応援コメント

後書き(1)プロットについて」への応援コメント

  • 素晴らしく素敵な物語に巡り合わせていただきありがとうございました!
    ご紹介いただいた時はメリバと仰られてましたが、私的には十分にハッピーエンドでした。

    序盤の展開に、物語上のヒロインとしてのビビアンの嗜好・行動の不安定さ、それから話の雰囲気からくる不安はありましたが、ビビアンが純粋に主人公を求め始めたあたりから惹き込まれていって一気読みしてしまいました。

    階級社会が残る舞台もとてもよかったです。単純に好きになったから一緒になることができないという舞台装置としての階級社会と立場の強いキース、それをぶち壊してしまえるような最初の復縁へのギミックが素敵でした。ビビアンからすれば逃げた訳ですが、それでも最後に頼ってくれたのがティモシーだったことに読んでいて救われました。

    ナンシーについては、ティモシーからすれば自分が愛する人に与えることができない物を持っている(しかも肉体面で)、男としてとても敵わない寝取り相手なのが辛いですね。

    打ち明けあえたのも全てが終わったあと。ビビアンが言うようにせめてどの段階ででも打ち明けていたらもっと平和な結末もあったのかも。ナンシーは二人のどちらからも責められた可能性がありますが、せめて出産前であったなら和解もありえたかもしれないのが残念です。ビビアンはキースに続いて二度目にも拘らず、早い段階でティモシーに相談できていたら……と。

    LGBTQ+についてはすみません、私はその辺あまり難しく考えないで物語を書く方なので、好きならいいじゃん程度の理解の人です、申し訳ない。

    いずれにしても最後のビビアンの『いま手元に残ったものにただただ感謝する』という選択は、彼女らしい素敵な選択だと感じました。それだけに全編を通してビビアンの蓮っ葉な印象に素直さが感じられ、ティモシーを愛していたいという想いが瑕疵を覆せる程に好印象だったからだと思います。

    素敵な復縁話をありがとうございました!

    作者からの返信

    熱い感想をありがとうございます!
    ビビアンを気に入っていただき、そしてハッピーエンドと感じていただけて嬉しく思います。
    男性読者から見ると序盤の展開はストーリーの中でどういう意味を持つのか、LGBTQ+タグに反応してその気で読むのでなければ少し戸惑いますよね。
    そういった懸念はありましたが、思い切って企画に参加させていただいて、ご満足いただけたようで何よりです。

    ありがとうございました。