応援コメント

第十三話  孤悲に死ぬべし」への応援コメント

  • ううっ、つらいなぁ。
    比多米売さん、たった一晩で大川さまの心を奪って、そして去ってしまった……。その上、兄上を庇うところまで見せつけられて大川さまの心はボロボロですよね……つらい。その比多米売さんも、この一夜で広河さまに心を奪われて……。心を、と言うよりも家族のこともありましたし、それでもつらいなぁ。やるせないなぁと。

    三虎さん、どうするのでしょう……?

    作者からの返信

    朝倉千冬さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    比多米売、たった一晩で、大川の心を奪い、翌日には、兄をかばうところをみせつけ、兄と去ってしまいました。
    大川の心はボロボロです。
    この傷は、ながく癒えません。

    比多米売はね、どんな心境だったかは、第三章、「こごしき道」でくわしく描きます。
    比多米売は比多米売で、辛い心境です。

    三虎がこのあと、どうするのか。
    次話ですぐにわかります。

    コメントありがとうございました。

  • 千花ちゃん。

    ここで大川さま、無念の気持ちを晴らすため憎き広河さまに剣を振り下ろそうとしたその時。
    両腕を広げ、背に広河をかばい、まっすぐこちらを見ている目に、涙があふれてる比多米売さん。

    広河さまを大川さまの目の前で選んだ比多米売さん。

    大川さまとしてはこれほどの屈辱と裏切られたことへの不信感や切なさはないと思いますが、これは比多米売さんの愛情だと私は思います。

    大川さまにここでスパッと私の事は忘れて!
    計算高くて、すぐに他の男になびく私の事は忘れて!
    そう心の中では思っていたのでは!

    いずれにしても兄上から失意のどん底に振り落とされた大川さま。
    見るに忍びない辛い場面でした。

    作者からの返信

    この美のこ様

    大川、ここで比多米売が割って入ってなければ、広河兄を斬り殺していたでしょう。

    大川、比多米売に未練です。自分の胸に飛び込んできてほしかった……。
    この裏切り、屈辱、切なさは、ずっと、この後も大川の胸を焼き、苦しめることになります。

    比多米売はね……、比多米売は……。
    この美のこ様の感想、「私のことは忘れて」も、この時の感情に入っていました。
    でも、それがメインではないようです。
    何を考えていたのかは、第三章、「こごしき道」に譲ります。

    「失意のどん底に振り落とされた大川さま。
    見るに忍びない辛い場面でした。」
    本当ですよね……。
    「あらたまの恋」の大川は、このような辛い過去を持っていたのですよ……。

    コメントありがとうございました。

  • 大川様は災難でした。
    本当にご愁傷様です。
    それしか言いようがありません。

    ともあれ、広河兄が受けた卜はこれで果たされそうですね。

    作者からの返信

    プロエトス様

    たくさんご高覧くださり、ありがとうございます。

    大川は、災難でした。
    この嘆きの声をあげた朝は、彼のトラウマの原風景です。

    泣き伏す彼に、ご愁傷様です、と声をかけてくださり、ありがとうございます。

    この回は間違いなくハイライトですが、物語はまだ続きます。広河兄の亀卜もふくめ、
    「こうなるのか」 
    と読者さまに思わせる話になってますので、ぜひ、続きもお楽しみに……。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  • 拝読致しました。
    前回のコメントバックで、よもや広河さんがそこまでの覚悟であったかと、驚きましたヽ⁠༼⁠⁰⁠o⁠⁰⁠;⁠༽⁠ノヒョエー
    綺羅綺羅しい存在感で下から圧迫している大川さんを忌んでいるだけでなく、愛をくれない父も、自己愛を振り撒く母刀自も、全てを厭うているのですね。(⁠╯⁠︵⁠╰⁠,⁠)
    と言って、この行いが許される訳ではないのですが。
    比多米売さんも、広河さんを信じてしまった以上、家族を救うには広河さんを守るしかない。
    だから愛のためではなく、恐怖ゆえに大川さんの剣の前に立つ。
    そんなバックグラウンドを知らない大川さんは捨てられたと思うがゆえに傷つき、三虎さんはくちなわさんを憎み、敵認定する。
    あ、三虎マネージャーだけ、事情知っても結果は変わらないかも(^_^;)
    すごい想いのぶつかり合いです……

    作者からの返信

    たけざぶろう様

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    そう、広河は、たけざぶろう様のおっしゃる通りです。
    弟も、母も、とりわけ父を厭うています。

    それでも、このような行為、とうてい許されるものではないですよね。

    比多米売については、このあとの「こごしき道」で、詳しく語ります。

    大川は、広河兄のこのような思いはわからず、(広河兄も伝えるつもりがない。ただ、斬れるのか、と問いかけるのみ)
    比多米売に捨てられたと思い、傷つき、地獄の苦しみです。

    三虎マネージャー、比多米売をけして許しません。
    何もしがらみを考えないなら、比多米売が大川を捨て広河兄をとった時点で、袈裟斬りに斬って捨ててやりたいです。
    事情知っても三虎は変わらないですね。

    「すごい想いのぶつかり合いです」とのご感想、ありがとうございます。

    コメントありがとうございました。

  •  うーむ、命を張って広河をかばうとは、比多米売は家族のこと広河に保証されたことを恩にきているのかしら。

     大川さまとは、ちょっと遊んだだけになってしまったのかなあ。
     大川さま、まだ十五歳だしなあ。

    作者からの返信

    本城 冴月さま

    だいたい、本城 冴月さまの予想で、あってます。

    比多米売のことは、このあと、「こごしき道」でしっかり語りますので、詳細はそこに譲りますね。

    ここは、まだ十五歳の大川から見て、「なぜなんだー!」大川は理解できない……。を描いています。

    コメントありがとうございました。

  • 一晩で比多米売の心まで奪ってしまうとは。
    広河様、恐ろしく狡猾かつ凄まじい甲斐性ですね。
    後者はちょっと違うかもしれませんけど。

    ここまでして弟に嫌がらせをする意図が読めませんが……。
    大きな理由なんて無くても、人はいがみ合える生き物ですからねえ。
    むしゃくしゃしてやったのだとしても、それはそれで物語性がありますし。
    その場合、より大川様が報われないのですが。

    早く立ち直れるよう、三虎には支えてあげて欲しいものですね。

    作者からの返信

    濱丸さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。
    一気読みありがとうございます!

    広河兄、恐ろしく狡猾。そして凄まじき甲斐性です。ハラホロヒレハレ(^o^;)
    広河兄は、父親から大川が「兄に望まれたら、なんでも差し出せ」と言われた時から、ずっと考えていたのです。
    何が一番効果的か……。

    広河兄は、父親から顧みられず、母親は普段猫っかわいがりしてくるくせに、ヒステリーを起こすと広河兄を見ることもしません。
    広河兄は、大豪族の跡継ぎとしてふさわしくあれ、と重圧ばかりかけられ、育てられました。
    四方八方塞がりのストレスの、はけ口。
    それが、母親がうはなり(妾)を憎むせいで、異母弟に向かいます。

    大川はとばっちりです。
    「三虎には支えてあげて欲しい」励ましのお言葉、ありがとうございます。
    はい、三虎は、ずっと、大川のそばにいます!

    コメントありがとうございました。


  • 編集済

    他の方たちが、作者様でさえどれだけ比多米売を庇う発言をされていても、私は許しません。
    私にその自由は、ありますよね?

    作者からの返信

    夏井涼さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    ええ、比多米売を許す必要はありません。
    大川さまが、哀れです。
    大川さまは、深く深く、傷つきました。
    三虎も、比多米売を一生許しません。

    本編に至る、大川さまと三虎には、このような過去があったのです。
    その事をやっと……、夏井涼さまに知っていただく事ができました。

    「私にその自由は、ありますよね?」
    お気遣いの一文を添えてくださり、ありがとうございます。

    コメントありがとうございました。

  • あ"あ"〜、つらい!!
    ヒタラメさんも、広河さまに家族を助けてくれって約束しちゃったから、かばうしかなかったんですかね。。。

    大川さまがこんな目にあうなんて……!!

    作者からの返信

    虎の威を借る正覚坊様

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    大川、辛いです。広河兄は鬼じゃあ……。
    比多米売は、
    ①賊の手がついたと言われても弁解しきれない自分を、大川が受け入れてくれるかわからない。
    ②広河兄が自分を望んだ以上、大川は身を引くだろう。(大川は抵抗するかもしれないが、兄弟喧嘩を避けるため、まわりが説得し、大川は説得を受け入れるだろう)

    そこまで考えて、大川のもとへ帰る道は断たれたと理解しました。
    広河兄の、「家族を救う」約束に、賭けるしかない状況です。
    そう、広河兄をかばうしかないのです……。

    大川は、こんな辛い過去を抱えていたのです。

    コメントありがとうございました。

  • 『この迂腐な母父の間に産まれ、おまえも私も、何をこんなに苦しんでいるんだろうな?』
     ↑
    これが言えるなら、お互い理解し合えると思うんですが……ままならないものですね(´-ω-`)

    でも、ここまで徹底されると逆に清々しいです。
    実際にいたら嫌ですが、物語を彩る上では必要不可欠な人物。

    おっと、私は三虎推しのはずでした。いかんいかん……(笑)

    作者からの返信

    最十レイさま

    こんばんは。

    そうですね……。お互い、理解しあえたはず、ですよね……。「ままならない。」それが、この兄弟です。

    そして、おっしゃる通り、広河は、物語を彩る上では、必要不可欠な人物です。
    私も実際にそばにいたら、嫌な人物ですけど。(^_^;)

    三虎は、ちょっとここらへんでは、活躍の機会が巡ってこず……。ダークな広河の非道さが際立っております。

    コメントありがとうございました。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     サブタイトルを読んでなるほど、と(T ^ T)
     いや、結果的にはヒタラメさんとは離れておいた方がいいだろう、とは思うものの、大川さんに与えた傷は深刻ですね……。
     三虎さんが朴念仁に成長しちゃった理由かも知れない。衝撃的でした。

    作者からの返信

    上野文さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    なるほどのサブタイトルなんです。
    誰も死んではいないのですが、それぐらいの心、想い、ということです。

    もう、比多米売と大川は一緒にいれませんが、それにしても、大川の心の傷は深刻です。
    →本編の謎人物、大川さまに繋がります。

    そう、おっしゃる通り、三虎が朴念仁となる理由でもあります。

    コメントありがとうございました。

  • 加須 千花さま

    こんにちは。

    これこそ、純真でひたむきな少年から、あの大川さまが生まれるきっかけとなった事件なのでしょうか。

    「何もかもが迂腐だ」
    殺気だった弟に剣を向けられても、泰然とそう言い放てる広河さま。

    「どけません!」
    広河さまの前に立ちはだかり、涙を流しながらそう言う比多米売。

    絶叫し、地に剣を突き立て、慟哭する大川さま。

    世界がぐらぐらと揺れるような正視しがたい場面だなって思います。

    三虎にとって比多米売は、欲にあらがえず大川さまを一呑みした憎き蛇ですが、必死で生きるものにとって、欲に従った駆け引きに自分の武器を惜しみなく投入するのは当然のこと。

    財力と美貌をあわせもつ大川さまは蛇にとって絶好の獲物、大川さまという存在には、哀しいことにこれは不可抗力ともいえるのではと思ったのでした。

    作者からの返信

    佐藤宇佳子さま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    気合の入ったコメント、ありがとうございます!
    そうなんです、これこそ、純真でひたむきな少年が、あの大川さまになる、大きなきっかけの事件です。

    まさしく、世界がぐらぐらと揺れるような正視しがたい場面でした。

    三虎にとって比多米売は、大切な大川さまを一呑みした憎き蛇です。
    しかし、比多米売にとっては、持てる武器を総動員して、駆け引きをしただけのこと。

    財力と美貌をあわせもつ大川は、蛇にとって水気たっぷりの獲物。
    これだけしたたかな女性にロックオンされた時点で、大川は一呑みされる運命から逃げられなかったでしょう……。

    コメントありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    少し忙しかったので、昨日目を通せず、四話一気に読むのを楽しみに開いたら、五話追加されていて、これもまたとても良い区切りでした!
    すごく良いタイミングで読めたことの運に感謝です。

    全てを通して面白いのは間違いないですが、この比多米売の回全部、最高でした。

    大川にとっては全てをひっくり返された気分でしょう。恋は盲目、というぐらい、全部をひっくり返しますから。しかし、それでも生きていくしかないですね。

    広河め〜、と言いたいところですが、妹を大事にするという伊可麻呂の言うことを信じるのであれば、一時の情事は差し置いて、比多米売にとっては、抱き上手で大事にするという広河の妹になるのも悪くはないのではないかという気もしますね。謀った事は最悪ですが。

    ただ、本当に7年以上生きられない子しか産めないのなら、この時の比多米売の選択は正しかったのか…しかし、子ができないとは、広河が無精子症である可能性もゼロではないですね。

    あ、後もう一つ!星と嬉しいレビュー、ありがとうございました😭😭
    アドバイスもめちゃ感謝です!登場人物まとめて書きます。それぞれの章の間ぐらいに入れておきます!

    作者からの返信

    海藻ネオさま

    本日はコメント絨毯爆撃で失礼いたしました。
    どれも丁寧に返信いただき、ありがとうございます。
    登場人物一覧は、それぞれの章の間ぐらいに入れていただけると、なお、助かります。
    お互い、一人でも多くの読者さまが訪れますように……☆


    この「五話分」は、とても良い区切りだと思います。
    一気読み、ありがとうございます。
    全てを通しておもしろい、との褒め言葉、嬉しいです。

    私の架空なのですが、
    ○吾妹子《あぎもこ》──愛人。金持ちは何人持っても良い。

    ○妹《いも》───運命の恋人。生涯でただ一人。

    という世界観なので、比多米売は、大勢いる吾妹子の一人になった、に過ぎません。
    ではありますが、比多米売、悪くない扱いです。広河、抱き上手だし。はっはっは……(^_^;) 
    ちなみに、広河は、無精子症ではありません。

    大川、恋は盲目状態で、全てをひっくりかえされ、涙にくれています。
    それでも、生きていくしかないですよね……。


    海藻ネオさま。
    この物語は、未来の時間軸である、本篇をご存知の読者さま(といっても、ほとんど皆、作家さまですが)からコメントいただくことがほとんどです。
    なので、本篇未読の海藻ネオさまの感想が、本当───に貴重で、新鮮で、ありがたいです。
    (もちろん、コメントいただける方は皆ありがたいです。五体投地)
    今後も、お時間の許す範囲で、率直な感想をいただけると、とっても助かります。

    コメントありがとうございました。

  • 孤悲、こひ、恋ですか――
    ああ、意味が濃い。って私が考えたやつだけ親父ギャグ_| ̄|○

    悲劇の女官・比多米売。
    だがしかし。
    三虎視点だとファムファタルに早変わり!

    あれ? 三虎も彼女が広河に犯されたことは知っていますよね?
    この時代の感覚として、一度誰かと身体を重ねた女が、大川さまのような高貴なひとの妹にはならないって感じですよね・・・?

    (時計塔の鐘、二重ガラス窓を閉めていればよいのですが、鎧戸だけだとうるさかったです! クーラーないから夏は鎧戸だけ閉めて寝ていました。

     1730年代のオペラで、好きではない男に言い寄られた貴族の女性が「私はすでに○○様(←好きな男の名)と、く、く、く、口づけ(←言うのも大変)を交わしてしまった身ですから!」と、キスだけで体が穢れるかのような発言をしていて、「ほほー、この時代の感覚なのか?」と興味深かったのを思い出しました!)

    作者からの返信

    綾森れんさま

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    はい、孤悲、濃ひ、恋です。
    はっはっは……。

    比多米売、悲劇の女官……、そうですね。この時点だと悲劇ですね。
    大川のファム・ファタルです。
    しかーし! 三虎視点だと、「あのくちなわ(蛇)女、大きな口で大川さまをひとのみしやがって……!」です。
    三虎は、あれが、大川さまの運命の女だなんて、信じません。
    あんな、大川さまをズタズタに傷つけて去っていった女のことなど……。

    あ〜、う〜ん、身体が清いことが、大豪族の妻になる条件か?は、どうかな〜。
    微妙だな〜。
    資料がない。奈良時代、ある程度、性には奔放であったと考えます。
    同時に、この時代(平安もだけど)男女の関係が人の噂になってしまうのを嫌います。

    一般の郷の人々は、女が清いかどうか、重視しません。
    大豪族は、どうか。やはり「他の男と噂になった女」は妻に選ばないでしょう。


    大川と広河に焦点を絞って考えると、
    ・大川は、広河の手がついたって、比多米売と一緒にどこまでも逃げて愛を成就させるつもりでした。
    ・広河は、比多米売に、「大川は潔癖だから、賊の手がついた女はそばにおかない」と言いきかせ、比多米売はそれを(大川さまは優しいから、そばにおいてくれるかもしれない。でも、広河さまの言うことも、もっともだ)と、100%でないながらも、信じます。

    繰り返しますが、郷はかなり自由でした。大豪族たち、住む世界は違うとはいえ、時代は一緒なのでから、ある程度、その影響は受けるのではないか、と思うのですよね……。

    すみません、ふわっとしてます💦

    コメントありがとうございました。