推し活するのよ、どこまでも

西しまこ

第1話

 あたしね、好きなお笑いコンビが出来ちゃったの!

 その名も「みかと~り☆」‼


 あたしは偶然、「みかと~り☆」のYouTubeを見ちゃったの。

 何、このおもしろい二人……ん⁉

 あたしは、思わず、「にゃっ!」て叫んで、カクヨムを見たの。それからね、それからね、Twitterも見たの! 

 

 や、や、やっぱり!!!

「みかと~り☆」は、あたしが密かに推している、あの二人に間違いがないわっ。青いニワトリさんと、ミカン魔女さんの!(あっ、この呼び方はあたしの呼び方なの。ないしょにしといてねっ。)

 あたしあたし、青い話が大好きで笑いながら読んだの! 魔女さんのは「だろ」が出てくるのが好きで、あれをこっそり読み直しているの! うきゃー‼


 あたしはファンクラブの入会手続きをした。

 やったあ! ナンバー1ゲットぉ!

 あたしは、ファンクラブの会員カードを机の上のよく見えるところに飾った。


 そして、その後、夜な夜な「みかと~り☆」を見て、大笑いした。何度見ても面白いんですけど! それからもちろんカクヨムのチェックも忘れない。

 そんなある日、夜中にけたけた笑っていたら、小さなおっさんが部屋の中にいた。

 だれっ!

 あたしは「にゃっ!」って威嚇した。……あれ? 小さなおっさん、光ってる? そんでもって、なぜかお抹茶たててる?


 はっ! もしかして、この方はっ。

「あのう、あなたは淀川神さまでいらっしゃいますか?」

「いかにも」

「あのう、御利益があるっていう……」

「いかにも」


 淀川神さまはあたしにお抹茶をすっと差し出した。あたしは、これを飲むと、御利益があるかもって思って、一気に飲んだ――「にゃっっ!」

「このバカモノ! お抹茶を一気に飲むやつがあるかっ!」

「にゃっ!」

「にゃ、じゃない!」

「にゃっ!」


 あたしはにゃふーんとなってしまった。お抹茶を飲むと、魔法が解けて、あたし、ねこねこニンゲンになっちゃうにゃんっ! しかも、お抹茶はマタタビ効果があるので、もうにゃふふーんとしか考えられなくなっちゃうにゃんっ!


「こらこら、ワシは神であるぞ」

「にゃっ」

「こらこら」

「にゃっ」

 小さなおっさんは光りながら帰って行ったみたい。


 あたしはねこねこニンゲンだけど、またYouTubeを見るんだ。

 わーい、「みかと~り☆」おもしろーい! 

 カクヨムを開く。うふふふと思いながら、推し活をする。

 ハートハート、星星、レビュー! もっと星押したい~! 

 ――あ! 神さまいた! 

 あたしはこっそりフォローをして、読み漁る。うふふふふ。


 YouTubeで「みかと~り☆」を流しながらカクヨムを読むのよ。

 にゃふふーんってねっ。推し活って、楽しいねっ。



   了



*すみません、今回全編にわたって冗談で構成されております。


参考文献:「みかと~り☆爆誕」https://kakuyomu.jp/works/16817330656046929999

登場人物:にわ冬莉さんhttps://kakuyomu.jp/users/niwa-touri

     あまくにみかさんhttps://kakuyomu.jp/users/amamika

     淀川大さんhttps://kakuyomu.jp/users/Hiroshi-Yodokawa


カクヨム内には、勝手に推している方が何人もいらっしゃいます。

本を出したら、ぜったいに本屋さんに買いに行って、そんで自慢します!!


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