魔法のような恋人

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私がサトシに出会ったのは大学2年生の春だった。

グループ別学習のときたまたまおなじグループになった別の学部のサトシ。

サトシとはすぐに意気投合した。

キッカケはたまたま私のかばんに入っていた

クリアファイルをみたサトシに

「三島さん、そのアニメすきなの？結構面白いよね」と声をかけられたこだった。

それ以来そのアニメの話を始め好きな小説のはなしや

ドラマのはなし、趣味の話をするようになった。

お互いの呼び方もごく自然に

木村くんからサトシくんに

三島さんからユリさんに変わっていった。

休日も予定を合わせて出かけることも増え

何不自由なく友達とし過ごしていたある日

ふとサトシがクリスマスに元恋人と

過ごすことを知った。