占い師のネネは死霊使いでもあり、亡くなった動物を降霊し、意思疎通を図ることができます。
彼女の詳しい生い立ちは、第2話の時点では明確にされていませんが、独白や台詞を読む限り、かなり壮絶な過去があるようです。
そんなネネの傍らには、いつも犬のノーチがいます。
この子がとっても可愛らしく、この子がいるだけで、ネネがどれだけ救われているのか、よく伝わってきます。
ネネもノーチもお互いを思い遣っているのが分かり、それだけで、動物好きとしては嬉しくなります。
そして、ネネとノーチを見守る魅力的なキャラクターの1人に、メイドのエルヴィラがいます。
少し厳しいところもあるエルヴィラですが、ネネのことを気にかけているのが分かり、彼女とネネの関係は家族のように見えます。
言葉を交わさずとも、ネネの心の内を理解している彼女は、ノーチ同様に、ネネの心の大切なところに立っているようです。
ストーリーはと言うと、死霊使いでもあるネネは、亡くなった動物と心を通わせることで、貴族社会の闇を垣間見ることになります。
その中で起こる様々な事件には、亡くなった犬や猫などの動物が現れ、亡くなった背景を知ると切なくなります。
また、事件の背景にある闇は、少なからずネネの過去と重なる部分があるのか、彼女は事件の度に消耗し傷ついていきます。
それでも、何ごとかを成そうとする彼女は、健気に映ります。
総じて、キャラクターの心情描写がうまく、読んでいて感情移入してしまう作品です。
特に動物の描写がかわいいため、思わず、もふもふしたくなります。
今後、ネネの過去がどのように明かされ、それが貴族社会の闇とどう関係していくのか。
続きが気になります。
と、言ったりする私ですが、犬や猫を飼うことは親に許して貰えなかった。
随分後で、知ったことですが、ウチが商売をしていて、お客さんがうるさがるから、と母に言われてましたが、本当は母が犬嫌いだったようです。
一度許されて、縁日で買ったひよこを6匹飼いましたが、餌の争奪戦で生き残った1匹は我が儘で、鶏になっても、何も言うこときいてくれませんでした。
私はもう要らないと言ったので、余所にあげたそうです。
暫く経って、余所から貰ったフライドチキンが食卓に出てきました。、私だけ食べていいと言われましたが、その時は意味が分かりませんでした。
もう。お分かりですね。生き物を飼うのは難しいです。
腰や脚に病気があるので、今から書くのは困難です。散歩連れて行けないし。
あなたの作品の「生き物」は、どうなりますかね?楽しみです。
呪いが出来れば・・・。
今迄、呪い殺したい、って思ったことは1ダース以上あります。
なかなか、SFのようにはいきませんね。もう人生の下り坂の私には、「あるがままに生きる」しかないと思っています。