灯村秋夜（とうむら・しゅうや）

　百物語の十八話目、ＯＧの九条は語り出す。「皆さんは、触ると病を癒してくれるお地蔵さんのことは知ってらっしゃいますか？」

　百物語の92話目。三回生の佐川は語り出す。「これなんですが、現物です」

　百物語の六十四話目。卒業生の仁科は語り出す。「「エドモンクワガタ」。そんなのいないって？　いないっすよ、新種でもないです。あいつが……「べむらー」がやってたプロジェクトの名前で…

　百物語の六十二話目。二回生の先崎は語り出す。「僕ねぇ、じつは大企業の三男坊なんですよ。ん？　いやいや、跡目争いなんてそんな。祖父の葬儀があってから、僕はぜったい実家にいちゃいけ…

　人間の寿命が延びに延びる進化を経た時代。少年「天海カルヤ」は、思春期になると後天的に性別が判明する「性潜性児」であり、性徴の顕化を経て女性になった――が、遊び盛りの彼女がやりた…

　OGの飯田は語り出す。「けっこうね、よくない土地って言わはるやないですか。お向かいさんの土地があかんのです」

百物語の五十一話目、学生の知り合いである坂田は語り出す。「俺、昔闇バイトやってまして。マジでクソヤバいことあったんで、もう足洗ったっつーか、お勤めも済ませてきたんで」

　百物語の九十一話目。OBの間崎は静かに語り出す。「俺もヤバい土地の話するわ。あそこ入ったら帰ってこられんから」

百物語の五話目。三回生の酒井は、微笑む。「案外、オカルトっぽい話って少ないんですね」

2024/8/29、日付が変わってすぐの夢の記録を共有する。

百物語の十三話目。３回生の高畑は語り出す。「生臭ものって言葉、ありますよね。「不浄に近付く行為」はよろしくない、ということなんですよ」

　百物語の九話目。H（匿名希望）は、唐突に語り出した。「先輩が「ウソを前提に聞いてね」って、すんごい誘い文句をかけてきたんですよ」

　百物語の二十六番目、倉木は語り始める。「こっちはさ、怖くない話なんだ。でもアレだ、怪異っつうの？　そういうのが出てくるから、いちおう百物語に入れる資格はあるんじゃねえかなって」

　百物語の四十六話目、二回生の波多野は語り出す。「いちおう、私が体験したことなんですけど……■■圏の田舎にある、変な医院さんのお話です」

　百物語の三十一話目、三回生（留年中）の後藤は語り出す。「あそこ、誰も通りたがらないみたいですね。あの鉄橋だけは避けて、もう少し低いところにあるコンクリの橋を通るのがふつうなんだ…

百物語の十五話目、学生の知り合いである八田（71）は語り出す。「働き盛りだったころに体験したお話をね、どこへ吐き出したもんだか」

百物語の一話目。オカルト研究会・会長の遠野は語り出す。「一話目はオカルト研究会の長である私が担当するよ。ちょうどいいお話を先代から聞いてきた」

百物語の五十五話目、三回生の高市は語り始める。「あれをタイトルにしようかなって。「ももぎさん」……っていう、おまじない」

　私事の記録

百物語の四十四番目、四回生の小津は語り出す。「もしかしたらお前らも見たことあるんじゃないか？　あの虫……」

百物語の七十六話目、四回生の一山は語り出す。「あたしの話は超シンプルで、この指がこうなった理由」

百物語の二十六話目、ＯＢの晴馬は語り出す。「俺が見たものの話になるんだけど……呪いが実在するかもしれんなんて思い始めたの、あれがきっかけだったんだ」

　実話。

　百物語の六十話目、二回生の門野が語り出す。「夏になると、肝試しをする人がけっこういますよね。廃病院なんて行っちゃって……すごく怖いものを見たんです」

　百物語の八話目、三回生（留年中）の後藤は語り出した。「これはフィクションです。まあ、モデルのお話もあるんで、そちらも交えて怪談ってことにしようかな」

　百物語の五十番目。五回生（留年中）の高羽が語り出す。「俺の運命ってさ、決まってるらしいんだよ」

　百物語の二十二番目、一回生の春名は語り出す。「住んでた身としては、あんまり好きになれません。暇さえあればいつもやってる「ゆぞめ」っていう風習がすごく不気味で」

　百物語の五十三番目。二回生の交野が不安げに語り出す。「この件が解決しなかったら、俺たぶん死ぬと思うんですけど」

　百物語の二十三番目、田川が語り出す。「ぼくの番ですね。じゃあ、先輩が逮捕された話をします」

　百物語の六番目。三回生の栗田が語り出す。「ショウケガヤ、という場所で聞いた話だ」

　百物語の二十八話目、大葉が言う。「ちょっと聞きたいんだけどさ、クッソ重いものをさかさまにする方法ってあるか？」

　百物語の四十二番目。四回生の元木は語り出す。「この現象にはすでに名前が付いてるからさ、この話の題名も「うらあるき」ってことにさせてもらう」

　百物語の三十三番目。二回生の相川は語り出す。「私が持ってきたお話は、中学生のときに、信じられないものを吐いたときのことです」

　百物語の四十一番目。三回生（留年中）の後藤は語り出した。「ゲームでいう「裏世界」ってご存知ですか？」

　就活に失敗し、ダンジョン探索者免許を取得した小宮ショウ。しかし、彼が得たジョブは〈ゴミ使い〉という意味不明なものだった。字面のあまりのひどさに落胆する彼は、気晴らしに海岸に行く…

※タイトル通りです。内容が不愉快だと感じた方は、ぜひコメントをお聞かせください。

百物語の三十八番目、二回生の桜間が言う。「“ササゲ”ってご存知でしょうか？　もっとも、あれのことを知ってるのに生きている人がいたら、それこそ変な話ですけれど」

　百物語の二十四番目、倉木が言う。「霊の話なら、俺もあるな」

　怪人のはびこる指定悪鍋都市、禍都（マガツ）。そこには最強の怪人が君臨し、彼自ら定めたルールを敷いていた。 　これは、最強とうたわれた怪人「水青のクイド」にまつわる物語である。

　百物語の二十三番目、八回生の広田が語り出した。「人身事故ってあるよな。現場にいたやつが撮影して写真やら動画をアップするから、保存されて残るんだよ」

　百物語の八十二番目、二回生の佐藤が語り出した。「これほんとおかしいっていうか……僕が狂ってるって思われたくないんで」

　百物語の三十一番目。一回生の園崎は、苦笑交じりながら、憔悴した面持ちで語り出した。「僕もね、この件で警察に相談してて……いや本当にね、シャレにならないんでね」

　三回生の和田は、周囲の困惑をよそに語り始める。「そのお話についてなのですが……私からお話ししてもよろしいでしょうか」

　百物語の二十八番目、番場教授が語り出した。「二点ほど、こういった場面でもなければ話す機会がない話題があるんだ」

　百物語の十一番目、千崎が言う。「この占い、当たっちゃったのよね。ぜんぶよ、ぜんぶ」

　百物語の十四番目、倉木は言う。「出てくるアイテム？の話すると、それこそホラーっぽいんだけどさ……まあでも、やっぱ今でもわけわかんねえわ。」

　百物語の六番目、二回生の佐藤が語りだした。 「自慢じゃないんですけどね、霊感ないんですよ。だからね、あれってマジであるものなんじゃないかなって」