深淵を覗いている。

私はこの詩集を読んで、数年前の紅白で聴いた「命に嫌われている」という曲を思い出した。

だが、思い出しただけで「似ている」わけではない。

この詩の一編一遍は作者様にしか書けないものだろうと感じる。

世界はあらゆる不平等、理不尽が横行していて、けして美しいものではない。

その中で生きて行かなければならないことへ「静かな怒り」を抱いている。

なぜこんな世界に産み落とされてしまったのだろう。

だれが産んでくれと望んだ。

この先に救いは待っているのだろうか。

いろいろと考えてしまった。

最後に。
むきだしの心をさらけだして「深淵」を見せてくれた作者様に敬意を表します。

もしこのレビューコメントが的外れで不快だったならば、ためらわず削除してくださってかまいません。

以上です。
では、体調など崩されぬようにご自愛くださいませ。