応援コメント

第5話 それでも主人公は彼なのだから」への応援コメント

  • うつみ乱世様

    はじめまして。
    『熱烈歓迎 // 来たれ!激厳批評!』企画より参りました。

    王道のファンタジーの世界観でありながら独自の設定があって面白いです。
    レオンさんに劣等感を抱くアノールさんの、年頃の少年の心情が等身大で描かれているのもよかったです。
    続々と魅力的な人物が登場するので興味を引かれて読み進められますし、外見などが丁寧に描写されているのと特徴的な設定でごっちゃになることもなかったです。
    こういう書き分けができるのは凄いと思いました。

    個人的には地の文の説明が多かった気がしますが、前半なので仕方が無い気もします。
    また、個人的な好みになるのですが、
    『この物語の主人公、アノールは引きつった笑いを浮かべた。』
    『少なくとも向こう五章くらいは気付く予定が無い。』
    のような説明的であったりメタ的な一文が、王道ファンタジーを読んでいるのに現実に引き戻される、覚めるような印象がありました。

    地の文で人物の心情が書かれているのも気持ちが分かりやすいのですが、色んな人物の視点が多かった気がしました。
    視点を絞ったらもっと分かりやすいかもしれないと思いました。

    以上です。もし読めたらもう少し読みたいと思います。

    作者からの返信

    小語さま、感想、ご指摘、ありがとうございます。

    魅力的なところを見出していただけて嬉しいです。事が起こるまで退屈なので、キャラクターでなんとか持たせたいとは思っています。小説で容姿を事細かに描写する必要があるのかは諸説ありますが、一応キャラの認識の助けになっているようなら何よりです。

    そうですね、メタ発言は全て無くそうかな、と考えていたところです。書くときは楽しかったってやつですね。ただ、「主人公」の記述だけは消しづらいというか……作品最初の発言がレオンであるがために、遅れてきたアノールの方が主人公であることを読者に示す必要があるかなあと思って書いていました。あらすじに主人公はアノールだって書いてっるっちゃあ書いてるので、削除してもよさそうではありますね。

    心情描写を絞るってことですよね。確かに、登場人物ほとんど全員の心情を書いているのはやりすぎだったかもしれません。常々序盤の文字数を削りたいとは思っているので、無くせる所や主人公のモノローグに置き換えられるところなど見つけたら減らしていきたいと思います。

    改めて、感想ありがとうございました。とても参考になりました!