Ifルート もし玲奈が成実の痕跡を見つけたら…?

先390話押し倒されちゃう? おさらい頂けると捗ります。

https://kakuyomu.jp/works/16817330656200078233/episodes/16818093078061389337


※性的な表現があります!ご注意ください!


先日の404話の@kurotorikurotoriさんのコメントよりの想像したifルートです。いつもありがとうございます(笑)

頭からっぽに読んでくださいw


☆ ☆ ☆

side香椎玲奈


玲奈と承があの雨の日、部屋でふたりきり。

ベッドでふたり横になりながら話しをしていた…。


『それでね…私の最初で…最後の男になる…なんて言われたの…。

…だからね…私の…初めて…奪って?

私が処女じゃ無くなれば…執着しなくなるんじゃ…?』



『…可哀想に…こんなに追い詰められて…。』


承くんは可哀想なものを見る目で私を見つめる。

バカにしてる訳じゃ無い…でもちょっと思ってたのと違うよ?


『…ふぇ?』


『…いい?玲奈さん…

女の子が簡単にそんな事言っちゃいけない。』


(ここまでは一緒。)


ふたりで話しあうけど答えは出ない…。


ボソボソと寝そべりなが話していた私たちふたり。


シャワー浴びたての私の太もも辺りに…髪の毛?がくっついた。

ちょっと気になっちゃうよね?


私は太もも裏に手を伸ばす…やっぱり髪の毛?

承くんは真面目に話してる…

でも私はこの指に触れた髪の毛が気になって仕方ない…?


寝転がりながら指先で髪の毛を絡みとるように…摘む…。


…長い…髪の毛…。


承くんは気づいていない。


今日はちょっと緊張したり、ふたりっきりに舞い上がったり…

その…初体験の気配に浮き足だってたかな…。


承くんと会話は続いている。


私ともあろう者が何故気付かなかったんだろう?

…このベッド…ほんの僅かだけど…女の子の匂いがする…!



『…ねえ、承くん?』


思ったより冷たい声が出た…!


『はいっ!』


承くん良い返事!

…うん、素直な男の子の方が好きだなぁ…?


『ねえ?承くん?

今日この部屋に女の子が来たのかな?』


『ふぇっ?!な…な、な無dんで?』

※誤字だけど雰囲気出てるのでこのまま採用w


『…いいから…答えて?』


私は承くんの方を向いて怖がらせないようににっこり微笑んだ。

承くんは余計に怯えているみたい。



『…いや?別に?』


承くん…目を合わせてくれないね…。

…そう…そうなんだぁ…。



『ねえ、承くん?

女の子の匂いがするんだぁ…。』


承くんは吃りながら、



『の、のぞみじゃ無い?

時々時々一緒に寝るし…?』


時々多く無い?


私はおもむろに立ち上がると隣の望ちゃんスペースへ歩き、ベッドをくんくん。そして部屋のライトを点けて戻る。

ベッドの上で正座。それを見て承くんも正座して互いに向かい合う。



『…違う…。

望ちゃんの匂いじゃ…無いんだよね…?』


『れ、玲奈さん?目が?』


『目は二つあるよ?

普通の目と嘘を見抜く目。』



『ひいっ!

伊勢さんが…今日伊勢さんと出かける約束をしていました…!

あの、俺が寝坊して…望が伊勢さんに起こして?って頼んだらしく…。

ベッドに腰掛けて俺を起こしてくれました!』


『…ふぅん…。

それだけ?本当にそれだけ?』



お出かけ…迎えに来て起こす…なんてラブコメ…!

羨ましい…!でも影で婚約者が居た私は咎める権利などありはしない…!

承くんは伊勢さんとのデートを全て自供…!

『承』『成実さん』って呼び合っててんだぁ…ふぅん…。



『本当に!誓って何もしてない!』


承くんは必死に私に向き直る。

私は正面からの真っ直ぐな視線をかわしながら、


『…あ、髪の毛だぁ…。』


承くんは汗が止まらない…!


『…望か母さんでは?』


ふう。私はため息を吐くと。


『望ちゃんにしては長い髪だね…。

お義母さんおかあさんは黒髪でしょ?

この髪の毛はもっと長くて茶色い。』


『…伊勢さんかな?

起こして貰った時かな…?』


承くんは目を逸らしながら呻くように呟く…。

最初からそう言って?ね?


『…そうなるよね…?

じゃあ、何故かけ布団の下にあるのかなぁ?

足元に畳まれたかけ布団の下に?かけ布団の下に伊勢さんが入らないとここに髪の毛は挟まらない…。』


『…ひいっ!』


『そんなに怖がらなくても良いよ?

別に怒って無いし、承くんを信じてる…。』


承くんはホッとしたように頷く。

承くんは嘘が下手。私ならすぐにわかっちゃう。

白だ。それは間違い無い。


じゃあ?何故?

何故しなかったのかな?落ちてた髪の毛が足に当たった?

※誤字だけど雰囲気(以下略)



『…起こして貰ったどさくさに…その…押し倒したような姿勢になっちゃって…

伊勢さんを組み敷いたような上下に密着しちゃって…!』


承くんは顔色悪くなりながらモゴモゴ…!

承くんは汗が止まらないよぅ!

私はニッコリ笑って、


『へー。そうなんだー。

ラブコメっぽいね?』


ははは!

ふふふ♪

ふたりで笑ったよ♪



向かいあって正座してた私たち。

私は思いっきり!承くんを押し倒した!



『なにを?!』


『組み伏せるってこんな感じかな?』


『…そうだけど…本当に何も…!』


『…承くんさ…今日私が…

『抱いて』『処女か確かめて?』って聞いてもまったく手を出さなかったよね?』


承くんは真面目な顔で、


『玲奈さんを大事に思ってるから。』


熱い、真剣な瞳に私の昂りは一層強くなる。

わかってる、承くんはきっと真っ白。


『ほんと?本当は伊勢さんと…致して…その何度もして…賢者たいむ…もう出来ないから手を出さないんじゃ無いの?』


承くんは汗が止まらないのか額を拭いながら違う!俺何もしてない!

主張する。

…まあそうだよね?挙句の果てに、


『俺!バッキバキの童貞だから!』

※キリッ☆


嬉しいなぁ…処女と童貞…。


『…じゃあ確かめさせて?良いよね?』


私は翔くんの服を強引にはだける!

胸元…首筋…キスマークとか付いて無いよね?


承くんは汗だらだらで、


『…ほらね?何も付いて無いでしょ?

おねがい服着せて?恥ずかしいよ…。』


失礼な…どっちが処女なのかわからないよ!


『…まだ下見てない…。

確認させて。』



私は…下着に手をかける…!

怯える承くんが余計に…!



『ちょっ?!玲奈さん?!

待って!待って玲奈さん?!玲奈さーん!!』


『ふーっ♡ひゃ♡』









…。




…。




…!




…!!








『…あっー!!』







全てが終わると承くんは怯えながら恥ずかしそうに俯いていた…。




…承くんの汗が私を狂わせる…!

問い詰めるたびに汗だらだらで…だんだんと濃くなる承くんの匂い…!

それが私を狂わせたの…!



想像と全然違う初体験だったな…

承くん?責任とってね?

※取らせた。




☆ ☆ ☆

本編と関係の無いif ルートだったのに…

畏怖ルートになっちゃった(笑)

闇玲奈が完全に主導権を握ってワンサイドゲームでしたw


おかしい、1000文字程度のストック用閑話だったのに予定の倍捗った(笑)

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