編集済
とりあえず、最後まで一気に拝読いたしました。
「かわ」とはそういうことでしたか。
これは読めん……。
散文詩の最後のくだりから、決して幸せな結末が訪れるとは思っていませんでしたが、そういうストーリーだったんですね。
最初に手帳が出てきて、その意味がよく分からなかったのですが、思わず唸ってしまいました。
私の受けた印象では、ホラー……ではないように思えます。
何と言うか私が感じたのは、遠浅で穏やかな海でも、夜に泳いで来いと言われた途端、躊躇してしまう感情にも似た、底知れない恐ろしさでした。
特に……10ページ目と12ページ目が欠けているところに、今こうして感想を書いていても思わずぶるっとしてしまうほど、自分が怯えていることが分かります。
私、あまりホラー小説とか読まない方なんです。
少なくとも図書館の書架に並んでいても、滅多に手を伸ばすことはありません。
でも、こういうのは……とても面白い!
こういうのばかり選んでいると今度は慣れてしまいそうなので、時々読んではいろいろ刺激してもらいたいと思ってしまいました。
いくつか謎を孕んだまま終わってしまいましたが、詳細を教えて欲しいような、決して教えないで欲しいような複雑な気持ちです(笑)。
★を三つしか差し上げられないことがとても残念です。
作者からの返信
夏井様
じつは相当に難航したので、あんなに素敵なレビューまでいただいて、
感激しています。自分としてはちょっと詰め込みすぎたのではないか、
削りすぎたのではないかなどとも思うのですが、課題が見つかる、
いい体験でした。
浅瀬から夜の海への恐怖へ深化していく・・・
そのように感じていただけたなら、嬉しいです。
しみ込んで広がるようなお話を書きたかったので。
「解答編」を書こうかとも思いましたが、けっきょく書きませんでした。
あえて書くなら、「双子語」にまつわる実際の事件がモチーフにはなっています。
10と12ページの余白は、たしかにわざとです(笑)
その部分にどんな意味を入れるかで、結末が二択になる。
そういう自由さと、人それぞれのこわさを書くことができたなら、
とてもうれしいです!
読ませていただきました。
詩の形式のようでしたが、自分はホラー要素を確かに感じる作品でした。
きちんと解釈できている自信はありませんが、わたしと姉、それぞれが怖いと感じましたね(汗)
興味深く読ませていただきました(^^)
作者からの返信
つくも様
お読みいただき、ありがとうございました。
もともとはだれが発したともわからない詩だったので、
何度も暗唱して、少しずつ物語を浮かべてみました。
たしかに、夜に書いて席を立つときは、物音に過敏になりました(笑)
私自身も何通りかの解釈をして書いているので、つくも様の埋め方、空け方で楽しんでいただけたらな、と思います(⌒∇⌒)