第3話 チートの中身?
シロガミネガクエン、シロガミネガクエン
電車のドアが開き、駅の外へ出る。
「これが白ヶ峰学園か...!」
秋人「でけぇな...!」
紅葉「すごいですね...!」
ここは白ヶ峰学園、全国でこの学校の名前を知らない人はいない程の超エリート校だ。語尾に「...!」が着くくらいものすごく大きい。学園ホームページによると30km四方あるのだとか。30km歩くのに約6時間かかるので1周するのに1日かかる。広すぎだろ。
そんなことを考えていると
?「君たち、新入生かい?」
「はい、あなたは?」
?「僕は
?「
高身長眼鏡イケメンと金髪ロr...美少女が話しかけてきた。自己紹介されたので俺達も自己紹介しておく。
指揮「入学式は第1体育館で行うよ。僕たちもさっきまで駅前で道案内をしていて今から向かうところだったんだ、銀くんたちも一緒に行こうか」
紅葉「いいんですか?ありがとうございます」
彩花「と言っても第1体育館は目の前の建物なのです」
俺&紅葉&秋人「「「!?!?!?」」」
秋人「体育館の大きさじゃねぇだろ、これ...」
紅葉「校舎の間違いでは...?」
目の前の建物と言っても駅から500メートル程離れているのでそこそこ歩く。
道中、指揮先輩たちと話しながら歩いていると
男「なぁ、いいだろ?」
女の子「やめてください!」
男「デケェ声出すんじゃねぇ!殺すぞ!」
という声が聞こえてくる。
女の子は壁際に迫られてものすごく怯えた表情をしている。
秋人「なぁ、あれやばくねぇか?」
指揮「ちょっと止めて来るよ。おい!君たt」
「おい、お前何やってんだよ?」
男「あぁん?なんだテメェ、どっかいってろ」
「何やってるか聞いてんだよ」
男「うるせぇ!俺の女と話してて何が悪いんだよ!」
ガンッ
女の子「ヒィッ」
男が壁を蹴りつけ、ヒビが入る。女の子の方は腰を抜かしてしまったようだ。
「君、この男の彼女さん?」
ブンブンブンブン
女の子が首が回るんじゃないかという程のスピードで首を振る。
男「あぁ?何言ってんだよ、お前は俺の女だろ!」
そう言いながら女の子の首をつかみ、体を持ち上げる
女の子「離し...て、苦しい、、、、、.......た、すけ.....て」
ガシッ
俺は男の手首を掴み、徐々に力を入れていく。
「その手、離せよ」
男「あ?離すわけ...」
(なんだ?腕が動かねぇ。というか)
男「いででででで、痛ぇ!いてぇよ!はなせ、離してくれ!」
バタッ
女の子「はぁ、はぁ、はぁ」
男は痛みに耐えきれず、女の子の手を離す。
男「離せ!離せよ!いでででで、いだい、いだいいいいぃ!」
「お前はこの子が離してって言った時離したのか?」
指揮「...がねくん」
男「うるせぇ!はなせ!ああああああああああああぁ!」
メキメキッ
「反省する気もないのか?あ?」
男「ヒッ」
指揮「しろがねくん」
メキメキメキメキッ
指揮「銀くん!!!」
「はっ、、、」
指揮先輩に呼ばれて我に返る。
「すみません指揮先輩。もしかして俺、暴走してました?」
指揮「何回も呼んだんだからね?まったく。というかその手、離さないと彼、やばそうだよ」
バキッ
「「「あ」」」
男「ああああぁあああああぁあああああああああああああああああああぁぁぁ」
男は手首が折れ、のたうち回る。
「すみません。先輩...」
指揮「気にしなくていいよ。彼の自業自得だし。というかあんな無茶しないこと、いいかい?」
「はい...」
指揮「それじゃあこっちは片付けておくから、早く入学式へ行っておいで」
「ほんとすみません......」
指揮「いいからいいから」
申し訳なさを感じながら、紅葉と秋人の元へ戻ると
紅葉「冬真さん!?危ないことはしないでください!!!!!」
紅葉がお怒りだった。
紅葉「いいですか!?冬真さんがお強いのは知っています!ですけど、それが危ないことに突っ込んでいいという理由付けにはなりません!」
「はい、ごめんなさい...」
秋人「おいお前ら、早くしねぇと入学式始まるぞ」
紅葉「...今は入学式だからとやかく言いませんけど!次心配かけたら分かりますよね?」
「は、はい...........」
そうして俺たちは体育館に入っていくのであった。ありがとう、秋人。
転生したので青春謳歌してみる ふぁふ @falfaf1
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