最後まで読み終えて朝倉はすっかり広河兄さんに感情移入してしまっています……。比多米売さんともっと早く出会えていたならば……!と思わずにはいられません。
分かり合えなかった兄弟、そして最後まで救われなかった大川さま。でも最新作は大川さま恋のお話と聞いて、よかった大川さまもようやく……という気持ちでいっぱいです。
そして難隠人さまはやはり広河さまの子……!お空から見守っていてくれるお二人は知っているのですね😌
作者からの返信
朝倉千冬さま
完結までご覧くださり、ありがとうございます!
そして、素敵なレビューまで。
「読者は時としてもどかしく感じることもありますが、むしろそこが良いのです。」と言っていただき、ああ、書いて良かった、わかってもらえた、と感無量です。。゚(゚´Д`゚)゚。
朝倉千冬さまは、広河兄さんに感情移入してくださったのですね。
心を込めて書きましたので、そう言ってもらえると嬉しいです。
比多米売と広河兄さんが、もっと早く出会っていたら……。
でもね、広河兄は、美女である事を基準に女を選んでいました。
選べる立場の人だから。
比多米売は、ナイスバディ☆だけど、顔は普通の人だったんで、広河兄は、彼女の前を素通りだったはずです。
だからね、運命のいたずらなんですよ。比多米売を吾妹子にしたのは……。
わかりあえなかった兄弟、この時点では救われないままの大川。
ええ、最新作で、ようやく、大川の話にも決着がつきます。
「大川さまにもようやく……という気持ちでいっぱいです。」
と言ってもらえて、とても励まされます。
大川さまの物語、頑張るぞ!おー!(≧▽≦)
難隠人は、どうやら、広河兄さんの子のようです。
大川は知らない。
お空から見守ってる二人には、わかっています。
あのね、難隠人のイラストをちょっと前に描いたので、よかったら見てみてください。
https://kakuyomu.jp/users/moonpost18/news/16818093086326022581
コメントありがとうございました。
千花ちゃん。
広河さまと比多米売さんにこんな幸せな時間があったなんて思いもしないほど、最初はなんてひどい二人って思っていました。
比多米売さん、自分の辛い境遇にもめげず必ず幸せを掴もうと強く生きぬいていたんですね。
そこに広河さまとの出会いがあり、そのチャンスを逃さなかったとも言えますね。
お腹の赤ちゃんが広河さまとの子供と知って、できれば大川さまの子であってほしかったと一瞬思いましたが、それで良かったとも思いました。
だからこそ空の上からきっと難隠人様の成長を温かく見守ってくれそうな気がします。
予想外の展開に驚きながらも千花ちゃんの緻密な構成力に圧倒された素敵な物語でした。
千花ちゃん、ありがとうございます✨✨
今度は大川さまの結婚秘話を是非物語で紡いでください。
作者からの返信
この美のこ様
広河兄と比多米売、なんてヒドイ二人。
大川から見たら、本当にそうだと思います。
広河兄と比多米売が仲良しになった頃、大川は奈良なので、二人が幸せに暮らしていたと知らないんですよね……。
知りたくもなかったかもしれませんが……。
比多米売はしたたかな女で、チャンスがなければ作りにいくし、チャンスが来たなら、逃がしませんでした。
私も最後まで、難隠人はどっちの子なんだろうなぁ? と思いながら書いていました。
きっと、広河兄の子で、良かったんです。広河兄が、この世に残せた生命です。
「緻密な構成力に圧倒された素敵な物語」
わーい、褒められたヽ(=´▽`=)ノ
ありがとうございます!
大川の結婚秘話、今、頑張って考えてます。
応援、ありがとうございます!
コメントありがとうございました。
最後に重要なお話が!?
なるほど、難隠人さまは広河兄の子で確定なんですね。
作中では誰も知らないことですし、何が変わるわけでもないにせよ、読者的にはすっきりしました。
お疲れさまです。
それでは、また次のお話で。
作者からの返信
プロエトスさま
まず、キラキラお星さま、ありがとうございます!
そう、難隠人は、広河兄が、この世に残した生命でした。
作中では誰も知らないことです。
読者さまは、やはりこれが知れないと、スッキリしませんよね。(. ❛ ᴗ ❛.)
さっそく次の話、「紅艶」をフォローくださり、ありがとうございます。
「蘭契ニ光ヲ和グ」のあとだと、さらに面白くお読みいただけると思います。自信作です。
コメントありがとうございました。
最後まで読ませて頂きました。
切ない哀しい物語、一気読みすることができず、何度か途中でお休みしながら、読んでました。
ラストには救われました。黄泉の国で、皆の魂が安らかに過ごして欲しいと願っております。
そして、大川様の深い哀しみが癒える日が来ますように。
作者からの返信
春渡夏歩さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
沢山ご高覧たまわり、また、きらきらお星さま、ありがとうございます。
切なく哀しい物語。あ〜! 途中、苦しい思いにさせてしまいましたよね。最後まで投げ出さずお付き合いくださいまして、感謝の念にたえません。本当に。゚(゚´Д`゚)゚。
ラスト、救われましたか。良かった。
黄泉の国で……、奈良時代なので、生きてる人たちは、死んだら黄泉にむかう、と信じていますが、実際は、亡くなったら魂となり、ふよふよお空に浮かんで昇天し、青い空と白い雲の狭間から、下界の人間たちを見下ろし、ぺちゃくちゃおしゃべりしたり、笑ったりしています。
それが、私が「天国」に持つイメージです。
(悪人は別)
広川兄も、その母も、比多米売も、天国にいて、難隠人の成長を見守りながら、安らかに過ごしています。
大川の深い哀しみが癒える日を願ってくださり、ありがとうございます。
いつかそのエピソードも書きたいと思っています……!
コメントありがとうございました。
最後まで読ませていただきました!
やあ、毀誉褒貶の激しい女、比多米売さん。
確かに最初に大川様をぱっくんちょしちゃった際は反感しかなかったかもですが、その雑草的な(失礼)強さというか、善悪を越えた生命力が凄かった、ですね。
その力強さの前で、ある者は傷つき(大川さん)、ある者は救われ(広河さん)、あるものは翻弄され(蘇弖麻呂さん)、まあ世の中の男共をひっかき回して。
でも、あの社会保障の薄い「自分の身は自分で護る」という奈良時代を考えれば、あの強さは頼もしさでもあったと思います。
最期、比多米売さんと広河さんの成仏シーン、感動しました!
素敵な物語をありがとうございました。(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾
作者からの返信
たけざぶろう様
あとがきまでおつきあいくださり、ありがとうございます。
比多米売、雑草魂。
大川をぱっくんちょ、で、読者からは反感しかない、それで良いんです。
「その力強さの前で、ある者は傷つき(大川さん)、ある者は救われ(広河さん)、あるものは翻弄され(蘇弖麻呂さん)」
そうそう。男って、こんな女には引っ掻き回れちゃうものです。きっとね。
それができる比多米売、それができなかった日佐留売、です。
生命力の強さは、魅力でもあります。
最後、成仏シーンに感動、と言ってくださり、嬉しいです。ここまで物語をこぎつける事ができて、執筆時はホッとしたものです。
やっぱり、広河が病でたおれるシーンは、書いていても辛かったです。
コメントありがとうございました。
確かに、比多米売には、しぶとい力強さを感じました。
最初はただの悪女かしら、と思ったりしたんですが、最後には、彼女の気持ち、彼女の生きざまが、よく理解できました。
とても、とても面白かったです。
作者からの返信
本城 冴月さま
あとがきもご覧くださり、ありがとうございます。
また、お星さま、素敵なレビューを賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。
比多米売、しぶとい力強さがありました。それはそれで、美しさの一つなのかもしれません。
そう、ただの悪女っぽく登場し、最後には力強い生き様を読者さまに見せ、彼女はお空の上に昇りました。
「とても、とても面白かったです。」
最高の褒め言葉です。
ありがとうございました。(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧
おはようございます。
自分は、本編を拝読してから読ませて頂いてよかった、と心から思っております。
もしかしてこちらから拝読しておりましたら、美少年の辛い淡い恋、もしかしたら恋になれずに終わった思いとそれから、に篤い友情を添えて……のような詩的なイメージになったのだろうかなどと想像いたしました。
本編終読時の「よかったねえ……!」ではなく、「……よかった……」という感慨深さでございます。
大川様は、大川様であられたことがたいへんに伝わって参りました。
現在拝読中の素敵な新作を拝読しながら、また、「あ、違う。大川様のお話じゃないんだよ……。お美しいから主役?と間違えるよね」と思うことが増えるかも知れません。
加須 千花様、大川様を、皆様を更に知ることができた素晴らしいお話を誠にありがとうございました。
作者からの返信
豆ははこ様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「蘭契ニ光ヲ和グ」最後まで読了、ありがとうございました。
これは、「美少年の辛い淡い恋、もしかしたら恋になれずに終わった思いとそれから、に篤い友情を添えて」の物語、そのものです。
終わり方に救いがないですが……。
「本編を拝読してから読ませて頂いてよかった。」とのご感想、「感慨深い」というお言葉、貴重で、たいへんありがたいです!
新作「恋や明かさむ」で、一話目に大川さまはゲスト出演してますが、主役をくわない、ほどほどの登場回数になると思われます。
顔は優勝です。(笑)
ご丁寧な感想を頂戴し、ありがとうございました。
編集済
読了いたしました。
レビューを先ほど投稿させていただきましたが、こちらにコメントするかどうかについてとても悩んでおりました。
今の気持ちを正直に言葉にすると、他の方々のようなポジティブなものにはどうしてもなりそうにないからです。
それでも、私のコメントへのお返事で「いくらでも! なんぼでも! 受け止めますっ。」と仰ってくださったお言葉に甘えて、書こうと思います。
先に申し上げておきますと、本作を読了できてとてもよかったと思っています。
それは確かです。
後悔など微塵もしておりません。
それでも私は、比多米売と広河を未来永劫、許すことが出来ない心持ちのままです。
敢えて飾らずに言葉にするのなら「何か綺麗にまとめてあの世へ行ったけど、お前たちの足下では大川は苦しみに呻吟していて、心を殺されてるんだよ。お前たちの感じている幸せは、大川を踏み台にして成り立ってるんだよ」というところでしょうか。
正直、地獄の業火で焼かれてしまえとすら思います。
ひどいことを書いていますよね。
本当に申し訳ないです。
でも、本心なんです。
あまりにネガティブなので、このコメントは消してくださった方がいいのかも知れません。
……いえ、それもずるい言い方ですね。
そう思うのなら初めから投稿しなければいいんですから。
かと言って、仮に比多米売と広河が大川に詫びたところで意味もないでしょう。
起きてしまったことはなかったことに出来ないからです。
人生に引き算はありえなく、ただひたすらに積み重ねていくことしか出来ないのですから。
そして私のこの思いは、倫理的にどうのとかそういう類のものではなく、どこまで行っても私自身の感情の発露に過ぎません。
他の方々の感想や、作者様の思い(特にあとがきに書かれている部分など)を否定するものではないことだけは明記しておきます。
自分でもなぜここまで大川に同情的なのかよく分かりません。
本編を拝読していた時には、古志加に感情移入していましたし……。
もしかしたら、私の視点は三虎に一番近いのかも知れませんね。
と、ここまで書いておいて何ですが、本作について不満なところは全くありません。
ゼロです。
ましてや、あのキャラはこう動くべきだったとか、ここの展開はこうした方がよかったなどと言うつもりは、もう欠片ほどもありません。
この物語はとても素晴らしい完成度で出来上がっていると、本心から思っています。
仮にひとつだけあるとすれば、本作を第三章から読み始めていたとしたら、私の比多米売に対する気持ちは多少は和らいでいたかもしれませんね。
もちろんこれは、物語をそういう風に構成しろという意味ではまったくありません。
こんなに気持ちを揺さぶられる作品に出会えて、本当に感謝しています。
いみじくも加須千花さまが仰ったように、物語は感情を揺り動かしてナンボのものです。
こんな風な話を書けるようになりたいと、強く思います。
そして、レビューの方にも書きましたが、加須千花さまの構成力にも脱帽しております。
スピンオフが書かれるたびに、本編の輝きと深みが増しているように思います。
それと同時に、加須千花さまが一連の物語にどれほど心血を注いでいるのか、身に染みて理解できる気がします。
イラストも素晴らしいですね。
私、みずらにもいろいろな種類があることを初めて知りました。
アホみたいな長文になってしまい、申し訳ありませんです。
すてきな物語を、ありがとうございました。
作者からの返信
夏井涼さま
おはようございます。
読了ありがとうございます!
また、素敵なレビューをありがとうございました。
え……、長文書いたのに、消されてしまったの、もったいない、読みたかったな、と思いましたので、
「こちらにコメントするかどうかについてとても悩んでおりました。」
それでもコメントくださり、嬉しいです。
気持ちを嵐のなかの小舟のようにさせてしまってスミマセン(^_^;)
「私は、比多米売と広河を未来永劫、許すことが出来ない心持ちのままです。」
「何か綺麗にまとめてあの世へ行ったけど、お前たちの足下では大川は苦しみに呻吟していて、心を殺されてるんだよ。」
これについては、比多米売は、大川を傷つけた事に自覚的です。
なので、大川を思い出すと、「傷つけてしまったから……、幸せになってほしい」と思いますし、自分が、広河から思いがけず愛され、大きな幸せを感じる瞬間に、「あたし、うまく言葉にできないけど、これで良かったんだと思うわ。」という、喜びが吹き出しているにしては消極的な言葉だけをつぶやきます。
これは、やっぱり、大川の影が比多米売のなかにあるからです。
「あたし、(本当は大川さまの吾妹子になりたいと望んでいた。なのに、大川さまを、あのように傷つけてしまった。その事を思うと哀しい。大川さまとあたしは、幸せになる道はなかったのね……。今は広河さまに愛されて、)これで良かったんだと思うわ。」
という言葉が隠れています。
一方、広河は、素直に大川の枕元に立てません。
枕元に立っても、何を言うか……。何も言うことはない、と思います。(←オイ)
広河は天へ昇って、ずっと難隠人の成長を見守り、難隠人が大人の舞を披露するところで、息子の立派な成長と、大川の心の声が天に吹き上がり、そこでやっと、
大川に謝り、感謝を伝えたい。
という気になります。
しかしもう、天国にいるので、枕元に立てません。
広河は、
「…………。」
と仏頂面で頬杖をつき、天国に昇る前に、枕元に立って、大川に伝えてくれば良かったな。と、後悔します。
そんな珍しい広河を、
「まあ、そのお顔!」
と比多米売は愉快そうに笑ってから、広河を慰めます。
さて、大川。
本編登場時、まだ心は血を流しています。
しかし、難隠人の舞を見ている時には、心は血を流していません。
彼は無理なく、兄を、比多米売を、すでに自分が許している事に気が付きます。
もう、憎んではいないのです。
大川が、難隠人を愛したからです。
比多米売は、大川が女嫌いになる原因でした。
大川にとって、謎の女。まさしく、宵闇にいる女です。
なので、第三章から物語を始めるわけにはいきませんでした。
ちなみに、大川はこうでも、三虎は比多米売と広河を許していません。
「正直、地獄の業火で焼かれてしまえ。」
というのは、三虎の偽らざる本音で……。
夏井涼さま、良くおわかりになりましたね。(^_^;)
「そう思うのなら初めから投稿しなければ……」
→いやいや、コメントください。ウェルカムです!
「他の方々の感想や、作者様の思い(特にあとがきに書かれている部分など)を否定するものではないことだけは明記しておきます。」
すごくお気遣いいただきまして、ありがとうございます。
大川に同情的。そうでなくては、この物語を書いた意味がありません。
大川は、このような過去を持ち、本編では、あのような雰囲気をまとっていたのです。
あとがきにも書きましたが、本編を書く前に、この「蘭契ニ光ヲ和グ」はほぼ下書きを書き終えていました。
なので、大川はずっと、本編で、この苦しさを抱えていたのです。
大っぴらには語ろうとせず。
かたわらには、これを知る三虎が、常に控えて、大川を支えていました。
「もしかしたら、私の視点は三虎に一番近いのかも知れませんね。」
→三虎が舞台袖でニヤリと嬉しそうに笑っています。
みずらは、種類があるようですが、あまり詳しいわけではなく、挿し絵では私の創作もあります。
「すてきな物語を、ありがとうございました。」
こちらこそ、沢山褒めていただき、ありがとうございました!
コメントありがとうございました。
完結、お疲れ様でした。
最初から最後まで、驚くほど印象の変わる物語でした。
そして、誰もが力いっぱい生きている。
生命のエネルギー溢れる一本であったな、と思います。
最後まで読ませて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
幸まるさま
完結の寿ぎ、ありがとうございます。
最初から最後まで、驚くほど印象の変わる物語でしたか。
そう言ってくださり、嬉しいです。
前半は、加巴理とちび三虎の友情爽やか風味。
後半は、黒豹・比多米売が暴れます。
なので、タイトルをどうつけようか、すっごく迷ったんですよ。迷ってちび三虎が勝ちました。
誰もが力いっぱい生きている。
生命のエネルギーがあふれている。
そんな物語であってほしいと願い、執筆しています♪
物語に最後までおつきあいいただき、また、たくさんのコメントを頂戴し、ありがとうございました!
こんばんは。
今更ですが、完結お疲れ様でした。
最後はもうウルっときちゃいましたね(´;ω;`)ウッ…
大川さまには申し訳ないですが、比多米売編に完全に持っていかれちゃいました(笑)
お詫びに本編の大川さまを見ようかと思いましたが、新作もあるようですし、そっちの方がいいですかね?
多分、好みでいいと仰るかと思いますが、明日からの私を加須さまに託します。
決めちゃってください!(≧▽≦)
作者からの返信
最十レイさま
こんばんは。
物語を最後までおつきあいいただき、
あ───りがとうございましたぁぁぁぁ!m(_ _)m
最十レイさま、いつもコメントくださって、すごく、すっごーく、参考になりました。感謝申し上げます。
最後はもうウルッときちゃいましたか。嬉しいです!
大川さまの知らぬ、比多米売と広河の歩いた道……。比多米売編を楽しんでいただけたのが、コメントから伝わってきて、嬉しい思いでいっぱいです。
では、ぜひ、「あらたまの恋 ぬばたまの夢」ご覧くださいませ。
やはり力が入っているのは、本編です。挿し絵の数も、他の中編、短編とは違う枚数で描いております。
ではっ、明日から本編でお待ちしておりますよ〜!
コメントありがとうございました。
善悪とは違う世界に生きざるをえない人達はどうしてもいるものですからね。
世界には不条理もあるのだというのを体現したような、そんな話でありながらも最後は意味をもたせる展開が素晴らしかったと思います。
お疲れ様でした。
作者からの返信
川野遥さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
物語の完結までお付き合いいただき、ありがとうございました!!
「世界には不条理もあるのだというのを体現したような」
そうなんです。
奈良時代、甘くはない世界。
自分を押し流す不条理の大波に泣いた女がいて、身分が高く教養もあり容姿にも恵まれたのに、それでも不条理に泣いた男がいました。
最後は、比多米売と広河は、ぷかぷかお空の上から、穏やかに赤ちゃんを見守っています。
川野遥さま、たくさんコメントいただき、とっても幸せでした!
ありがとうございました。m(_ _)mペコリ
加須 千花さま
こんにちは。あらためて完結おめでとうございます。
加須 千花さまの、このご解説、良いですね。「ふたりとも死んじゃったよ……」の寂しい気分が少し和らぎました。
広河さまが比多米売にぐいぐいと惹かれていった様子、読んでいてもすごく腑に落ちました。そうだよねこんな生い立ちだったら、きっと求めるのは悪女と言えるくらいしたたかで弾けんばかりの命を感じさせる強い女だよね、と。そんな女が現れ、愛し合うことができれば、彼の心もひとときの安らぎを見出せるのではないかと。
良いお話をありがとうございました。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
申し訳有りません、返信が遅れてしまいました💦
完結の寿ぎ、ありがとうございます。
この解説で、「ふたりとも死んじゃったよ……」が和らぎましたか。
良かったです! それを狙ってかいた、あとがきでした。
広河が比多米売にぐいぐい惹かれていく様子、腑に落ちましたか。
そう言ってもらえると、ほっとします。
広河、比多米売と会ってからは、憑き物が落ちたように、穏やかな日々を過ごすことができました。すっぽん比多米売のおかげです。
彼女は彼女で、あらたな野望をみつけ、ルンルンルン♪と過ごしていました。
安らぎの日々でした……。
物語に最後までおつきあいいただき、また、素敵なレビューを、ありがとうございました。
ええ話や(鼻声)となりました……。クルクル回る比多米売を見て、広河様が声をかけるシーン、最高でした。
正直途中までは「この二人が難隠人様の……?」と首を傾げざるを得なかったのですが、最後まで読めば全てがピッタリはまる、素晴らしい愛の物語でした。
子犬を拾うヤンキー効果かもしれませんし、大川様や古志加たちにはちょっと申し訳ないのですが、最後のこの二人が人間的に一番好きかもしれません。
完結、おめでとうございます!
作者からの返信
星城 雪明さま
おはようございます。
完結の寿ぎ、ありがとうございます。
また、きらきらお星さま、感謝申し上げます。
くるくる回る比多米売、広河さまが声をかけるシーン、最高でしたか。
嬉しいです!
広河さまは、五月の野原で踊る比多米売を回想しながら、生を終えました。
幸せな夢を見ながら、逝ったのです。
そう、途中までは、「この二人が難隠人さまの……?」と首をかしげてしまうくらいなのですが、きちんと、最後には、「あらたまの恋 ぬばたまの夢」へと、違和感なく続いていくところへ、物語は落ち着きます。
お空の上で、穏やかな顔をした広河さまと、晴れやかな笑顔の比多米売が、難隠人さまを見守っています。
子犬を拾うヤンキーな広河。(笑)
「素晴らしい愛の物語」
「最後のこの二人が人間的に一番好き」
と言っていただき、私の胸がじいん、となっております。
公開して良かったです……!
最後までご覧いただき、また、ご感想を賜り、ありがとうございました。
あとがきにもお邪魔します。
前回のエピソードで完結、と言ってしまったのはフライングでしたね 笑
お疲れ様でした。
比多米売の章、とても感動しました。
25日で完結しますと聞いていたので、後から一気に読むと決めていて(そうお勧めいただいたのもありますが)、そうさせていただきましたが、確かに良かったです!
この感動は、この世界観で比多米売と一緒に寄り道せずに旅路に出たからに他ならないでしょう。
考えてもみれば、様々な不幸に見舞われましたが、彼女は全ての願い…家族を救うこと、想い人と幸せになること…そして、期待以上の、広河の妹となること…これらが叶って、成就して死ねたから、幸せだったのかもしれません。
作者からの返信
海藻ネオさま
あとがきにもようこそ!
前話で、終話なので、フライングではないですよ。
比多米売の章、とても感動しましたか。
良かった……。比多米売は……(前コメントと同じ言葉をループ)
「この感動は〜他ならないでしょう」
貴重な読者さま視点のコメント、とても助かります。
自分からは見えない視点なので。
比多米売と一緒に、奈良時代の大地を歩んでくださり、ありがとうございます。
彼女の一番の願いは、家族を救うこと。それが全てで、まさか、これほど身分の高い男性から、これほど愛されるとは思ってもみませんでした。
まして、自分が心から男を愛し、妹と呼ばれて、幸せで満たされる心地になる日が来るとは……。
彼女は日々を濃く生きました。もちろん、自分の赤ちゃんを自身の手で育てたかったでしょうが、頑張って生きた日々を振り返ると、晴れやかな笑顔となれる、お空の上の比多米売です。
コメントありがとうございました。
確かに!
難隠人さまは比多米売似なんですわ!
そう思うと難隠人さまがとっても愛おしくなってきました。
比多米売は悪女だけど、幼少期にしっかり親の愛を受けて育っているので、根っこのところでまっすぐで、計算高いずる賢い女だけど愛に満ちていると感じました。
私は倫理観より自分の欲望に正直なキャラクターがすきなので、比多米売がイチオシになりました!
そんなに読後感は悪くないです。
家族愛の物語でよかったです。
今後ちょっと気になるのは・・・広瀬さまがなぜああなのか!?
これこそ読後感の悪い話になりそうですが、気になります!
「もう終わりか~」と思いましたが、文字数を見たら軽く10万字オーバーしていました。
キャラクターが全員しっかりと生きているので、とても楽しかったです!
作者からの返信
綾森れんさま
こんにちは。
そうなんです、「あらたまの恋 ぬばたまの夢」を読んでるだけでは分からないんですが、難隠人さまは比多米売似なんです!
難隠人さまがとっても愛おしくなってきましたか。ふふふ。嬉しいです。
比多米売は、綾森れんさまの仰る通りのキャラクターです。
もう、まるっと、そのまま、その通り!
彼女を良く読み込んでくださり、気に入ってくださり、ありがとうございます。
比多米売も、広河も、大川を蹂躙していくので、読後感が心配でした。
「そんなに読後感は悪くないです。家族愛の物語で……」とのお言葉にほっとしております。
広瀬パパンは、「剡剡」の一夜で、すっかり人が変わってしまいました。もう、妻二人にも、広河にも大川にも、愛を注ぐことができなくなってしまいました。
彼は椿売を、過去だけを見つめて生きています。
一方、上野国大領としては立派な手腕を発揮しています。
「もう終わりか〜」「とても楽しかったです」とのお言葉、とっても励まされます。
綾森れんさまのコメント、かなり参考にさせていただいています。
(本当に比多米売が読者さまの目にどう映るかわからなくて(^_^;))
応援いただき、ありがとうございました!!
新作が大川さまの話とのことで、やっぱりこちらから読みたいと思い、先にお邪魔いたしました。
明るいお話ではない……と覚悟して読み始めたものの、一話目からページを繰る手が止まらなくなり、夢中で読んでしまいました。
これまで私の中で大川さまは、常に紗幕の向こうにいるような、あるいは姿は見えても触れられないような壁を感じるキャラクターだったのですが、こちらを読んで一気にその壁が取り払われ、とても身近に感じられるようになった気がします。
それにしても広瀬さまは……変に律儀なぶん、余計に息子たちに厄介な陰を落としたように思えてなりません。いっそのこと全く家族を顧みない、というのであれば兄弟ははじめから父を求める気持ちすら起きず、途中で絶望することもなかったのではないか……などと悶々と考えてしまいます。
大川さまを意図してどうしようもなく傷付けた広河さまが、その行いの先で心の平安を手に入れられたという事実は傷ましいものの、それでも比多米売との日々に、せめて二人が幸せを得られたのは良かったと思いました。
しかしながら大川さまは受けた傷と、生涯愛する相手など得られないのかもしれない、という絶望をこの先ずいぶん長い間抱えて生きることになるわけですよね。兄を墓の中から引き摺り出してでも自分の手で殺してやりたい、大川さまの叫びが胸に突き刺さりました。
彼がこの先どのように愛を得て、どのように幸せを得ることになるのか、これから新作にて拝見したいと思います。
作者からの返信
Skorcaさま
おはようございます。
最後まで怒涛の一気読み! ありがとうございます!
もう完結してひさしい物語を一気読みしてくださって、本当に嬉しいです。お星さまも感謝申し上げます。
「これまで私の中で大川さまは、常に紗幕の向こうにいるような」
ええ、わざと、そのように書いてきました。謎めいて、心に何かを抱えていそうな美貌の貴公子です。
「こちらを読んで一気にその壁が取り払われ、とても身近に感じられるようになった気がします。」
良かったー!
それも狙い通りです。
「蘭契ニ光ヲ和グ」を読まないと、読者は、大川という人物を真に理解する事はできない。そのように設計しました。
「広瀬さまは……変に律儀なぶん、余計に息子たちに厄介な陰を落としたように思えてなりません。」
そうですね……。
「いっそのこと全く家族を顧みない、というのであれば兄弟ははじめから父を求める気持ちすら起きず」
広瀬は、跡継ぎをもうける、という使命の為に、子をもうけました。
上毛野君の立派な男であれ。先祖に恥じぬように、と、子供に求めました。
一方、親らしい愛情を与える気はありませんでした。
子供からしたら、なんとも半端ですよね。うむ。この人が全部の原因かもしれぬ。
「大川さまを意図してどうしようもなく傷付けた広河さまが、その行いの先で心の平安を手に入れられたという事実は傷ましい」
そうなんですよ。
誰もそんな事が起こるとは予想だにしていませんでした。
比多米売の強さ、生命の輝きが、広河を救いました。
なんとも皮肉です。
広河は、大川を傷つけた行為の報いを受けています。あれほど望んだ我が子を抱くことなく、黄泉に旅立つ、という形で。
そして、旅立つまでの間、一年にも満たないあいだ、たしかに、比多米売と広河の幸せな、輝くような時間があったのです……。
ひるがえって大川は「受けた傷と、生涯愛する相手など得られないのかもしれない、という絶望をこの先ずいぶん長い間抱えて生きることになるわけですよね。」
そうなんです。これはね……、可哀想です。新作「遣唐使の恋」につなげる為に、どうしてもそうなってしまうんですねー。
「兄を墓の中から引き摺り出してでも自分の手で殺してやりたい」
大川はそう叫びながら、そんなショッキングな事を考える自分にも傷ついていました。腹違いとはいえ、血のつながった兄ですから。
「叫びが胸に突き刺さりました。」
ええ、そうでなくては。このシーンはそうでなくてはいけません。
新作は大川の物語。そして、ハッピーエンド確約です。ご高覧くださいましたら幸いです。
コメントありがとうございました。