異世界で空を飛べる僕は地平線にこの物語の結末を見た

大槻望は中学一年生。新しい環境での生活がスタートしたばかり。
しかし、「自分を変える」キッカケを掴めず相変わらずのサエナイ日々。
「何か一つ、ズバ抜けた特技でもあればなぁ……」と無い物ねだりの空想にふける。
今日も授業中にそんな妄想をしながら、ついウトウト……。
すると、机に突っ伏していたはずが目が覚めれば「見たこともない世界」に！
異世界へと転生を果たした望は「空を飛べる」能力を手に入れていた。
平和な世界で気ままに暮らしていたが、地平線に向こうに「亡者の旅団」が近づいていることを知る望。
おそらく望が暮らすこの町も「死の荒野」と化すはず……。
そのことを町の住民に知らせれば、「空を飛べる」望が先陣を切って戦う役目になるだろう。
こんなことなら「空を飛ぶ」能力なんていらなかった、と肩を落と…続きを読む