登場人物・設定

城田聡一警部補

 怪人対策書禍都支部・第一章第一庫に所属。日々たくさんの事件が起こる禍都で、数々の怪人を打倒してきた名物刑事。銀色の拳銃を使う。


増山警部

 怪人対策書禍都支部・第一章第三庫に所属。怪人との直接戦闘が少ない三庫に所属しているとはいえ、指定悪鍋都市でキャリアを積み上げてきた超人。戦闘能力は低い。


「水青のクイド」

害度:狐(不明)

覚醒型・欠落体

 禍都で噂される「掟」を敷いた怪人。正体を知ろうとするものは例外なく死ぬため、顔見知り以外はその素顔を知らない。





怪人(かいじん)

 いわゆる人間のうち、体内の怪人因子を励起できる個体のこと。超能力の発現や怪人態への変化がみられ、何らかの外見の変化が起こることも多い。覚醒型・伝聞型・継承型の三種類に大別されるものの、後者ふたつはかなり希少。


認定怪人(にんてい-かいじん)

 因子テストで陽性が出た人間が、国家認定を受けることでこの身分になることができる。対策員によって払拭されつつあるものの、根強い差別が残るため、テスト結果を隠したまま生きる「未認定怪人」(非公式の名称)も多い。


対策員(たいさくいん)

 認定怪人のうち、怪人対策書に所属して怪人犯罪を止める役目を担うものを指す。勘違いされがちだが、全員がヒーロー然とした外見をしているわけではない。


怪人対策書(かいじん-たいさくしょ)

 怪人犯罪に対抗するために設立された、怪人専門の警察組織。対象の人権を停止し、殺処分する権限を持つ。あまたの対策員を擁し、英雄視されることも多い。


指定悪鍋都市(していあっかとし)

 怪人(国家認定を受けていない個体を指す)の人口密度がほかの数十倍に達する、きわめて危険な都市。絶えず怪人犯罪が起こり、治安はかなり悪い。怪人は三大欲求には正直なので、食事処の近くはかなり安全……なのだが、そこにたどり着くまでが危険。興味本位で近付くと、失うものが命だけでは済まなくなる可能性がある。日本では禍都マガツ篠街ささまち殿浜とのはまがとくに有名。


概量害度/等級(がいりょう-がいど/とうきゅう)

 怪人の強さを指す言葉。人・虎・鬼・魔・四神・天の順番に強くなっていく。「害度」と書かれている場合は怪人名のある犯罪者、「等級」と書かれている場合は対策員のものを示している。

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水青のクイド 灯村秋夜(とうむら・しゅうや) @Nou8-Cal7a

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