最後のオチでぞっとしたまえ、諸君。ふふふふふ……
「GWにホラー&サスペンス、あるいはミステリなどいかが」企画 Best 5読んでいくにつれ、登場人物たちの正体がどんどんあやふやになり、ついには誰が何者なのかがよく分からなくなっていきます。怪しい島の怪しい人たちによる怪しい事件。……その人、本当に信頼できますか。複雑な伏線と明かされていく真相に読み手は疑心暗鬼に苛まれ、ついには何も信用できなくなってしまいます。そのジワジワと袖内に潜り込んでくるような恐怖をご堪能あれ。
そっと心に入り込むような文章で描かれるのは、とある離島の不思議な出来事。謎に謎が重なり、ふつふつとした不安が読みながら押し寄せてくる。信じられるものは何だろうか。読み始めたら最後まで止められないはず。面白い小説を探しているあなた、この素晴らしいホラー小説をぜひ。