第426話 整えよう【side立花望】
全中県予選会場。
ひー『がんばれがんばれ♪ねえちゃん!ねえちゃあ!』
茜『がんばれ!』
11時、母さんとひーちゃんが試合を見に来てくれた。
挨拶もそこそこ一回戦が始まる!
茜もまだ試合前だから側で見ている。
…正直キレが悪くて苦戦した。親友sたちの激励もあってメンタルは復活しつつあるけけど苦しい。
まだ一回戦だから相手がそんな強く無いからなんとかなってる…。
あたしは初戦が難しいタイプなんだよね…。
でも!ひーちゃんの!母さんの前で格好悪いとこ見せらんないよっ!
ほぼ同時刻に団体戦も始まってるから皆んなはそっち!
ひー『あかちゃん?ねえちゃんかつよね?』
茜『…ひーちゃんかわゆす♡勝つよひーちゃんが応援すれば!』
ひーちゃんは必死に!
ひー『ねえちゃあ!ねえちゃあ!くずりゅうせんつかってー!』
『(アレは屑相手にしか使えないよ…♪)』
声援が耳に入りクスってきちゃう。
それより!茜?ひーちゃんに密着しすぎー!
うちの弟に頬擦りするな!
…あと応援で声出し過ぎて…血圧上がると怖い…ひーちゃんのためにも早めに勝つ!
格下なんて言い方良くないんだけど私は実力的にはそこまで強く無い2年生との撃ち合いを制しなんとか一回戦を突破した…。
…北翔関係者には見せたく無い試合だったね…。
いいもん!私を癒せるのはひーちゃんだけだもーん!
ひー『ねえちゃん!がんばったね?しゅごかったよぅ!』
『ひーちゃんの応援のおかげ!ひーちゃんパワー大正義!
もうひーちゃん素敵!すてき!しゅてきぃ♡』
光速でひーちゃんを抱き上げて高速頬擦りからのキツツキキッス♡
※この間ひーちゃんは無表情。
茜『…一回戦は突破したけど…苦戦したね…。』
『…じきに調子は戻る。』
…これは本当。
まだ頬がジンジンしてるもん。
こいつらガツンとビンタしてくれたからさ?
『茜ちゃん♡茜ちゃんも気合い入れるぅ?』
茜『私は足りてますぅ♪』
茜は危なげなく個人戦の一回戦を突破した。
…調子良さげ。なにより。
新川中団体戦会場に向かうとこっちも危なげなく勝利!
午後の2回戦に向けて軽くミーティングしてお昼!
今日はね!母さんがお弁当作って来てくれたの!
親友sたちの分も作って来てくれたから!
あたし達は会場横の大きな公園でレジャーシート引いて優雅なお弁当タイム!
サンドイッチと鶏ももの唐揚げがメイン!
スマホ見ながらお昼食べてると母さんに叱られる。
…連絡は無い…。
緑『美味しいです!』
きい『唐揚げ最高ですぅ!』
茜『望が自慢するんですよ!お母さんの唐揚げ!』
芹『…カレー味はごはん欲しくなっちゃう…!』
『カレー味唐揚げで白飯三杯食べたい…。』
芹『午後も試合あるでしょ!』
ひー『ねえちゃんはいっぱいがんばったからえいようがひつようなの!』
『そうそう、今後の発育の為にも♡』
私がポニテに両手を伸ばしてちょっと腋見せのセクシーポーズをとるけど…
緑『胸には回らないw』
きい『胸肉の唐揚げ食べれば?』
茜『ブラ要る?』
『ははは…ふぁっく。』
ムカついたから何も言わなかった芹のおっぱいを後ろから鷲掴みにした!
芹『きゃん!』
『良い声出すじゃ無いか…。』
芹は真っ赤になって胸を抑えて、
芹『…やめてよぅ。』
『芹おっぱい大きくなってきたんじゃない?』
茜『わかる!最近エロい!』
きい『新妻の爽やかなエロさ!』
茜『…やっぱ鈴木くんか?』
『やっぱ恋は…なんかこう…女性ホルモン的な?』
『『『おおう…。』』』
芹『ひーちゃんも居るんだよ!止めて!』
真っ赤な芹きゃわわ!
…本当にマッチョ鈴木に教えたい。芹は押せば落ちるぞ?
芹は修学旅行からマッチョ鈴木を意識しまくり。
どうなるかねぇ。上手く行くと良いね?
3人と目配せしつつ、赤くなって身を捩る芹を堪能した。
☆ ☆ ☆
私の2回戦は遅め。
15時開始で芹たちは団体戦の途中。
ひーちゃんと母さんはもう観客席に入ってる。
もうじき呼ばれる。
試合会場すぐ横の芝生スペースであたしは精神集中。
こういう調子悪い時は違うこと考えた方がかえってニュートラルに戻るっていうかリセット出来る。
周りは試合観戦に忙しく通行人はまばら。
あたしは芝生の真ん中で体をゆっくり動かす…。
集中…集中…
身体を緩めて緩めて…
相手こう来たら…こうかな?
…流れるままに…。
☆ ☆ ☆
この後の模様は昨日の寝取られ宏介にて(笑)
https://kakuyomu.jp/works/16817330663085191362/episodes/16818093080902132339
昨日更新予定が寝落ちしてた…話が前後しちゃってすいません。
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