヨ。・・・アーオショウガツハカエッテコレルノネ。ドウセナラハロウィンノイマノジキニカエッテクレバイイノニ。ナゼッテ? ボッチャンモカソウデモシテオドロカシタラマタモトニモドルカモシレナイシ・・・」

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AIと続ける即興小説トレーニング(制限時間15分) 明日見 慧 @bacd

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